自宅のトイレから異音がしたら!音別にみる原因と対処方法まとめ

2021.4.30

自宅のトイレから異音がしたら!音別にみる原因と対処方法まとめ

私たちが一日に何度も使用するトイレで、異音を感じたことはありませんか?一見どこも調子が悪いようには見えないのに、異音が続けば「急に水があふれてきたらどうしよう!」と不安な気持ちになりますよね。

トイレからあきらかな異音が聞こえる場合は、何らかの異常が考えられます。しかしそれらの異常は緊急対応が必要なものから、そうでないものまでさまざまです。

そこで今回はトイレの異音に的をしぼり、その原因や対処方法について、分かりやすくご紹介していきます。「以前から興味はあったけどやり方が分からなかった」という方は、いざという時に備えてぜひ参考にしてください。

トイレの異音の原因は?

まずはトイレの異音から、タイプ別に原因を見ていきましょう。

「ピシャピシャ」と床下や排水管から聞こえるとき

トイレで水を流したときに「ピシャピシャ」という音が床下から聞こえる事があります。正常なトイレであれば、使用後に水を流してから5~10分経過すれば音がおさまるはずです。しかし長時間「ピシャピシャ」という音が続くのであれば、それは便器から水が流れているのかもしれません。
タンク内のゴムフロートが劣化していないか?や、ゴミが詰まっていないか?を確認してみましょう。

「ポタポタ」「チョロチョロ」とタンクから聞こえるとき

トイレの水を流した後10分経過しても、トイレのタンク内から「ポタポタ」「チョロチョロ」「シューッ」という音がしていたら、まず水漏れを疑います。この場合はタンク内部にある「ボールタップバルブ」という水の開閉を調整するものや、ゴムフロートが異常をきたしている可能性があります。

「ゴボゴボ」と排水管から音が聞こえるとき

トイレの水を流したときに「ゴボゴボ」という音が聞こえる場合は、不安を感じると思います。しかしこれは一般的に「空気と水が混ざりながら流れていく音」なので、流れ方に異常がなければ特に問題はありません。一方で、レバーを回してもなかなか水が流れていかない状態であれば、排水管になんらかの異物が詰まっているおそれがあります。

この異音はトイレからじゃない…ウォーターハンマー現象とは

主にキッチン・洗面所・浴室など「トイレ以外の場所」で水を使用しているときに、トイレの水を流すと「ゴンゴンッ」という音が聞こえることがあります。このような場合には「ウォーターハンマー現象」の可能性があります。

「ウォーターハンマー現象」は建物の配管を通る水が、急に停止されたとき、水が逃げ場を失ってしまい、配管の中の圧力が急に上昇することによって起こる現象です。まるでハンマーで叩いたような音がすることからこのように名づけられました。

この現象は、特にシングルレバー水栓で勢いよく水を流した直後に起こりやすい現象です。この場合は、なるべくゆっくりと水栓を締めるように気を付けるとか、「水撃防止器」を設置するなどの対処が有効だといわれています。
          トイレの異音の原因は?

トイレの異音はほとんどがトイレ詰まり!!直すときの注意点

つぎにトイレの詰まりによる異音がする場合、直す時に注意すべき点について見ていきましょう。

溶けない異物が詰まっている場合

トイレの便器に「水に溶けない異物」を落としてしまったときは、ラバーカップで急な圧力をかけてはいけません。ラバーカップで急な水流を起こすことによって、汚水管の奥に異物が移動してしまい、取り出すことができなくなってしまう可能性があるからです。水に溶けない異物の場合、むやみに触らず利用を中止して業者に相談することをオススメします。

溶ける異物が詰まっている場合

トイレの詰まりを直すとき「水に溶ける異物」に対してはお湯をかけることも効果的です。しかし早くふやかしたいからといって「熱湯」を注ぐと、便器に亀裂が入る恐れがあるのでやめましょう。適切な温度は40~60度程度です。

注意事項

トイレのタンク内の様子を確認しようとして、便座の上によじ登ることはやめましょう。トイレの便座や蓋は、主にプラスチックで作られています。これらは人が腰掛ける程度の負荷にしか耐えることができません。体の大きな大人が全体重をかければ、便座や蓋は簡単に割れてしまいます。

