
「空き巣に不法侵入されないか不安……」
「ディンプルキーってほんとうに防犯性が高いの?」
「鍵屋に依頼すると費用が高いから自分で交換したい」
このような悩みや疑問を解決します!
この記事を読まれている方は、防犯対策でディンプルキーへの交換を検討されているかと思います。
しかし、ディンプルキーの特徴もよくわからないでしょうし、交換するにしてもDIYでするのか鍵屋に依頼するかで迷ってしまうでしょう。
そこで今回は、ディンプルキーの特徴やDIYでディンプルキーに交換する方法などをご紹介します。
- ディンプルキーの特徴
- ディンプルキーのメリット・デメリット
- DIYで鍵交換する前の注意点
- DIYでディンプルキーに交換する方法
- 鍵屋に交換を依頼した場合の費用相場
ディンプルキーへの交換を検討されている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
当サイト【生活110番】では、ディンプルキーの交換や防犯対策などのお悩みに最適なプロの業者を無料でご紹介しています。
現地調査・見積り完了後のキャンセルも可能です。
24時間365日全国対応の無料相談窓口にて受け付けていますので、お困りの際はいつでもご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。

目次
ディンプルキーの特徴は防犯性が高いこと
ディンプルキーは、表面に丸いくぼみがついている鍵です。
名前にあるディンプルは「くぼみ」や「えくぼ」という意味です。
一般的な鍵であるディスクシリンダーやピンシリンダーは、ギザギザした形状なので見分けやすいでしょう。

ディンプルキーの特徴は、ピッキングや破壊開錠に強い防犯性の高さです。
防犯性の高さが評価され、現在では住宅だけでなく自転車の鍵や金庫の鍵にも使われています。
弊社が提携している加盟店に実施したアンケートでも防犯性の高さが評価され、6社中3社がディンプルキーをおすすめするという結果になりました。
- 3社:ディンプルキーがおすすめ
- 2社:MIWAのU9(ロータリーシリンダー錠)
- 1社:ピッキングに強い鍵
次でディンプルキーの防犯性の高さについて詳しく解説します。
ディンプルキーに交換するメリット
ディンプルキーの防犯性が高いことは聞いたことがあるかもしれませんが、具体的に防犯性の高さを理解している方は少ないでしょう。
ディンプルキーのメリットを把握したうえで、交換するか検討してみてください。
- ピッキングに強い
- 鍵を破壊されにくい
ピッキングに強い
ディンプルキーは一般的な鍵よりもピッキングに強いといわれています。
これは「理論鍵違い数」の数が、一般的な鍵よりもディンプルキーのほうが圧倒的に多いからです。
理論鍵違い数とは、鍵を開ける際にシリンダーのピンを決まった位置にそろえる組み合わせの数のことです。
ディンプルキーはピンが両面と側面に18本ほどあり、理論鍵違い数が数百億通りから数千億通りの組み合わせがあります。

