洗面所つまりの原因別解消法!業者を呼ぶべき基準と選び方のポイント

2021.4.30

洗面所つまりの原因別解消法!業者を呼ぶべき基準と選び方のポイント

洗面所がつまるおもな原因は、汚れや固形物が排水管のなかなどにたまって水の流れをせき止めることです。今は水はけが悪い程度の軽いつまりでも、そのまま放っておくと状態が悪化し、完全につまってしまうこともあります。

洗面所の軽いつまりであれば自分でも直せますが、排水管の奥のほうでつまっている場合などは業者でなければ対処できなくなります。もしも原因や対処の仕方がわからない場合には、一度業者にみてもらうのが安心です。

このコラムでは洗面所がつまる原因と解消する方法、つまりが起こらないようにする対策、どのような場合に業者に頼んだほうがよいのかを解説します。弊社では加盟業者が現地に伺って無料調査を実施していますので、原因がわからなくてどうすればよいのかわからない場合にはお気軽にご相談ください。

洗面所つまりの原因と見分け方

洗面所がつまる原因には、おもに以下の3つが考えられます。

・髪の毛や石けんカス、ぬめりなどのゴミや汚れが排水管の内側にこびりついている
・排水管のなかに落としたヘアピンなどの固形物が引っかかっている
・床下や屋外の下水管がつまっている

どの原因でつまっているのかによって対処法が変わるので、まずは原因を突き止めることが大切です。洗面所のつまりの原因は、その症状によってある程度見分けることができます。以下の表をご覧ください。

洗面所つまりの原因別解消法一覧
つまりの原因 おもな症状 おもな解消法
ゴミや汚れがこびりついている ・水がたまって徐々に流れていく
・流れの悪さが少しずつ悪化している
排水管を掃除
排水栓を掃除
固形物が引っかかっている ・急に流れが悪くなった
・完全に流れなくなった
排水管を分解して掃除
下水管がつまっている ・完全に流れなくなった
・ほかの排水口から水が逆流してくる
業者に依頼

これらの症状と原因はあくまで目安です。原因は複合的に発生していることもあるでしょう。たとえば、それだけではつまらないような小さな固形物が引っかかっている場合でも、そこに髪の毛などがたまっていくことでつまりに発展するといったこともあります。

原因がわからない場合は業者の無料調査を活用しよう

原因がわからないからといってあてずっぽうに対処すると、つまりを奥に押しやって状況を悪化させてしまうこともあります。そうなると自分では手に負えなくなって業者を呼ぶしかなくなったり、水漏れなど別のトラブルに発展して修理費用がかかってしまったりということもあるのです。

洗面所がつまっているときには、状態が悪化する前に水道業者に無料調査を依頼するのがおすすめです。多くの水道業者では、無料調査を実施しています。水道のプロであれば、より確実に原因を特定してくれるでしょう。

調査をしてもらって軽いつまりだとわかったら、修理の依頼はせずに自分で直すというのもひとつの方法です。業者に頼むのが不安な場合は、この後の「▼洗面所のトラブルは業者に頼むのが確実」をご参考ください。

排水管を掃除してつまりを解消する方法

洗面所で使うことの多い石けんなどの洗剤には、油脂が含まれています。油脂は乾燥すると排水管の内側でこびりつき、水を流しただけでは取れなくなるのです。また、気付かないうちに髪の毛が落ち、排水口に流れてしまえばそれが汚れにくっついてつまりに発展することがあります。

このように、ゴミや汚れが排水管の内側に蓄積して水が流れにくくなっている場合、排水管の内側を掃除することで解消できます。排水管の掃除にはいくつかの方法がありますので、それぞれみていきましょう。

ラバーカップを使う方法

ラバーカップは排水管のつまりを解消する道具で、ホームセンターや100円ショップなどで販売されています。トイレで使うイメージが強いかもしれませんが、洗面所などの排水口用のものもあります。

トイレ用のものはゴム部分の先端がすぼまっているのに対し、洗面所用のものはお椀型になっているのが特徴です。トイレで使うものとは別にひとつ用意しておくと、衛生的にも安心でしょう。

洗面所つまりの原因別解消法!業者を呼ぶべき基準と選び方のポイント

ラバーカップは、排水口のなかを真空状態にして、たまっている水を引っぱり上げることでつまっているものを動かして流す仕組みです。排水管の途中に引っかかっている程度のゴミや汚れであれば、これで取り除くことができます。

