
食洗機には、キッチンの空きスペースなどに置く据え置き式と引き出しのようにシンクの中に設置されているビルドイン式があります。どちらも便利で、家族の人数や食器洗いの頻度に合わせて選ばれた方も多いでしょう。毎日の食器洗いが楽になる食洗機ですが、ときに水漏れなどのトラブルを起こしてしまいます。
食洗機の水漏れの対処方法は、据え置き式とビルドイン式で異なるため、正しい方法でおこなわなくてはなりません。そこでこの記事では、食洗機の水漏れの原因と対処法を紹介していきます。種類別の対処法がわかれ、的確な対処方法を取ることができるでしょう。

目次
心当たりがあったら注意!水漏れにつながりやすい症状
食洗機があることで、食器洗いでの手荒れ防止や家事の軽減につながります。そんな便利な食洗機ですが、使い方によって水漏れの原因になってしまうことがあるのです。食洗機の使い方による水漏れの原因と対処方法についてみていきましょう。
食洗機の扉のゴムパッキンや溝に汚れがたまっている
食洗機のスイッチを入れて動かしたとき、食洗機の扉の隙間から水漏れしてしまうことがあります。このような食洗機の水漏れの原因は、扉についているゴムパッキンや扉の開け閉めをするためのヒンジという金具に汚れがたまっているおそれがあります。
普段は水が漏れないようにするためのゴムパッキンに汚れが付着していることで、扉が完全に閉まらない状態になってしまうのです。また、ヒンジ部も同様に、汚れがたまっていると水が漏れる隙間を作ってしまいます。
扉のゴムパッキンやヒンジ部の汚れは、水を絞ったふきんなどで拭き取るようにしましょう。食洗機には食べかすなどの汚れもつきやすいため、ヒンジなどの金具の隙間は綿棒などを使ってきれいにしてください。
排水口に汚れがたまっている
食洗機の排水口には、水と一緒に油汚れが流れていきます。そのため、排水口周りに油が固まってしまい、排水が上手くいかず水漏れが起こってしまうことがあるのです。排水口に付着した油汚れは、割りばし、キッチンペーパー、輪ゴム、食洗機用の洗剤があれば解消できます。
割りばしにキッチンペーパーをかぶせ、輪ゴムで固定し排水口の油汚れをこすって落とします。ある程度きれいになったら、食洗機用の洗剤を入れて空の状態で運転しましょう。この作業を1週間ほど繰り返せば、油汚れが取れて排水口の流れがよくなり水漏れが解消されるはずです。
食洗機専用ではない洗剤を使った
食洗機には専用の洗剤があります。食器を手洗いするときの台所用洗剤は、食洗機では使用してはいけません。なぜなら、台所用洗剤は泡立ちがよく、食洗機の水圧で大量の泡が立ってしまうからです。食洗機の中は泡で充満してしまい、水漏れが起こってしまうおそれがあります。
間違えて台所用洗剤を使ってしまったら、泡が収まるまで1時間ほど放置します。泡がひいたら、スピーディコースを使って食洗機内の泡を取り除きましょう。食洗機が動かない場合は、業者に連絡して点検してもらってください。
食洗機の設置状況が悪い
食洗機が運転中にグラグラと傾く、食洗機が常に傾いた状態であるなど不安定な場所に置くと水漏れを起こすことがあります。このような場合は食洗機を水平な場所に置き直してから、再度運転してみましょう。
食洗機の水漏れ原因でよくみられるのは?
1章では、食洗機内の汚れや設置状況によって水漏れが起こる場合を紹介しました。しかし、それらのいずれも当てはまらない場合は、別のところに水漏れの原因があると考えられます。食洗機の水漏れのそのほかの原因についてみていきましょう。また、据え置き式とビルトイン式で対処方法が異なるので一緒にご紹介しますね。
給水・排水ホース、分岐水栓の接続が悪い
食洗機の水漏れの原因になっているのは、給水・排水ホースや分岐水栓の接続不良のおそれがあります。分岐水栓とは、水道から食洗機に水を供給するときに取り付ける金具のことです。
これらの備品が上手く接続されていなかったり、外れかかったりしていると隙間から水漏れが起こってしまうのです。据え置き式の食洗機は一度運転を停止して、給水・排水ホースや分岐水栓をしっかり接続し直してください。ビルトイン式は、シンクの中に内蔵されているため、自分で直すのは困難です。業者に依頼して直してもらいましょう。
給水・排水ホースが劣化している
給水・排水ホースも古くなってくると劣化してひび割れなどが起こります。そうすると、ホースのひびから水が漏れ出してしまうのです。据え置き式の場合は、ひび割れたホースを交換すれば水漏れを解消することができます。
一方、ビルトイン式は給水・排水ホースがみえない位置にあるため、自分でひび割れを確認するのは難しいでしょう。ホースを交換するにも技術が必要になるため、業者依頼がおすすめです。
食洗機本体が故障している
ホースの接続不良や経年劣化がみられない場合、食洗機の故障で水漏れが起こっているおそれがあります。また、食洗機からいつもと違う音がしているのも故障のサインかもしれません。食洗機の寿命はおよそ10年とされていて、寿命を超えるとさまざま場所に不備が生じてくることがあります。