便器自体は丈夫に作られていますが、衝撃を与えればヒビが入ったり、割れたりする可能性もあります。そのためタンク内の様子を確認したいときは、頑丈な椅子や踏み台を用いるようにしましょう。
      トイレの異音はほとんどがトイレ詰まり!!直すときの注意点

この方法が安全!【お湯+パイプクリーナー+ラバーカップ】

続いて「水に溶ける異物」をトイレに落とした場合、安全な対処法といわれている「お湯+パイプクリーナー+ラバーカップ」を使った方法を、それぞれみていきましょう。

お湯を流す

(1)バケツを用意し、便器に溜まった水をできるだけ汲み取ります。こうすることで、お湯を入れた時に温度の低下を抑えることができ、異物をふやかす効果がUPします。
(2)バケツに汲んだ水を便器に流してみます。なるべく高いところから流すと、その勢いで異物を押し流しやすくなります。
(3)詰まりが解消しないようなら、再び便器の水を取り除き、40~60℃程度のお湯を沸かします。(熱湯を用いると便器がヒビ割れる可能性があるので注意)
(4)バケツに汲んだお湯を便器に流します。
(5)(3)~(4)を繰り返します。

パイプクリーナーを流す

水道修理の業者が使っている強力なパイプクリーナーを使う方法もあります。
パイプクリーナーはインターネットで簡単に購入することができます。万が一の事態に備えて、家に用意しておくと安心です。ただし、業者用の薬剤は強力な成分を含むため、使用時の注意を守って慎重に扱いましょう。

ラバーカップで引っ張る

上記の方法でも直らないときは、ラバーカップを使用します。ここでは洋式トイレにおけるラバーカップの正しい使い方を見ていきます。

(1)トイレのタイプに合ったラバーカップを選ぶ
ラバーカップには「和式用」と「洋式用」の2種類があります。近年の住宅では洋式トイレのご家庭が多いと思いますが、間違えずに選びましょう。洋式トイレ用は中央に出っ張りがあります。

(2)ラバーカップを静かにゆっくりと、便器に押してへこませる
「もうこれ以上は押し込めない」というところまで押しましょう。

(3)ラバーカップを勢いよく引っ張り上げる
ラバーカップは真空状態で引っ張る事によって吸引力を発揮します。勢いよく引っ張り上げましょう。

(4)(2)~(3)を数回繰り返す
「ゴボゴボ」と音が聞こえたり、詰まりが解消されたりしたような感覚が伝わってきたらOKです。

ラバーカップを使用すると便器の汚水が飛び散る可能性があります。水が飛び散るのを最小限に抑えるには、ごみ袋や新聞紙などを床に敷いたり、便器をビニールシートで覆うなどするのが有効です。
      この方法が安全!【お湯+パイプクリーナー+ラバーカップ】

改善できないときは…

水洗トイレから異音がするときは、まず音の感じから原因を探って対処してみましょう。パイプクリーナーやラバーカップを用いれば、自分で詰まりや異音を直すことができるかもしれません。それでも改善されない場合は、どうしたら良いのでしょうか?

そんなときは無理をせずプロにまかせましょう。水漏れ修理や、トイレつまり工事をしてくれる業者に依頼することをオススメします。

まとめ

いかがでしたか?ここまで水洗トイレから異音がしたときの対処方法についてご紹介してきました。水洗トイレから異音がする原因は、ほとんどの場合が異物による詰まりが起きている可能性が高いです。

トイレ詰まりの対処は、いくつかのポイントを押さえておけば難しくはないと思います。 このような対処方法を覚えておけば、いざという時に問題を解決できるかもしれません。一方で誤った対処方法をして、かえって高くついてしまうということも考えられます。

そんなときは慌てずに、信頼できる業者に見積りをご依頼ください。そして水漏れやトイレ詰まり工事のプロに修理を依頼するのが一番の対策と言えます。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「水漏れ修理・トイレつまり工事」をご覧ください。

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