ラバーカップの使い方
(1)洗面台にラバーカップのゴム部分がつかるくらいまで水をためます。
(2)ラバーカップのゴム部分を排水口に押し付け、ゆっくり押し込んでゴム部分の空気を抜きます。
(3)ラバーカップを勢いよく引っぱります。
(4)洗面台にためた水がスムーズに流れていくまで、(2)と(3)を繰り返しましょう。

洗浄剤を使う方法

排水管のなか汚れを分解する成分を含んだ洗浄剤を流せば、ある程度の汚れを落としてつまりを解消することができます。洗浄剤は、ホームセンターやドラッグストアなどで売られています。市販の洗浄剤は強力ですので、使用する際には必ず換気をし、ほかの洗剤と混ざらないよう注意が必要です。

重曹とクエン酸を混ぜて安全な洗浄剤を自作することも可能です。重曹やクエン酸は、スーパーやドラッグストアで販売されています。比較的手軽な方法ですので、普段のお掃除にも活用するとよいでしょう。

市販の洗浄剤を使う場合
(1)洗浄剤を排水口に流し込みます。流す量は、製品の説明書を確認しましょう。
(2)そのまましばらく放置します。放置しておく時間は、製品の説明書を確認しましょう。
(3)水で洗い流します。
(4)つまりが解消されない場合は、(1)~(3)を何度か繰り返します。
重曹とクエン酸を使う場合
(1)水とクエン酸を、2:1の割合で混ぜます。クエン酸は、お酢でも代用可能です。
(2)排水口のなかと周りに表面がかくれるぐらいの重曹を振りかけます。
(3)重曹をなじませるようにして15分ほど放置してください。
(4)(1)で混ぜた水を重曹の上にかけると、重曹が泡立っていきます。
(5)そのまま30分~1時間ほど放置します。
(6)泡が落ち着いたら、ぬるま湯で洗い流しましょう。
(7)つまりが解消されない場合は、(1)~(6)を繰り返します。

パイプクリーニングブラシを使う方法

パイプクリーニングブラシは、長くて柔らかい金属製のホースの先端部分に円筒状のブラシがついている器具です。排水管の奥まで差し込み、ブラシ部分を使って手の届かない排水管の内側を掃除することができます。パイプクリーニングブラシは、ホームセンターなどで販売されています。

パイプクリーニングブラシの使い方
(1)排水口のヘアキャッチャーなどを外し、パイプクリーニングブラシを差し込みます。
(2)奥まで差し込んでいき、引っかかりを感じたところでブラシをこすりつけるように動かしたり回転させたりしましょう。
(3)ある程度動かしたら、ブラシを引き抜いて汚れを取り除きます。
(4)水を流してみてつまりが解消されていない場合は、何度か繰り返し掃除してみましょう。

排水栓を掃除してつまりを解消する方法

排水栓は排水口の入口で、洗面台とその下の排水管をつないでいる部分のパーツです。排水栓にはゴミが排水管に流れていかないようにフタやヘアキャッチャーが取り付けられています。ここに髪の毛や石けんカスがたまり、水の流れをふさいでしまうことがあるのです。この場合、排水栓を取り外して掃除すればつまりは解消するでしょう。

排水栓の掃除に必要な道具
・ゴム手袋
・雑巾など不要な布
・歯ブラシなど掃除の道具
・洗浄剤
・ウォーターポンププライヤー

排水栓の外し方

排水栓は洗面台の底と排水管との間に固定されていますので、掃除をするためにはここから取り外しましょう。排水栓には大きく分けて、「ゴム栓式」と「ポップアップ式」があります。

排水口のなかが見えていて、ゴム製の栓をして水をためるのがゴム栓式です。排水口の上に金属の栓がついていて排水口のなかは見えず、蛇口周辺のボタンなどで栓の開け閉めをするのがポップアップ式です。