据え置き式の場合は、これから故障箇所が増えることも見越して思い切って買い替えるというのもひとつの対象方法です。ビルトイン式も寿命を迎えているようであれば、水漏れの機に新しく購入してもよいでしょう。
水漏れを防ぐために普段からしておきたいこと
日頃の食洗機の使い方に気をつけるだけで、水漏れを防ぐことができます。どれもそれほど手のかかることではないので、試してみてください。
排水口の掃除は毎日、庫内は月に1度は掃除をする
毎日食洗機を使っていれば、食べかすや油汚れが食洗機内の排水口にたまってしまいます。食べかすなどを取らないで使い続けると、排水口がつまって水漏れの原因になってしまうのです。そのため、食洗機内の排水口の食べかすなどは、毎日取り除きましょう。
そして、月に1回は庫内をきれいに拭いてあげてください。食洗機用のクリーナーを使用すると、消臭効果なども得られるのでおすすめです。また、食洗機内の回転ノズルは取り外して洗うことができます。回転ノズルとは、食洗機の運転中に回転することで水を全体にいきわたらせる部品のことです。月1の掃除では、回転ノズルの掃除もおこないましょう。
必ず食洗機用の洗剤を使用する
きちんと食洗機専用の洗剤を使うことも、水漏れ防止につながります。食洗機用の洗剤を切らしているからといって、台所用洗剤を使えば庫内が泡だらけになり水漏れしてしまうのです。必ず食洗機用の洗剤を購入して使用するようにしましょう。
食器についた油汚れは落としてから食洗機へ
面倒だからといって、油でギトギトした食器をそのまま食洗機に入れるのはあまりおすすめしません。なぜなら、食器についた油が食洗機の排水口や庫内にへばりつき、つまりなどの原因になってしまうからです。
食洗機内の排水口などがつまれば、水漏れが起こってしまうおそれがあります。食洗機内の油を残さないためにも、ある程度油汚れを落としてから食洗機に入れるようにしましょう。
ときどき強力コースで洗う
食洗機には、標準コース・強力コース・スピーディコース・節電コースなどさまざまなコースがついていて、好みに合わせて使い分けることができるようになっています。「早く食器を洗い終わりたい」という方は、毎日スピーディコースを使っているかもしれません。
しかし、スピーディコースは早く洗うことができる分、庫内の油汚れが落とし切れないおそれがあります。油汚れが残ってしまうと、つまりが生じ水漏れを起こしやすくなってしまいます。そのため、ときどき強力コースでしっかりすすいでおくと油汚れをしっかり落とすことができます。
水漏れの原因がわからない…そんなときは
「食洗機は水漏れしているのに、原因がわからない」となると、自分で水漏れを解決するのは非常に難しくなります。しかし、水漏れをそのまま放置すれば、食洗機の故障やキッチン周りに被害が及ぶおそれがあるのです。ここでは、食洗機が水漏れする原因がわからないときの解決策を教えますね。
業者に食洗機をみてもらおう!
食洗機の水漏れの原因がわからないときは、やはりプロの手を借りるのが1番です。水漏れ修理の業者は、据え置き式、ビルトイン型式などの種類を問わず水漏れの原因をみつけ出し修理してくれます。また、修理の技術や道具もしっかりしているのですばやく修理してくれるでしょう。
原因がわからないまま自分で修理しようとすれば、水漏れを悪化させてしまうこともあり、最悪の場合、食洗機を故障させてしまうこともあります。自分では水漏れの原因を突き止められない、修理するのは難しいと判断したらすぐ業者に依頼しましょう。
相見積りで希望に合った業者を選ぼう
食洗機の水漏れを修理してくれる業者はたくさんあり、どの業者を選んでよいのか迷われる方も多いでしょう。また、業者に決めるにあたって料金が気になるという方もいるかもしれません。
希望に合った業者をみつけるのは、複数の業者から見積りを取って比較することが大切です。水漏れ修理の業者は、現地調査をおこない水漏れの状況などから正確な料金と作業内容を記載した見積りを出してくれます。複数の業者から見積りを取れば、料金や作業内容などを比べながら、自分に合った業者を選ぶことができるのです。
生活110番には、全国各地に多数の水漏れ修理業者が加盟しています。お客様に合った業者を紹介させていただき、無料で現地調査と見積りをおこなっています。食洗機の水漏れを早く直したい方は、ぜひご依頼ください。
まとめ
食洗機の水漏れの原因は、扉のゴムパッキンや金具などの汚れ、食洗機の設置状況などが関係しているかもしれません。汚れはきれいに拭き取り、食洗機が水平になるように置き直すなどの対策を取りましょう。また、給水・排水ホースなどが劣化、接続不良を起こしていることも考えられます。
据え置き型はホースの挿し直しや交換をおこない、ビルトイン型は業者に依頼して修理してもらいましょう。水漏れの原因がわからない場合は、無理に自分で直そうとせず業者に依頼して直してもらうのがおすすめです。食洗機が水漏れしないように、普段から掃除するようにしましょう。
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