コウモリの糞の臭いは池やドブのような臭い!天井や壁の中は大丈夫?

2021.4.30

コウモリの糞の臭いは池やドブのような臭い!天井や壁の中は大丈夫?

家の天井裏などに住み着き、人間に被害を与えるコウモリ。そんなコウモリのふんによる被害には、ふんをされた場所が汚れるだけでなくさまざまな感染症を引き起こす可能性おそれがあります。またコウモリのふんは0.5センチ~1センチほどの小さなものですが、これらのふんがたまることで強烈な臭いを放ちます。

今回は、そんなコウモリのふんの臭いとその危険性を中心に、コウモリの対策についてご紹介します。現在、コウモリのふん害に悩まされている方も、被害はないけれど事前に予防したい!とお考えの方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ドブのような臭い…?コウモリのふんの臭いと特徴について

さまざまな被害を引き起こすコウモリのふんは、一体どのような臭いがするのでしょうか?コウモリのふんは、ドブの臭いに似ているといわれています。もし天井裏やベランダなどからこのような臭いがする場合、コウモリが住み着いている可能性があるでしょう。

臭い以外のふんの特徴も見ていきましょう。コウモリのふんの大きさは0.5センチ~1センチほどで、色は黒く、細長くねじれた形をしています。またコウモリは昆虫を食べて生活していることから、ふんの質感はもろく、崩れやすくなっています。

コウモリのふんはネズミのふんと形がよく似ているため、見た目だけではコウモリのふんかどうか判断できない場合があります。そんなときは、ドブのような臭いがあるかどうかで判断するといいでしょう。

コウモリのふん害とはどのようなものか――危険性と掃除の仕方

コウモリのふんを臭いや形状などから判断できたら、つぎは早急にふんの掃除をすることが重要となります。ここではふん害の危険性やふんの掃除の仕方についてご紹介します。

コウモリは排泄の頻度が多い

コウモリのふんの臭いや特徴についてご紹介してきましたが、じつはコウモリはふんや尿を排泄する頻度が多い生き物であることをご存じでしたか?コウモリの体重は10グラムほどと軽いのが特徴ですが、それは毎日大量に排泄しているからなのです。

また、コウモリは集団で住み着くことが多い生き物。そのため何十匹ものコウモリが同じ場所に大量にふんや尿を排泄すると、あっという間に住み着かれた場所が傷んでしまい、強烈な悪臭を放つ原因になります。もし住み着かれた場所が天井裏であった場合、木材が腐って天井が抜けたりする可能性もないとはいえません。また、コウモリは飛びながらふんをすることもあるため洗濯物や家の外壁を汚すこともあるのです。

さらに、コウモリはさまざまな病原菌を持っている可能性があるため、感染症を引き起こすことがあります。そのため絶対に素手で触らないように注意しましょう。またコウモリのふんも同じく病原菌を含んでおり、乾燥してくずれてくると空気中にふんの微粒子やさまざまな菌が舞い上がるため、感染症を引き起こす原因になることがあります。

このような被害を防ぐためにも、ふんを見つけたらすぐに掃除に取りかかる必要があります。

ふんの掃除の仕方

コウモリのふんを掃除するときは舞い上がったふんの微粒子などを吸い込んでしまわないよう、必ず以下のものを着用しましょう。

 マスク
 手袋
 帽子
 ゴーグル
 殺菌剤
 汚れてもいい・捨ててもいい服

これらを着用したらちりとりやほうきなどを使い、ふんを集めていきます。新聞紙などのいらない紙でつまみ、そのままふんと一緒に捨てるのもおすすめです。

ふんを掃除できたら、ふんのあった場所を必ずアルコールスプレーなどで消毒してください。ちりとりやほうきなどの掃除用具も消毒しておくといいでしょう。

掃除も殺菌も終わったら、着用していた服は必ず洗濯してきれいな状態に戻すか、そのまま捨てるようにしましょう。コウモリのふんや菌が付着している可能性があるためです。

もしふんのある場所が天井裏やエアコンなどで掃除がしにくい場合は、自分で無理にしようとせずコウモリ駆除のプロに掃除してもらいましょう。少しでもふんが残っていると不衛生なので、自分でできないと思ったら業者を頼るのが賢明です。

糞の掃除のしかた

知っておきたい!コウモリの1年の過ごし方

完全なコウモリ対策をおこなうためには、ふんの特徴や掃除方法だけでなくコウモリの1年の過ごし方を知ることも重要です。コウモリの活動がもっとも盛んになる時期は7~8月で、春に受精をし、初夏~夏のあいだに出産して外で活発に飛びまわります。秋ごろまで活動は続き、冬の寒い時期には冬眠します。

このため、コウモリが活発化している夏の時期は、コウモリが家の中に侵入してきたり住み着いたりする被害が増えるということです。それを防ぐために、コウモリが活発化する前の時期(4~6月)にしっかりと対策しておくことが肝心なのです。

冬はコウモリの活動が停止する時期ですが、油断してはいけません。なぜなら、夏の時期に侵入してきたコウモリが家の中でそのまま冬眠している場合があるからです。その際は、正しい方法でコウモリを外へ追い出す必要があります。

