スーツケースの鍵・TSAロックの解除方法!暗証番号を忘れたときは

2023.1.6

スーツケースの鍵・TSAロックの解除方法!暗証番号を忘れたときは

旅行先などで「スーツケースの鍵をなくしてしまった!」「暗証番号を忘れた!」「鍵の開け方がわからない……」など、スーツケースなどの鍵が開けられないトラブルが発生すると、とても困ってしまいますよね。

多くのスーツケースなどに採用されている鍵であるTSAロックは、鍵をロックしたまま荷物検査に出せる便利な鍵ですが、使い方が難しいところもあります。

このコラムでは、基本的なTSAロックの解除方法から、鍵の紛失や番号忘れなどのトラブル時の対処方法まで、困ったときに役立つ情報をお届けします。

このコラムを読めばスーツケースを安全に使う方法がわかり、大切なスーツケースを便利に使い続けることができます。

当サイト【生活110番】では、スーツケースをはじめさまざまな鍵のトラブルを解決できる鍵のプロをご紹介しています。「一刻も早くTSAロック解除したい!」というときは、ぜひご相談ください。

TSAロックは空港での検査に適応した鍵

TSAロックとはアメリカ運輸保安局(TSA)が認定した、スーツケースなどの旅行の道具に取り付けられた鍵の総称です。
最近では、スーツケースはもちろん、南京錠やワイヤーロックなどにもTSAロックを採用している製品があります。
では、なぜ、TSAロックというものが必要なのでしょうか。

スーツケースの中身を検査する必要から生まれた鍵

アメリカでは2001年9月の飛行機ハイジャックテロ事件以降、航空機を狙ったテロ事件には敏感になっています。そのためアメリカから離陸する便に関してはX線検査などで不審なものが見つかった場合はもちろんのこと、不審なものがなくてもランダムに一定数、空港の保安職員が手荷物の中身を確認することが認められています。このとき、所有者の許可は必要とされていません。

そのときスーツケースの鍵がかかっていた場合、鍵を壊すことも認められています。そのため「スーツケースの鍵はかけずに預ける」が基本となっているものの、さまざまな理由で鍵をかけたいという旅行者も少なくありません。

こうした問題を受け「鍵をかけても保安検査が受けられる」よう開発がすすめられたのがTSAロックです。

検査職員が持つマスターキーで解錠・施錠ができる

TSAロックのついた鍵はアメリカ運輸保安局(TSA)の空港職員の持つ特殊なマスターキーで開けられるよう作られています。そのためスーツケースの鍵を閉めていても手荷物検査時には問題なく開け閉めができるのです。そのためアメリカへ行く際にはTSAロックの付いたスーツケースが必需品といわれてきました。

タイプ別通常時のTSAロック解除方法

TSAはアメリカ運輸保安局(TSA)から認可を受けた鍵を採用していますので、アメリカに旅行や仕事などでよく行く方にはおすすめのアイテムです。
しかし、初めてTSAロックを使われる方などはTSAロックの鍵をかろうじて閉められても、開け方がわからない方もいらっしゃるでしょう。

この章では、TSAロックの開け方が分からないという人や、あらかじめTSAロックの開け方を確認しておきたい人向けに、TSAロックの開け方についてご紹介します。

フレームタイプ・キーロック式

キーロックタイプは鍵がリフトレバー式になっているものも多く、鍵の形状としてはオーソドックスなものになります。

(1)スーツケースの内ポケットに入っている鍵を取り出し差し込みます。
(2)鍵を鍵穴の奥まで確実に差し込んで、縦の施錠位置から横の解錠位置に回します。
(3)鍵を抜き取り、プッシュボタンを押してリフトレバーを引き上げます。
(4)ケースのフタ側を持ち上げ、スーツケースを開けます。

ジッパータイプ・ダイヤルロック式

ジッパータイプ・ダイヤルロック式はスーツケースのジッパーの引手を固定するタイプの鍵であり、その鍵の部分がダイヤル式になっているものです。これの場合は以下の方法で開けてみましょう。

(1)ダイヤルを自身がセットした3ケタの暗証番号に合わせます。暗証番号ですが、工場出荷時は000になっていることが多いため、初めて開ける際は000に合わせて下さい。
(2)暗証番号を合わせたらロック側面のプッシュボタンを押します。
(3)プッシュボタンを押すとジッパーの引き手がロックの溝から外れるため、スーツケースを開けることができます。

なおダイヤルロック式には空港職員が解錠するための専用鍵穴も設けられています。

ジッパータイプ・ダイヤルロック式(オープンシステム)

ジッパータイプ・ダイヤルロック式(オープンシステム)はジッパーの引手を固定する鍵の部分が上記のダイヤルロック式のものと似たような鍵になります。

(1)ダイヤルを自身がセットした3ケタの暗証番号に合わせます。
(2)ロック左側のスライドボタンを右へスライドさせます。
(3)ジッパーの引き手がロックの溝から外れるため、スーツケースを開けることができます。

ジッパータイプ・ダイヤルロック式(MAXPASS H2s/SMART)

この製品はジッパーの引手をふたつ固定できる鍵となります。開け方は以下の通りです。

(1)ダイヤルを自身がセットした3ケタの暗証番号に合わせます。
(2)スライドボタンの左右に表示された矢印に従い、ボタンをスライドさせます。右はフロントポケット、左はメインスペースの解錠になります。
(3)ジッパーの引き手がロックの溝から外れるため、スーツケースを開けることができます。