洗面所つまりの原因別解消法!業者を呼ぶべき基準と選び方のポイント

ゴム栓式の場合
(1)洗面台の下で洗面台と排水管を接続している大きなナットを、ウォーターポンププライヤーで緩めて外します。
(2)ナットを外すと、洗面台の上から排水栓を引き抜くことができます。
ポップアップ式の場合
(1)ポップアップ式の排水栓は、栓が排水管のなかに落ち込んだ状態では、取り外せなくなってしまいます。それを防ぐために、栓をあげたところに雑巾などを挟み込んでおきましょう。
(2)洗面台下の排水管をたどって、「アーム」という水平に伸びる棒状の金具を見つけてください。そこにピンやクリップで垂直に止められている「引き棒」という棒状の金具があるかも確認しましょう。
(3)アームから、引き棒を引き抜きます。引き抜く前に、引き棒が固定されている位置にマジックなどで目印をつけておくと、もとに戻すときに便利です。
(4)アームと排水管の接続部分のナットを緩め、アームを引き抜きます。
(5)アームを外すと、洗面台の上から排水栓を引き抜くことができます。

排水栓掃除の手順

排水栓を取り外したら、つまりの原因となっているゴミや汚れを掃除していきましょう。排水栓を外した状態の洗面台に水を流すと、排水管から水が漏れてしまいますので、掃除している間は洗面台を使用しないようにします。掃除の手順は、以下のとおりです。

(1)外した排水栓のゴミを歯ブラシなどで取り除きます。
(2)こびりついた汚れは、洗浄剤を混ぜたお湯などにしばらくつけておくことで分解することができます。
(3)きれいにすることができたら、外したときと逆の手順で洗面台に排水栓を取り付けましょう。

固形物のつまりは排水トラップを分解して解消

洗面所つまりの原因別解消法!業者を呼ぶべき基準と選び方のポイント

洗面所でつまりが発生することが多いのは、排水トラップという部分です。洗面台の下を覗いてみると、排水管がぐるりと曲がりくねっているでしょう。この曲がりくねった部分が排水トラップです。

排水トラップにはいつも水がたまっていて、下水の臭いが上がってこないようにフタの役割をしています。排水管に落としてしまった固形物やゴミがここにたまり、つまることが多いのです。

とくに、洗浄剤でも溶かすことができない固形物が引っかかっている場合、この排水トラップを分解して取り出すしかありません。つまりが頑固な場合も、分解すれば排水管の内側を直接掃除することもできるようになります。排水トラップを分解して掃除する方法を以下で解説していきましょう。

必要な道具
・ゴム手袋
・バケツ
・雑巾など不要な布
・歯ブラシなど掃除の道具
・洗浄剤
・ウォーターポンププライヤー
排水トラップを分解して掃除する手順
(1)排水トラップを外すとなかにたまっている水がこぼれてきますので、あらかじめ排水管の下にバケツや雑巾などを用意しておきましょう。
(2)排水管を接続しているナットごとに区切って見ると、Uの字型の部分があります。この部分の両端にあるナットをウォーターポンププライヤーで緩め、Uの字の部分だけを取り外します。
(3)なかにたまっている水と一緒に、固形物がつまっている場合は取り出しましょう。
(4)歯ブラシや洗浄剤を使って、排水管のなかを掃除します。
(5)きれいになったら、もとどおりに排水管を取り付け、ナットをしっかりと締めましょう。

こまめなお手入れでつまり予防

普段手の届かない排水管のなかにはどうしてもゴミや汚れがたまり、つまりが発生します。洗面所を快適に使っていくためには日ごろから、排水管がつまりにくいような予防を心がけることが大切です。洗面所づまりを予防するためのコツをご紹介します。

ゴミを流さないようゴミ受けなどを設置する

きれいに使っているつもりでも、髪の毛などの細かいゴミ、石けんのカスなどが排水管に流れ込んでしまうことはどうしても避けられません。排水管内の汚れの蓄積を少しでも防ぐためには、排水口の入り口部分に取り付けられるゴミ受けなどを設置するとよいでしょう。

ゴミ受けには思いのほかすぐにゴミがたまり、こまめに掃除するのが大変に感じるかもしれません。しかし、排水栓や排水トラップを取り外して掃除するよりははるかに楽にできるでしょう。

月に1~2度は洗浄剤やお湯で掃除

洗面所つまりの原因別解消法!業者を呼ぶべき基準と選び方のポイント

鏡や蛇口、シンクはまめに掃除しても、排水管のなかまでは気がつかないということも多いでしょう。毎日使うハンドソープなどに含まれる油脂が原因となり、どうしても排水管には汚れが蓄積していきますので、月に1~2度程度は掃除をするのがおすすめです。