理論鍵違い数が多いほど、ピンの位置をそろえる組み合わせ数が多くなるため、ピッキングに時間がかかります。
仮にピッキングできたとしても、10分以内にピッキングするのは非常に難しいといえるでしょう。
警察庁の統計によると、侵入に5分かかると約7割の空き巣は逃げ、10分以上かかるとほとんどの空き巣は逃げます。
そのため、ディンプルキーに交換するとピッキングで不法侵入されるリスクを下げることができます。
参考:警察庁「住まいる防犯110番」(最終閲覧日:2022年10月27日)
鍵を破壊されにくい
ピン自体が耐鍵穴壊し性能に優れており、破壊開錠に強い鍵が販売されています。
破壊開錠とは、ドリルやドライバーを使って鍵穴を破壊する行為を指します。
比較的に安価なディンプルキーでも、防犯建物部品の認証制度である「CPマーク」が与えられる耐久性能を備えています。
CPマークの最低基準は「侵入犯が開錠を諦める5分以上の耐久性があること」なので、鍵を破壊されて不法侵入されるリスクを下げられます。
防犯性能の高い鍵をお求めの方は、CPマークのついたディンプルキーの購入を検討するとよいでしょう。
参考:日本ロック工業会「CPマークとは?」
ディンプルキーに交換するデメリット
メリットの多いディンプルキーですがデメリットもあります。
デメリットを把握しておかないと、交換してから「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
メリットだけでなく、デメリットも検討材料にして交換するか判断するとよいでしょう。
- 一般的な鍵よりも交換費用が高額になる
- 鍵開けの費用も高額になる
- 合鍵を作れる鍵屋が限られる
一般的な鍵よりも交換費用が高額になる
精密かつ複雑な鍵であるディンプルキーは、一般的な鍵と比較して単価が1,000円ほど高く、取り付けに時間がかかるため交換費用も高くなります。
鍵開けの費用も高額になる
ピッキングが難しいので、鍵屋であっても解錠は容易ではありません。
仮にドアスコープがあれば、工具を差し込み内鍵を開けるだけなので解錠は容易ですが、ドアスコープがなければ解錠は難しいです。
そのため、鍵を紛失して鍵開けが必要になった場合、錠を破壊して新しい鍵と交換する可能性があるのです。
交換費用だけでなく鍵破壊の料金もかかるので鍵開け費用も高くなります。
具体的には、一般的な鍵の鍵開けが約2万円、ディンプルキーの鍵開けは約3万円となっています。(鍵屋3社が提示している費用の平均)
合鍵を作れる鍵屋が限られる
ディンプルキーは一般的な鍵と比較して精密かつ複雑な形状をしているので、合鍵作成が難しく依頼できる鍵屋が限られます。
例えば、一般的な鍵であればホームセンターでも受け付けていますが、ディンプルキーは大手の鍵業者かメーカー取り寄せになるでしょう。
仮にメーカー取り寄せになると、数週間ほど時間がかかるケースが大半なので長く待たされることになります。
合鍵を作成するのに時間や手間がかかるのが、ディンプルキーのデメリットといえます。
DIYで鍵交換する前の注意点
ここまでディンプルキーの特徴について解説しましたが、いかがだったでしょうか。
ディンプルキーに交換するデメリットもありますが、防犯性の高さに魅力を感じて交換を検討している方も多いでしょう。
また、業者に鍵交換を依頼すると費用が高くなるので、DIYで交換しようと考えているかもしれません。
DIYでの交換は、工具の扱いに慣れていない初心者の方でも難しくはないですが、いくつか注意点があります。
ここでは自力で鍵交換する前の注意点について解説します。
- 交換する鍵のサイズや型を間違えると交換できない
- 賃貸物件の鍵交換は管理会社からの許可が必要
鍵交換で失敗することがないように、注意点を把握しておきましょう。
交換する鍵のサイズや型を間違えると交換できない
シリンダーを購入する際にサイズの測り間違いなどがあった場合、シリンダーを取り付けることができないので交換できません。
せっかく購入した鍵も無駄になってしまうので、費用が余分にかかってしまいます。
「返品すればいい」と思われるかもしれませんが、購入された鍵を犯罪に利用される可能性があるため、返品できないことがケースが大半です。
費用や時間を無駄にしないためにも、ドアの厚みなどのサイズを正確に測ってから鍵を購入する必要があります。
賃貸物件の鍵交換は管理会社や大家さんからの許可が必要
マンションやアパートなどの賃貸物件にお住まいの方は、管理会社や大家さんから交換する許可をもらう必要があります。
鍵と部屋は管理会社や大家さんの所有物なので、許可なしに鍵交換すると契約違反となるからです。
なお、交換費用については相談次第によっては賃貸人に負担してもらえる可能性もあります。
国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改定版)」によると、鍵交換は物件管理上の問題なので「賃貸人が負担することが妥当」と記載されています。
ただ、法的にどちらが負担するか決まっているわけではないので、必ず交換費用を負担してもらえるわけではありません。
下記の表に、鍵交換の費用負担についてまとめたので参考にしてください。
入居時 | 自己負担(貸主負担にしている不動産屋を利用すれば大家さんが負担) |
鍵の紛失 | 借主の過失のため自己負担 |
防犯対策目的での鍵交換 | 自己負担(交渉次第では大家さんが負担) |
経年劣化による破損 | 大家さんが負担 |
交渉がうまくいけば費用を負担してもらえる可能性もあるので、鍵交換する前に必ず相談して費用をどちらが負担するか話し合うとよいでしょう。
DIYで鍵交換する7つの手順
ここではDIYで鍵交換する手順について解説します。
難しい作業はありませんが、サイズの合うシリンダーを購入しないと取り付けることができないので注意が必要です。
- 必要な道具を用意する
- 鍵のサイズを測ってからシリンダーを購入する
- フロントカバーを外す
- ピンを抜いてシリンダーを外す
- 新しいシリンダーをはめてピンを差し込む
- フロントカバーを元に戻す
- ドアを開けた状態で動作確認
順番に解説します。
1.必要な道具を用意する
鍵の交換に特殊な工具は必要なく、下記の3点があれば鍵交換は可能です。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 新しいシリンダー
次でシリンダーを購入する前のサイズの測り方やおすすめのメーカーをご紹介します。
2.鍵のサイズを測ってからシリンダーを購入する
サイズが合えば違うメーカーのシリンダーでも交換できます。
サイズを測る場所は下記のとおりです。
- ドアの厚み:蝶番がついているドアの付け根か、ドアの上部か下部の3ヵ所を測る
- フロントカバー:メーカによってサイズが異なるので、縦・横の長さを測る
- ビスピッチ:フロントカバーを固定している上下のネジの距離を測る。測る場所はネジの中心から中心まで
- バックセット:シリンダーとドアノブの中心になるラインから、ドアのはし(戸先)までの長さを測る

