給湯温度の調節方法や安定しない原因とは?快適にお湯を使うために

2021.4.30

給湯温度の調節方法や安定しない原因とは?快適にお湯を使うために

現在販売されている給湯器は、ほとんどの場合が温度を調節できるようになっていますが、古いタイプの給湯器は、給湯温度を調節できない場合もあります。また細かく温度を調節できるものであっても、お湯の温度が安定せずに不安な思いをしている方も多いのではないでしょうか。

今回は、給湯器の給湯温度が安定しない原因と、快適にお湯を使うための方法を詳しく解説していきます。

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給湯温度は何度に設定するのが最適?

給湯温度は、何度にしておくのが適温なのでしょうか。あまり高温にしておくとその分光熱費がかかります。しかし、あまりにも低い温度でも快適ではないかもしれません。

人によって快適な温度は変わりますが、50度くらいまでが適温だと言えるでしょう。お風呂で使用する際には40度前後であることが多く、キッチンで使用する際も高温のお湯を使うことは少ないのではないでしょうか。

温度を設定してみて「熱すぎる」または「ぬるい」と感じた場合は微調整してみてください。

給湯温度はどうやって変える?

では、給湯温度を調節はどのようにすればよいのでしょうか。

リモコンの付いている給湯器であれば、スイッチを押せば給湯温度を変えることができます。最近の給湯器であればほとんどの物がリモコンがついていて、簡単に給湯温度を変えることができますが、給湯器によってはリモコンが付いておらず、温度調節ができないものもあります。

温度調節ができないタイプの給湯器は壊れにくいというメリットがあります。そのため賃貸住宅や、ホテルや旅館など不特定多数の人が使用する場所につけられていることが多いです。このタイプの給湯器だった場合は熱いお湯しか出ないので、水を加えて温度調節をします。

しかしあまり知られていないのですが、温度設定のできない給湯器でも後から温度設定機能を付けてもらうことができます。ガス給湯器を取り扱っている販売会社や、住宅設備機器を設置してくれる業者もありますので、問い合わせてみましょう。

リモコンを付けるだけの工事は半日あれば完了しますが、賃貸住宅にお住まいの場合は勝手に工事することはできないので、必ず管理者に相談してから工事を依頼してください。

       給湯温度はどうやって変える?

給湯温度が安定しない原因とは

給湯温度が不安定になってしまうのは以下の2つが原因と考えられます。

冷水サンドイッチ現象

お湯を出した後、しばらくしてから再びお湯を出そうとすると冷たい水が出てくることがあります。これを「冷水サンドイッチ現象」といい、温度調節ができる給湯器によくある現象です。

温度調節ができる給湯器は、給湯器の中で熱いお湯と冷たい水を混ぜることによって温度を調節しています。
しかし調節がうまくいかず、いきなり熱湯がでてきてしまうこともあります。それを防ぐためにわざと冷水をはさみ、やけどしたりしないようにしてくれています。
冷水サンドイッチ現象が起きているから、お湯の使い始めに温度が低くなっているのです。

水圧の急激な変化

急激に水圧が変化すると、給湯温度も変わります。お風呂でシャワーを浴びているときにキチンでお湯を使うとお湯が止まったりすることがあります。同時に多くの場所でお湯を使ってしまうと、水圧が下がってしまい、お湯が止まってしまうのです。
そのため、給湯器の内部でのお湯の温度調節が追い付かなくなってしまい、温度も変わってきてしまいます。

       給湯温度が安定しない原因とは

古い場合は交換を

給湯器があまりにも古いと、給湯温度を変えるためのリモコンを取り付ける工事もできない可能性があります。そういった場合には、給湯器そのものを交換するのもひとつの方法です。

給湯器の寿命は10年ほどだとされています。使い方次第では寿命を早く迎えてしまうかもしれません。
リモコンが付けてもらえないほど古い給湯器であるということはそろそろ交換の時期を迎えている場合もあるので、業者に相談してみることをおすすめします。

また、どんなに温度調節をしてもらっても直らない場合は寿命の可能性があります。不具合がある場合は、内部の部品が劣化しているおそれがあります。そうなると、修理ではなく交換のほうが費用が安くなることもあるので、しっかりと業者に相談することが重要です。

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まとめ

給湯温度は、50度までにしておくのが適温だといえます。しかし温度調節ができないと、お湯を適温に保つのは難しいでしょう。給湯温度を調節できるようにするためには給湯器本体を操作したり、リモコンを取り付けたりする工事が必要になります。

本体に温度調節の機能がなかったり、リモコンを取り付ける工事ができなかったりする場合は給湯器が古く、寿命を迎えているかもしれません。

また、温度が安定しない理由は冷水サンドイッチ現象や水圧の急激な変化が原因であると考えられますが、給湯器の調子が悪くなっていることも考えられます。

そうなると素人では判断しづらくなってしまいます。もし給湯器について何かわからないことや不安なことがあれば、一度業者に相談してみるのをおすすめします。

給湯器修理を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「給湯器修理・交換」をご覧ください。

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