
トイレがよく詰まるとお悩みなら、市販されているアイテムで排水口を掃除してみましょう。トイレが詰まる原因には、一度に大量のトイレットペーパーを流していることが考えられます。また、ティッシュペーパーなどのトイレに流してはいけないものを流しているかもしれません。
このコラムでは、自分でできるトイレの詰まり解消方法や詰まらせないためのポイントをご紹介いたします。正しくトイレを使用して、詰まりを防止しましょう。

目次
トイレがよく詰まるようになったときに使えるアイテム
最近トイレがよく詰まると感じているなら、トイレットペーパーを一度に流しすぎていることが原因かもしれません。トイレットペーパーは水に溶けるものですが、大量に流してしまうとトイレ内部の排水溝に引っかかって詰まりを引き起こしてしまうことがあります。
また、長年使用しているトイレでは排水管内部にも汚れがこびりついていることがあり、水の流れがわるくなることが考えられるのです。このような状況でトイレがよく詰まるなら、以下のアイテムで解消することができます。
おすすめアイテム①パイプクリーナー・重曹とお酢
ドラッグストアなどで市販されている液体パイプクリーナーなら、詰まりの原因を溶かして落とすことができます。洗浄力が強いため、排水管内部に蓄積した汚れにも効果を発揮してくれるでしょう。
また、薬品を使わずに生活に身近な重曹やお酢を使って詰まりを解消することができます。重曹を1/4カップとお酢1/2カップ、便器半分ほどの量のぬるま湯を用意しましょう。止水栓を閉めて、便器につながる電源も切ってください。便器内に水がたまっている場合は、汚れてもかまわないようなカップなどでバケツに移しておきましょう。
準備ができたら重曹を便器のなかに入れて、次にお酢を流します。重曹とお酢が反応することで泡立ちはじめたら、ぬるま湯を流してください。重曹とお酢で発生する炭酸ガスが汚れを分解するため、1時間ほど放置しましょう。1時間たったら、バケツに汲んだ水を少しずつ流して、詰まることなく流れていけば成功です。
おすすめアイテム②ワイヤーブラシ・スッポン
金属製のワイヤーの先にブラシがついたワイヤーブラシは、トイレットペーパーなどが詰まっているところに差し込んで詰まりの原因をかき出すことのできるアイテムです。ただし、ワイヤーで便器の内部を傷つけてしまうことがあるため、使用には注意が必要です。
また、固形物が詰まっているときにも有効なスッポン(ラバーカップ)は、詰まりの原因となる異物を取り除くことができます。スッポンの先端にあるゴム製のカップが完全につかる水位でおこないます。
カップを排水口に隙間なくゆっくり押しあてて真空状態にしたら、今度は勢いをつけて引き抜きましょう。この作業を数回繰り返して、詰まりの原因が便器内に浮き上がってきたら成功です。
おすすめアイテム③水・お湯を活用する
トイレットペーパーなど水に溶けるものが詰まっている軽度な症状なら、水やお湯で解消できることもあります。水を流すときにはトイレのレバーではなく、ペットボトルやバケツに汲んだ水を流しましょう。便器内に水が溢れないように、なるべく水をバケツなどに移しておきます。
水の勢いがつくように、少し高い位置から排水口に向けて流します。水流を利用して詰まりを少しずつ動かし、溶けやすくするのです。また、詰まりの原因になっているトイレットペーパーなどのかたまりをふやかして溶かすなら、お湯が効果的です。
その際、便器が破損するおそれがあるため熱湯は避けてください。50℃程度のお湯を少し高い位置から排水口に流したら、詰まりが溶けるのを30分ほど待ちましょう。その後水が流れるか確認してください。
自分では直せないトイレの詰まりとは?3つのパターン
ご紹介してきたとおり、軽度な詰まりは自分で対処することができますが、詰まりの原因のなかには自分では直すことができないものがあります。どのような原因が考えられるのか、解説いたします。
【1】地盤沈下や劣化による排水管の変形
排水管が地面のなかにある場合、地盤沈下が起きると変形してしまうことがあります。排水管が変形すると、うまく水が流れていかなくなってしまいトイレが詰まりやすくなってしまうことがあります。
また、長年使用した排水管が劣化によって変形してしまうこともあるのです。排水管の不具合は自分で確認することが難しいため、業者に依頼して調査してもらうことをおすすめします。
【2】工事・設置のミス
トイレの排水管の設置は、勾配をつけて水を流れやすく設計する必要があります。トイレ自体や排水管の設置に施工ミスがあって、詰まりやすくなっているということも考えられるのです。リフォームなどでトイレを設置して以来、詰まりが解消されない場合は業者に調査してもらいましょう。
【3】奥に固形物を詰まらせている
うっかり便器のなかに水に溶けない固形物を落としてしまって排水溝の奥で詰まりを引き起こしている場合、無理に取り除こうとしてさらに奥へ押し込んでしまうことがあります。また、便器内部を傷つけてしまうことも考えられるため、自分で対処するのは困難です。プロにまかせて適切な方法で取り除いてもらいましょう。
トイレのトラブルを放置すると大変なことに!
