ご自宅の水道管の交換はされているでしょうか。キッチンやお風呂などを日常的に使用していても、水道管そのものを目にすることが少ないので、長年使い続けている方もいるかもしれません。
しかし、水道管は長く使うほど劣化し、破損したり水の質が悪くなったりする原因になります。水道管の交換時期を知る方法は、大きくわけて2つです。どのような点に注目すればよいのか、それぞれ詳しく解説します。
また、水道管の交換を業者に依頼するときのポイントについてもご紹介します。必要なタイミングで水道管の交換をおこない、いつでもきれいな水を使えるようにしておきましょう。
目次
水道管の交換時期を知る方法①:寿命から判断する
水道管の交換時期は、寿命から判断することができます。ただし、寿命といってもさまざまな種類の水道管があり、どれも同じではありません。
水道管交換のおおまかな目安と、上水管下水管それぞれの種類別の耐用年数を知り、耐用年数を超えての使用がないように心がけましょう。
目安は40年
水道管に使われている素材はひとつではなく、鉄製・コンクリート製・塩化ビニール製などさまざまな種類があります。それぞれ細かくいえば、少しずつ異なるのですが、おもに耐用年数は40年が目安です。
ただし、水の使用頻度の違いや流れる液体の違いなどで、寿命に変化が生じることがあります。40年というのは、あくまでもひとつの基準として覚えておきましょう。
上水管の目安
上水管(給水管)の種類はおもに3種類で、耐用年数がそれぞれ少し違います。
・ポリエチレン管(30~40年)
・硬質塩化ビニール管(約30年)
・鉄管・鋼管(40~70年)
下水管の目安
下水管(排水管)の種類はおもに4種類で、耐用年数は上水管とだいたい同じかそれ以下になっています。
・水道用硬質ポリ塩化ビニール管(約30年)
・硬質ポリ塩化ビニール管(約30年)
・配水用硬化ビニールライニング鋼管(15~25年)
・耐火二層管(40年)
上記のうち、最近では塩化ビニール管が一般的に使用されています。4種類のなかでは、比較的耐用年数もながいですが、熱に弱いという特徴があります。60度を超えるお湯や料理の汁などが流れると、排水管が傷んで寿命が短くなることがあるので、温度が下がってから流すようにするなどの配慮をしましょう。
上水管も下水管も、提示した最長の耐用年数使い続けられるという保証があるわけではありません。使い続けることができたとしても、長くて40年です。したがって、水道管の交換時期の目安は、約40年と考えておいたほうがよいでしょう。
水道管の交換時期を知る方法②:不具合から判断する
水道管の交換時期を知るもうひとつの方法は、不具合がないかどうかです。目に見える不具合であれば、専門的な知識のない方でも、状態を把握することができるでしょう。
水道管の不具合を見極めるポイントを2つご紹介しますので、水道管の交換時期の参考に調べてみてください。
水道管からの水漏れ
水道管は、基本的に日常的に目にするものではないので、水漏れに気付きにくいという特徴があります。水道料金が急に上がったり、蛇口から水が出ていないのに床などが濡れていたりした場合は、水道管の水漏れを疑いましょう。
水漏れが起きているのが、給水管や排水管であれば、どこから水漏れしているのか確かめることができる場合があります。トイレのむき出しの配管や、キッチンのシンク下の配管を見て、水が漏れていないか確認しましょう。
給水管や排水管を見ても水漏れしている場所がわからないときは、床下や天井の配管から水漏れしているかもしれません。その場合は自力での調査は難しいので、プロの業者に水漏れ調査を依頼しましょう。
水道水などの濁り
水道水は通常、無色透明なものが蛇口から出てきます。しかし、さまざまなことが原因で、変色した水が出ることがあります。
白く濁った水は、しばらくして透明な水に変わるようであれば、水のなかの空気が温度や圧力の関係で気泡になってあらわれたものなので、問題ありません。ただし、透明な水に戻らず、白い濁りが残るようなら、水道管の劣化が原因ということも考えられるので、水道管の交換をおすすめします。
赤く濁った水は、水道管などのサビが原因です。経年劣化によってサビが流れ出てくる状態は、個人で解消することができません。しばらく水を流してみて、濁りがなくならないようであれば、業者に依頼して水道管を交換したほうがよいでしょう。
黒く濁った水は、水に含まれるマンガンという物質が溶け出してしまったものです。人間の骨の形成代謝に必要なものなので、人体への影響はありません。
水道管の交換は誰がする?
水道管の交換時期がわかっても、誰に依頼すべきかがわからなければ、交換作業はおこなえません。交換が必要な水道管がどこにあるものかによって、依頼すべき業者は異なるので、下記を参考に正しい依頼先に相談しましょう。
修理業者
給水管や排水管など、個人の家での水道管の交換は、修理業者に依頼しましょう。工事が必要な範囲が自宅内のみなので、直接業者に相談して、実費で修理をおこなう流れになります。
ただし、建設時の工事ミスが原因で水道管の交換が必要になった場合は、水漏れした場所の補修などが損害賠償の適用範囲に該当する場合があります。水道管の交換が寿命などによるものでない場合は、一度水回りに詳しい業者に依頼して、原因を詳しく調べてみるとよいでしょう。
水道局
ご自宅だけでなく、近隣の家でも同じような水道管トラブルが発生している場合は、各家に枝分かれしている配水管のトラブルかもしれません。近くの地域に広がるような大規模な工事は、個人では対処できません。水道局に相談し、適切な処置をおこなってもらいましょう。
水道管工事を業者に依頼するときのポイント
水道管交換の時期と交換をおこなう人がわかったら、作業をおこなう業者に依頼をしなければなりません。その際、確認しておきたいポイントが3つあります。それぞれなぜ注目すべきなのかを解説します。納得のいく業者選びができるよう、しっかりとポイントをおさえておきましょう。
指定業者かどうかを確認する
指定業者とは、指定給水装置工事事業者という、適正な水道工事がおこなえると厚生労働省に定められている業者のことです。工事技術はもちろん、施工後に安全な水が供給できることも、指定業者の条件なので、修理をおこなうのが指定業者であることは、とても重要なポイントです。
見積りをもらい比較する
水道工事が適切におこなわれても、多額の費用がかかるのは避けたいでしょう。そこで確認していただきたいのが見積りです。最初から業者を決めてしまうと、ひとつの見積りしか見ないので、費用の妥当性がわかりません。弊社のサービスを利用して、複数の業者から見積りをもらい、料金を比較検討しましょう。
アフターフォローの有無について確認する
指定業者は、施工後のトラブルが起きないように工事をおこなうだけで、アフターフォローがあるかどうかは別です。アフターフォローの内容は、修理だけでなく点検が含まれる場合があります。
施工後数年間の保証が工事をするとついてくるという業者もあるので、安心して水道を使い続けられるよう、アフターフォローのある業者を選択しましょう。
まとめ
水道管は、普段気に留めることがなくても、日々の生活に欠かせない重要な役割を担っている設備です。経年劣化によるサビや破損は避けたいでしょう。
配管の寿命は40年が目安といわれています。耐用年数を超えての配管の使用は、水漏れや生活用水の水質悪化につながるおそれがあるので、いつでも安心してきれいな水が使えるよう、水道管の交換時期を守りましょう。
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