突然の故障…給湯器の交換に時間はかかる？故障前のサインなど

給湯器にはどのような役割があるかご存知ですか？給湯器は水道管や配管から送られてくる水をガスや電気、灯油などのエネルギーを使ってお湯に変えるはたらきがあります。多くの家庭では給湯器でお湯を利用していることがほとんどではないでしょうか。

生活に大きく貢献している給湯器ですが、突然壊れてしまうと困ってしまいますよね。給湯器が故障するときには、「予兆」があるとされています。故障前のサインを見逃さないようにすると突然の故障にそなえることができるかもしれません。また給湯器交換の時間は工事内容によっても大きく変わってきます。今回は給湯器の交換にかかる時間や故障の予兆などについてご紹介します。

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給湯器は突然壊れることも

お風呂のときなど、お湯を使うときには必ずといってもいいほど使用する給湯器ですが、使用頻度が高いということもあり、劣化しやすい機器のひとつです。劣化が進むと突然、お湯が出なくなることもあり壊れてしまう可能性があります。

給湯器を問題なく使用できているうちは劣化していることに気づきにくいかもしれませんが、知らない間に予兆が出ていることがあります。

例えば「お湯の温度がぬるいまま」「お湯の温度を一定に保つことができない」という場合は故障しかけているサインと思っていいでしょう。また給湯器本体から異音（ボンッやピーッなど）が聞こえて来たときも故障する可能性があるので注意が必要です。完全に壊れてしまうと給湯器の交換に時間がかかることもあり、その間とても不便な生活を送ることになってしまいます。少しでも不便な時間を減らすためにも、予兆を感じたら修理や交換を検討しましょう。

給湯器の交換にかかる時間

では、給湯器交換の時間はどれぐらいかかるのでしょうか。おもに在庫状況や故障の度合いによって変わるので、場合別に解説していきます。

在庫がある場合

交換したい給湯器と同じ型の在庫がある場合は、交換の時間はさほどかかりません。現在お使いの給湯器を取り外して新しいものを設置するだけとなりますので、早ければ半日以内に工事が完了します。

取り寄せの場合

同じ型の給湯器の在庫が切れていてすぐに手に入らない場合もあります。そういった場合は、メーカーへの取り寄せが必要となってきます。取り寄せにかかる時間はメーカーや修理業者の都合によっても変わるので一概には言えませんが1週間前後はかかることが多いようです。

大規模な工事の場合

給湯器を交換しようというときに、既存の給湯器と同じ型の在庫がなく取り寄せに日数がかかる場合は別タイプの給湯器に取り換えたいと考えることもあるのではないでしょうか。
たとえば現在電気温水器をお使いの方が、ガスや灯油給湯器に変更したい場合は、その給湯器を取り付けるための配管やタンクの設置、電気設備工事が必要となります。
配管工事や電気設備工事は大規模な工事となるので、2～3日はかかるようです。いずれの場合も家の敷地に入ることになりますので、立ち合いは必要となります。日程調整の際はご注意ください。

業者に依頼する際の注意点

給湯器の交換が必要となり、いざ業者に依頼をする際にどのようなところに注意していけばいいのでしょうか。

給湯器が故障した場合、お風呂に入ることができず、またお湯を使用することもできない場合があるので緊急を要するでしょう。まずは給湯器交換に時間がかからず、迅速に対応してくれるかどうかが大切といえます。

また、依頼する業者のウェブサイトなどに工事や修理の実績が掲載されている場合があります。家の敷地内でおこなう工事ですので実績の多い業者ですとさらに安心できるのではないでしょうか。また保証期間や保証内容によって選んでみてもいいかもしれません。料金については相見積もりをとってみて、ご自身の予算や条件に一番合った業者を探してみましょう。

故障したまま使い続けるのは危険

「故障の予兆を確認しても使えるからいいや、交換にはお金がかかるし…」とそのまま使い続けていませんか？ですが、給湯器の故障に気づいていてそのまま使い続けることは最悪、命の危険にかかわってきますのでやめましょう。

例えばガス給湯器の場合、本体から「ポンッ」という普段聞きなれない異音が聞こえたら給湯器が不完全燃焼を起こしている可能性があります。不完全燃焼を起こすと一酸化炭素が発生します。一酸化炭素は無色無臭で発生しているのに気づくことがほとんどありませんが人体に有害なものなので、気が付いたら倒れている場合が多いです。また、ガス漏れ起きた場合火災などの事故にもつながってしまいます。

給湯器はガスや電気、灯油などの燃料を使った精密機器で、取り扱いには注意しなくてはいけません。給湯器の交換には時間や手間がかかりますが自分だけが良ければいいとは思わず、近隣の迷惑にならないよう故障に気づいたら交換や修理を必ず行いましょう。

まとめ

給湯器の交換時間には少なくても半日はかかります。また場合によっては大規模な工事が必要となることがあり、費用も高くなってしまうことがあるので、事前にどのような工事が必要なのかと確認しましょう。また業者によっては工事費用や施工時間が異なる場合があるので、給湯器交換の工事は複数の業者で見積もりをとることをおすすめします。

また給湯器は故障した場合、一酸化中毒などの危険性もあるので少しでもおかしいな…と感じたときには早めに業者に相談しましょう。

給湯器修理・交換を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「給湯器修理・交換」をご覧ください。