トイレが詰まっていても、そのうち流れていくからといって放置してしまうのは危険です。トイレットペーパーがかたまりになって水に溶けないでいる場合や、固形物が詰まっているところにさらに排泄物やトイレットペーパーを流せば、いずれ排水溝が完全に詰まってしまうでしょう。
水の通り道がふさがってしまうと、行き場のなくなった汚水が便器に溢れてトイレ内に逆流してくるおそれがあるのです。汚水が床に浸水すれば、掃除だけでなく消毒などの手間もかかります。マンションやアパートで階下に漏水してしまえば、賠償金を支払うことにもなりかねません。
また、詰まりが悪化して便器を取り外したり特殊な道具で排水管を洗浄したりする必要があると、修理に数万円かかってしまいます。トイレの詰まりは放置せず、大きなトラブルに発展するまえに解決しましょう。
節水トイレはよく詰まる?トイレの正しい使い方と対策
近年普及している節水トイレは、少ない水で排水できるため、文字どおり節水できるという大きな特徴があります。従来のトイレは一度水を流すのに10リットル以上の水が必要でしたが、節水トイレならおおよそ1/3の水で排水することが可能なのです。しかし、注意しておきたい点もあります。
節水トイレの注意点!
節水トイレは高低差によって発生する重力を利用して水の流れをよくするため、少ない水量でも排水することができます。しかし一度に流れる水量が少ない分、排泄物やトイレットペーパーの量が多いと詰まりやすくなってしまうのです。
排泄物によって水量の「大」「小」を適切に選択して、トイレットペーパーを大量に流すことがないように数回に分けて排水するなどの工夫が必要でしょう。
トイレの正しい使い方と流してはいけないもの
トイレに入って、うっかりスマートフォンやトイレに置いてある小物などの固形物を便器のなかに落としてしまったという経験がある方もいるでしょう。先述したとおり、固形物は詰まりの原因となるため取り除きましょう。ほかにも、生理用品やおむつは水に溶けないだけでなく、水を吸収して膨張してしまいます。そうなれば排水溝をふさいでしまうでしょう。
また、トイレットペーパーを切らしてしまって、ティッシュペーパーで代用するといったことがあるかもしれませんが、これはやめましょう。ティッシュペーパーはトイレットペーパーとは繊維のつくりが異なっていて、水に溶けにくいのです。排水管内部に付着した汚れに絡まってしまえば、詰まりの原因となってしまいます。
吐しゃ物や残飯などもトイレに流してはいけません。食べ物に含まれる油分が便器や排水管の内部で固まってしまうと、詰まりの原因となるのです。仕方なく流してしまったときには、油分が残らないように数回水を流して、便器や排水管の内部を洗浄することをおすすめします。
まとめ
トイレがよく詰まると感じたら、原因にあわせて自分でできる対処方法をおこなってみましょう。軽度な詰まりなら、意外と簡単に解消できるのかもしれません。また、節水トイレは水量が少ない分、排水するときには注意が必要です。トイレの正しい使い方を理解して、詰まりを防ぎましょう。
しかし、排水管の変形や施工ミス、固形物による詰まりは自分で対処することが困難です。詰まりがひどい場合や自分で対応できない場合は、迷わず業者に依頼して解決してもらうことをおすすめします。
業者選びにお困りのときは、ぜひ弊社にご相談ください。ご要望にあった最適な業者をご紹介いたします。
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