排水管用の洗浄剤や、重曹とクエン酸を流し込んでしばらく置いておけば、汚れを分解して洗い流すことができます。こまめに掃除をしていればそこまで頑固な汚れがたまることはありませんので、お湯をためて一気に流すだけでも十分に効果があるでしょう。

洗面所のトラブルは業者に頼むのが確実

これまで紹介したような方法でつまりが改善しない場合、もっと奥の下水管でつまりが発生しているおそれがあります。下水管のつまりは自分で直すことは難しく、放っておくと水漏れなどのトラブルに発展して修理費用がかかってしまうこともあります。

状況が悪化する前に、業者にみてもらうのが安心です。知識と経験のある業者ならつまりの原因を突き止め、的確な解決法を提案してくれることでしょう。

信頼できる業者のポイント

水道業者のサービスや料金はさまざまなので、よい業者をみきわめて依頼することが大切です。ここで、水道業者を選ぶときにチェックしたいポイントをご紹介します。

水道局指定工事業者

水道関係の工事のなかには、自治体に申請して指定を受けた業者しか施工ができないものもあります。この指定を受けるには、資格をもったスタッフがいるなどの条件が必要です。指定を受けている業者であれば、一定の技術が約束されているといってよいでしょう。

料金設定が明瞭で適正

業者のサイトなどに、料金表などがわかりやすく記載されているかチェックしてみましょう。水道工事の料金は箇所や内容によって変動しますが、「基本料金」や「出張料金」など、費用の内訳が詳細に書かれていれば、実際にいくらかかるのかがイメージできます。

また、一般的な相場と比較してみることも大切です。洗面所のつまりを解消してもらう場合の費用は、以下を参考にしてみてください。

水道業者の作業内容ごとの費用相場
洗浄剤を使った洗浄 5,000円~10,000円程度
排水管を分解して洗浄 5,000円~10,000円程度
真空式ポンプを使った洗浄 5,000円~30,000円程度
トーラーを使った洗浄 10,000円~30,000円程度
高圧洗浄機を使った洗浄 15,000円~100,000円程度
業者が使う道具

真空式ポンプ
ラバーカップのさらに強力なもので、ポンプの力で水を吸い上げます。

トーラー
パイプクリーニングブラシの、業務用のものです。先端部分をさまざまな形状のものに付け替えることができて、電動で動かすことができるものもあります。

高圧洗浄機
水を高圧で噴出することで、こびりついた汚れをはがれ落とします。強力な機種ほど料金が高くなることが多いです。

調査や見積りが無料

水道関係のトラブルは、どこに原因があるのかよく調べてみないとわかりません。作業内容によって料金は大きく変わりますので、業者は施工をする前には必ず調査と見積りの作成をします。費用がいくらになるのかあいまいな状態で頼むかどうか判断することはできませんので、調査や見積りを無料で実施している業者は非常に良心的だといえます。

業者探しは弊社にお任せください!

よい業者をみつけられるかどうか不安だという方は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社は全国の多くの水道業者と提携しており、ご相談内容に応じた最適な業者をご紹介することができます。

24時間年中無休で受け付けしておりますので、困ったときにはいつでもお電話ください。加盟業者のスタッフがすぐに現場へ駆けつけ、入念な調査の上、見積りをご提案します。調査と見積りは無料ですし、見積りをみた上で正式なご依頼をいただかなかったとしても、キャンセル料などは発生しません。

弊社をご利用いただけば自分でつまりの原因を調べたり、業者を探したりする手間が大幅に省けます。ご相談やご紹介はすべて無料ですので、ぜひお気軽にお電話ださい。


水のトラブルを迅速解決!

到着までにかかる時間 最短15

※対応エリアや加盟店によって変わります

「夜中にトイレが詰まった」「蛇口から突然水が噴き出した」など水トラブルの多くは突然発生します!24時間365日対応だから早朝・深夜のご相談もお任せください。

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

キッチン・洗面・トイレ・浴室など、あらゆる水トラブルに対応!

水漏れ修理・トイレつまり工事 8,800円~
水漏れ修理・トイレつまり工事のおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

水漏れ修理・トイレつまり工事の記事アクセスランキング

水漏れ修理・トイレつまり工事の最新記事

カテゴリ別記事⼀覧