サイズを測り終えたら次はシリンダーの購入です。
シリンダーを選ぶ際に「どのシリンダーを選んだらいいかわからない」という方もいると思います。
一例として下記の表におすすめの鍵メーカーを載せているので参考にしてください。
おすすめのメーカー | 各メーカーの特徴 | 代表的な鍵 |
---|---|---|
美和ロック(MIWA) | 国内最多のシェアをもつ鍵メーカー | JNシリンダー |
ゴール(GOAL) | 美和ロックに次ぐ業界第2位のシェアをもつ鍵メーカー | V18シリンダー |
ドルマカバジャパン(KABA) | 防犯技術が世界最高峰であるスイスで創業した歴史をもつ鍵メーカー | カバスターネオ |
アルファ(ALPHA) | 神奈川県横浜市に本社を構え、国内だけでなく海外にもグループ会社をもつ鍵メーカー | FBロック |
3.フロントカバーを外す
道具がそろったら作業に入ります。
上下のネジをプラスドライバーで反時計回りに回してフロントカバーを外します。
ネジ山をつぶさないように、ドライバーをしっかり押しつけて回してください。

4.ピンを抜いてシリンダーを外す
シリンダーが落下しないように押さえながら、マイナスドライバーでシリンダー側の2本を抜きます。
下のイラストのように、てこの原理で引っかけて抜くと楽です。
ピンを抜くとシリンダーが外れます。

5.新しいシリンダーをはめてピンをさし込む
新しいシリンダーをはめて、1本ずつピンをさしていきます。

6.フロントカバーを元に戻す
フロントカバーをはめて、プラスドライバーでネジを締めて上下をとめます。

7.ドアを開けた状態で動作確認
閉じ込められるおそれがあるので、ドアを開けたまま鍵が正常に動くか確認します。
鍵の開け閉めをスムーズにできれば鍵交換は完了です。
ここまでDIYでの鍵交換の方法について解説しましたが「やっぱり自分で交換するのは難しそう」と思われる方もいるでしょう。
自力で無理に交換して失敗するリスクを負うなら、鍵屋に依頼したほうが安心です。
依頼した場合の費用が不安な方のために、実際の費用を集計してまとめました。
鍵屋に交換を依頼した場合の費用相場
弊社がクラウドソーシングを利用して集計したアンケートによると、ディンプルキーへの交換を業者に依頼した際の費用相場は18,616円でした。
調査日:2022/4/21
調査機関:クラウドワークス
調査方法:インターネットでのアンケート調査
対象者:100人
DIYで交換すれば費用は部品代だけなので安くなりますが、失敗しないか不安な方は鍵屋への依頼も検討してみてください。
自力での鍵交換が難しい場合は生活110番にご相談ください!
今回はディンプルキーについてご紹介しました。
この記事の要点を下記にまとめます。
- 鍵交換におすすめの鍵は防犯性の高いディンプルキー
- 賃貸物件にお住まいの方は管理会社や大家さんに鍵交換の許可を得る
- シリンダーを購入する前に必ずサイズを測ってから購入する
- ディンプルキーの交換費用の相場は18,616円
ディンプルキーは防犯性が高いので、空き巣被害に遭わないか不安な方は交換を検討されているでしょう。
工具を使った作業が苦手で、鍵交換できるか不安であれば無理せず鍵屋に依頼することをおすすめします。
ディンプルキーへの交換をご希望される方は「生活110番」にぜひご相談ください。
お客様満足度98%以上(※)の実績をもつ生活110番が優良な鍵屋をご紹介します。
※弊社受付の満足度調査より(2016年7月実施)
ご相談、お見積りは無料で承ります(※)ので、お気軽にお問い合わせください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用などをいただく場合がございます。

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