ジッパータイプ ・ キーロック式

こちらはTSAロックともどもオーソドックスな鍵になります。開け方も上記の中でもなじみ深いものになるのではないでしょうか。

(1)スーツケースの中の内ポケットに入っている鍵を取り出します。
(2)鍵を鍵穴の奥まで確実に差し込んで、縦の施錠位置から横の解錠位置に回します。
(3)鍵を抜き取ってロックの左側にあるプッシュボタンを押します。
(4)ジッパーの引き手がロックの溝から外れるため、スーツケースを開けることができます。

番号忘れ・鍵紛失時のTSAロック解除方法

もしダイヤルの番号を忘れたり鍵をなくしたりして通常の方法で開けられない場合は、以下の開け方を試してみてください。

ボールペンやピンを使って自力で開ける

TSAロックの開け方が分からなくなってしまった場合、ジッパータイプであればボールペンを使うことで開けることが可能です。ジッパーのつなぎ目にボールペンを差し込み、ジッパーに食い込むようにボールペンの先端が入れば、ジッパーに沿って左右にボールペンを動かすとかみ合ったジッパーが開くこともあります。

また、2本のヘアピンまたは安全ピンがあれば2本のピンのうち1本でシリンダーの回転を妨げている部分を押して、もう一本でシリンダーを回転させることで解錠させることもできます。ただし、これは技術がないと難しい部分もあります。

リペアショップや鍵開け業者に依頼する

上記の方法はスーツケースを壊してでも開けたい人向けの方法です。これらの方法はボールペンの先端が途中で折れてしまったり、ピンが中折れしてしまったりといったリスクもあります。
「スーツケースを壊したくないけど、開けたい」場合は空港のリペアショップや鍵開けの業者へ助けを求めるといいでしょう。

料金はかかりますが、空港のリペアショップに持っていくことで鍵を開けてもらうこともできます。

空港にリペアショップがない場合は、鍵開けの専門業者に電話すれば出張に来てもらうこともできます。

当サイト【生活110番】では、TSAロックのスーツケースなどの鍵開けに対応可能な業者をご紹介しております。
日本国内であれば空港などの出先であってもお近くの業者をお探ししてすぐに手配(※)できますので、お急ぎの際にはぜひご相談ください。
※日本国外への出張対応はいたしかねます。

今やスーツケースの標準装備?出入国にTSAロックが必要な国・地域

ここからはTSAロックの豆知識についての内容です。
これからスーツケースを買おうとしているけどTSAロックについて知らないという方や、既にTSAロック付きのスーツケースを持っているけどTSAロックを使ったことがないという人はぜひ参考にしてみてください。

まずはTSAロックが必要な地域についてです。
TSAロックが必要な地域はアメリカ本土だけではありません。
必要な地域は以下の通りです。

・アメリカ全土(ハワイ・アラスカも)
・サイパン
・グアム

上記のようなアメリカ国内では必要となっています。

一方で、アジアやヨーロッパ、アフリカなどのアメリカ以外の国では必要となっていません。ただ、最近のスーツケースはほとんどTSAロックが標準で付けられているため、TSAロックの開け方など、TSAロックについて理解を深めておくと安心でしょう。

TSAロックを使えないときの対処法

ここまで読んだ方は、TSAロックが付いていればアメリカへの旅行も安心だと感じるでしょう。しかし航空会社のスタッフなどからは、TSAロックですら施錠しないことをすすめる空港もあります。
これは、鍵を掛けていると怪しまれることや、緊急の場合は結局鍵を壊す場合もあることが理由です。実はTSAロックにはいくつか種類がある一方、すべての種類に照合するツールを持ち歩いているとは限らないのです。

アメリカ行きの便では何もいわれない事例や、TSAロックを掛けたけど無事に帰ってくることももちろんありますが、できるだけアメリカ国内の空港を利用するときは鍵を掛けないことをオススメします。

そんな鍵をかけないときの対処法について見ていきましょう。

貴重品は手荷物として持ち込む

大切なことは、スーツケースに貴重品を入れないことです。たとえ鍵を掛けていたとしても、鍵開けのプロにかかれば一瞬で開けられてしまいます。そのため、自分の手から離れることが多いスーツケースには貴重品を入れないようにしましょう。

スーツケースベルトで散乱防止

意外と知らない人も多いかもしれませんが、スーツケースの鍵を掛けていないと衝撃によって開いてしまうことがあります。
そんなスーツケースですが、空港の係員が運ぶ際にスーツケースを投げていることも少なくないです。空港でスーツケースが開いた状況で帰ってきたり、旅の途中にスーツケースが開いてしまったりするのは、みなさん嫌ですよね。

そうならないためにはスーツケースベルトを使ってみてはいかがでしょうか。スーツケースベルトをスーツケースに巻いておくと、固定する役割だけでなく、防犯対策にもつながりますよ。

鍵が開かなくてお困りの方は生活110番にご相談ください!

スーツケースはふとした際に鍵を紛失してしまうこともあります。そんなときは今回紹介した開け方をぜひ試してみてください。

それでも鍵が開かないという方は、当サイト【生活110番】にご相談ください。24時間365日対応しており、早朝、深夜のご依頼も承っています。また、無料相談・無料見積りのみのご利用も可能(※)です。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。
※日本国外への出張対応はいたしかねます。

まとめ

TSAロックは、空港の保安検査員がマスターキーを使って開け閉めできるようになっている鍵の規格です。スーツケースなどを施錠をしたまま荷物検査に出せるので、防犯性を確保しながらスムーズに空港を利用することができます。

TSAロックの解除方法にはいくつかの種類があるので、確認しておきましょう。

スーツケースなどのTSAロックが開けられない場合にはボールペンやピンを使って自力で開ける方法もありますが、鍵を壊してしまうおそれがあります。

スーツケースを壊さずに鍵を開けたいのなら、鍵開け業者に依頼するのがおすすめです。出張対応している鍵業者なら、空港などの出先へも駆け付けてすぐに鍵を開けてくれます。

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