ご家庭のドアノブに緩みが出たり、ガタガタしたりしていませんか?
これらの症状を放置していると、ある日ドアが開かなくなるなどのトラブルにつながるおそれがあります。
ドアノブの緩みにはさまざまな原因がありますが、多くの場合は劣化や内部部品によるものといわれています。特に開閉頻度の高い場所のドアノブは内部のネジが緩みやすく、ドアのガタつきが生じてきます。
このようなネジの緩みが原因であった場合、ご自身でも簡単に直すことができます。そこで今回は、ドアノブの緩みの直し方と注意点についてご紹介していきます。
目次
ドアノブの緩みはどこの緩み?ドアノブ不調のサインとは
ドアノブに緩みが生じてガタガタしたり、ドアノブの台座とドアの間に隙間が空いてきたりすることがあります。これらの症状の原因は、ドアノブの劣化や取り付けネジの緩みであることがほとんどです。
このような不調のサインが生じた場合は早めに対処する必要があります。ドアノブの不調をそのまま放置してしまうと、突如ドアノブが外れてしまったり、ドアが開けられなくなるなどのトラブルにつながります。
ドアノブの緩みの直し方は簡単ですので、多くの方がご自身で直されているようです。
修理・交換の前に知っておきたいドアノブ部品の名称
ドアノブの緩みの直し方は、ドアノブの形状によっても異なってきます。ご家庭のドアノブがどのような形状なのかを確認しましょう。
ドアノブの形状
ドアノブの形状は大きく分けて3種類があります。
「円筒錠」「レバーハンドル」「装飾錠」それぞれの特徴をみていきましょう。
・円筒錠(インテグラル錠)
トイレ、風呂場でよく使われる形状のドアノブです。円筒錠は構造が複雑ではないため、防犯性が低く、一般的には室内で使われます。
インテグラル錠は、見た目が円筒状と似ており、主に玄関や勝手口に使われることが多いドアノブです。室内側に鍵を開け閉めするサムターンというつまみがあるのが特徴です。デッドボルトという部品があるため、強度は円筒錠よりも増します。
しかし、円筒錠と同様に強い衝撃を与えたり、壊したりすることで簡単に開いてしまうという弱点があるため、防犯対策には補助錠を取り付けるか、もしくは鍵を交換するなどの処置を施す必要性が高いです。
・レバーハンドル
玄関からトイレ、室内ドアまでさまざまな場所に使われており、円筒錠よりも使い勝手がいい形状のドアノブです。ハンドルが握りやすく、軽い力でドアの開閉ができます。両手に荷物があっても肘でレバーハンドルを押せばドアが開くので、ケガをした方や子ども、お年寄りでも開けやすく人気があります。
・装飾錠(サムラッチ錠)
主に一軒家の玄関ドアに使われる、アンティーク調で重厚感のあるドアノブです。サムラッチ錠ともいわれます。
親指でつまみを押してドアを開けるタイプで、デザイン性の種類も多いのが特徴です。
部品名称
・サムターン:デッドボルトを出し入れして施錠、解錠するためのつまみのことです。
・錠ケース:錠前の機構部がおさめられている部分で、錠本体ともいいます。ドア内部に取り付けるものを彫込錠、ドア表面に取り付けるものを面付け錠と名称が変わります。
・シリンダー:鍵で操作して施錠、解錠する部分です。
・握り玉:ラッチボルトを後退させるための玉状の取手(ノブ)のことです。取手がレバーハンドルのものをレバーハンドル錠といいます。
・丸座取付ネジ:外側丸座に固定されている取付柱のネジ穴にねじ込んで、丸座と握り玉を取り付けるためのネジのことです。
・シリンダー/サムターン止めピン:シリンダーやサムターンを錠ケースに固定するピンです。
・デッドボルト:施錠(本締り)するためのボルトで、鍵やサムターンで操作するものです。かんぬきともいいます。
・ラッチボルト:扉が風圧などで開かないように仮締りするためのボルトです。
・ケース振れ止め:錠ケースを扉に固定させる部材で、錠が長期間、安定して作動するようにしたものです。
・取付柱:外側丸座に固定されている柱のことです。ネジ穴が設けてあり、これに室内側から丸座取付ネジをねじ込んで握り玉、丸座を取り付けるようになっています。
・フロント裏板:錠ケースに固定されている取付用の板で、フロントと一体のものもあります。
・フロント:扉の内部に取り付けられた錠ケースの前面部を覆う化粧板のことです。
・受座/ストライク:枠に取り付けられる部品で、それに設けられた穴にデッドボルトやラッチボルトが入り込んで施錠される仕組みになっています。
・箱受/ストライクボックス:受座を取り付けるための枠を覆うための部品です。
ドアノブ交換にゼッタイ必要なサイズはどこを測ればいい?
ドアノブを交換する場合に欠かすことのできない作業があります。
それは、以下6つの情報を事前に把握しておくことです。
・ドアの厚さ
・フロントの幅
・フロントの長さ
・メーカー名
・ビスピッチ(ビスの中心から中心までの寸法)
・バックセット(ドアの端からノブ(鍵穴)の中心までの寸法)
これらの情報をもとに、修理もしくは交換をしていきます。
ドアノブの緩みの直し方
用意するもの
マイナスドライバー、プラスドライバー
手順
1)ノブ内側のドライバーでゆるめてレバーを外します
2)マイナスドライバーでカバーを外します
3)ネジを交互に締めます
4)取り外した手順と逆手順で取り付けます
ドアノブの緩みの直し方は非常に単純ですが、交換をする場合はもう少し作業工程が増えてきます。また今回ご紹介した方法は基本的な手順ですので、ドアノブの形状や製品によって若干異なります。
まとめ
ドアノブに少しでも不調を感じているのであれば、早めに修理や点検をしておくことをおすすめします。よく、ドアノブが開かなくなって部屋に閉じ込められてしまったという話を耳にしますが、これらのトラブルは突如起こるものではなく、必ず予兆があったにもかかわらず放置した結果起こってしまったものといわれています。
ドアノブの緩みの直し方は非常に単純ですので、「あれ?」と感じられた際はご自身でメンテナンスしてみるのもいいでしょう。
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