このように、コウモリの1年の過ごし方をおさえることは早めのコウモリ対策や正しい駆除をすることにつながります。では、具体的にどのようにしてコウモリを追い出したらいいのでしょうか。また、侵入させないようにするには…?つぎで詳しくご紹介します。

コウモリは殺しちゃダメ!コウモリの追い出し方

コウモリは殺しちゃダメ!コウモリの追い出し方

コウモリは「鳥獣保護管理法」という法律で守られている動物のため、ふん害がひどいから、見た目が気持ち悪いからといった理由で許可なく傷つけたり殺したりすることは禁止されています。またけがをしたコウモリを保護するという場合でも、自治体の許可が必要になってきます。

そのため、コウモリを傷つけたり殺したりせず、安全な状態で追い出すのが適切なコウモリの駆除方法といえます。それでは、コウモリの追い出し方について見ていきましょう。

虫取り網で捕まえて外に出す

虫取り網をうまく利用してコウモリを追い出す方法です。スムーズに捕まえられれば問題ありませんが、うまくいかない場合は傷つけない程度にコウモリを突っついたりして窓の外へ誘導するのもいいでしょう。外へ追い出したら、すぐに窓を閉めることを忘れずに。

窓を開けて蚊取り線香などを焚く

コウモリは煙が苦手なため、部屋の中に入ってきた場合は窓を開けた状態で蚊取り線香を焚いておくとそのまま外へ出ていくことがあります。外へ出て行ったらすぐに窓を閉めるようにしましょう。天井裏で使用する際はコウモリの侵入口を把握し、出て行ったことをしっかり確認できるようにしてください。くん煙タイプのネズミの忌避剤でも同じ効果を得られるでしょう。比較的広い空間で使用するのに適しています。

忌避スプレーなどで追い出す

市販されているコウモリ用の忌避スプレーを使う方法です。殺傷能力はなく、コウモリの苦手な臭いを発するだけなので効果はそれほど持続しませんが、即効性があり素人でも使いやすいものです。比較的狭い空間で使用するのに適しています。

冬眠中のコウモリはどうする?

冬眠中のコウモリは体を丸めて動かない状態になっており、忌避スプレーなどをかけても反応しない場合があります。その場合、無理に追い出そうとするとコウモリを傷つけたり殺してしまったりする可能性があるため、冬眠中のコウモリの駆除はなるべく控えたほうがよさそうです。どうしても追い出したいときは、コウモリ駆除のプロに相談してみましょう。

コウモリを捕まえる方法をいくつかご紹介しましたが、窓のない空間にいるため簡単に追い出せない場合や、天井裏や壁の中など手の届かないところにいるため駆除が難しい場合もあるでしょう。そんなときは、コウモリ駆除のプロに依頼して確実に追い出してもらうのがおすすめです。

コウモリを侵入させないための方法

コウモリを追い出せたら、つぎはコウモリの侵入口をふさいで二度と侵入させないようにしましょう。コウモリは住み着いていた場所に戻ってくる習性があるため、侵入口をそのままにしておくのはNGです。また、コウモリが侵入しそうなところを事前に見つけてふさいでおくことも重要です。侵入口をふさぐおもな方法は以下の2つです。

金網でふさぐ

コウモリはわずか1~2センチほどの隙間からでも侵入できるので、それよりも目の細かい金網で隙間をふさぎましょう。通風口や配管のように、完全にふさぐと支障が出る箇所に使うのが最適です。またパンチングメタル(丸い穴が開いたシート状の金網)を使用するのもおすすめです。

シーリング材でふさぐ

隙間の大きさや形に合わせて完全にふさぐことができるシーリング材は、屋根と壁の隙間やシャッターの隙間などに適しています。シーリング材で埋める場合は、シーリングがはがれないように事前にホコリなどをしっかり取り除いてからにしましょう。

コウモリのおもな侵入口

コウモリは以下の隙間から侵入してくることが多いです。自宅の状態を念入りにチェックして、以下のような隙間があった場合は金網やシーリング材でふさぐようにしましょう。

 窓やドアの隙間
 屋根と壁の隙間
 壁の中
 エアコンの配管
 雨戸の戸袋
 換気口
 通風口

まとめ

コウモリのふんの臭いや特徴をはじめ、コウモリの駆除方法や侵入防止策をご紹介してきました。コウモリのふんかどうかは、その臭いや見た目の特徴などを知っておくことでしっかり判断できるようになります。もしコウモリのふんを目撃したら、正しい方法で掃除をおこない、きれいな状態を保つようにしてください。

もしコウモリが家に侵入してきた場合は、駆除はもちろん、駆除後の侵入防止も忘れずにおこないましょう。自分でやるのが難しいときは、プロに相談することをおすすめします。複数の見積りを無料でとることができるので、気軽に活用してみてくださいね。

このコラムが、あなたのコウモリ対策に役立つことを願っています。

コウモリ駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コウモリ駆除」をご覧ください。



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