
みなさんは「コウモリ」と聞いてどのようなことを思い浮かべますか?一般的には「吸血鬼・怖い・気持ち悪い」とか「なんとなく不吉」といったイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?
しかしコウモリは、家の周辺を飛びまわる「蚊」や「稲の害虫」を食べてくれるありがたい存在でもあるのです。こうした事実を知ると、コウモリに対する見方がすこし変わるのではないでしょうか?
そんなコウモリがご自宅に住み着いてしまった場合や、一時的に保護した場合には一体どうすればよいか悩むと思います。そこで今回は知られざるコウモリの生態や習性、そしてコウモリの餌について分かりやすくご紹介していきます。
目次
日本に多く住んでいるのはアブラコウモリ
私たちは日ごろから、明るい時間帯にコウモリを見かけることがないため、その存在は知っていてもコウモリが何を餌にしているかなど、詳しい生態は知らないと思います。ここではまず、コウモリとはどんな生き物であるかご紹介していきます。
【コウモリとは?】
(1)コウモリの種類
一口にコウモリといっても、その種類は約1116種類にものぼります。そのうち約37種類のコウモリが日本に生息しているといわれています。
またコウモリには「吸血鬼」のイメージがありますが、実際には「血を吸う」のではなく「血をなめる」のだそうです。そうした「血をなめるコウモリ」は、わずかに3種類ほどしか存在しないといわれており、いずれも中南米に生息しています。
(2)日本に多く生息しているコウモリ
日本には約37種類のコウモリが生息しているといわれています。中でも、私たちの身近にいるコウモリの中で最も多いとされるのが「アブラコウモリ」という種類です。
(3)コウモリの生息地は?
コウモリの生息地は、北極と南極以外ほぼすべての地域に及びます。
(4)コウモリは鳥ではない
コウモリは空を自由に飛ぶことができる、唯一の哺乳類です。(モモンガやムササビは、滑空できるが自由に飛び回ることはできません)
(5)コウモリの寿命は?
日本に多く生息しているアブラコウモリの場合、メスの寿命は約5年・オスの寿命は約3年といわれていますが、オスのコウモリは1年以内に死んでしまうケースも多いそうです。
コウモリは家屋に住み着きます
それでは日本で多くみられるアブラコウモリは、主にどのような場所に住み着くのでしょうか?一般的にコウモリがよく住み着くといわれる場所をいくつかご紹介します。
【コウモリが住み着く場所】
・道路や鉄道の高架下
・建物と建物の隙間
・屋根瓦の下
・戸袋の中
・換気口
・家屋の天井裏など
コウモリは1.5㎝程度の隙間さえあれば、難なく出入りをすることができるため、私たち人間が暮らす家屋のちょっとした隙間にも、コウモリが住み着くことが多いようです。
野生のコウモリを保護したら?コウモリの餌は何がいいの?
ここまでにご紹介したように、コウモリは私たちが暮らす家屋に住み着くことがあるため、もしかすると、野生のコウモリを保護するような機会があるかもしれません。そんなときはコウモリにどのような餌を与えればよいのでしょうか?
ここでは、コウモリの餌についてご紹介しますので、餌を与える際の参考にしてください。
【コウモリが日ごろ食べているもの】
・小さな昆虫(蚊・ヨコバイなど)
・稲の害虫(ウンカ)
・甲虫類(ホタル・テントウムシ・ゲンゴロウなど)
なおコウモリに餌を与えるさいは、決して素手で触ってはいけません。けがや病気の感染を防ぐためにも、必ず使い捨てのゴム手袋などを着用するようにしましょう。
野生のコウモリは飼育したり、捕獲することはできません
先ほどコウモリの餌についてご紹介したばかりですが、最後に「野生のコウモリは飼育したり、捕獲したりすることはできない」ということをお伝えしておきたいと思います。
これは「鳥獣保護法」があるためです。鳥獣保護法を簡単に説明すると「指定の野生動物を無断で飼育したり捕獲をした場合は、生態系が崩れて生物が絶滅したり、または国民の暮らしや地域の発展に影響が出る可能性がある」という理由で、罰則や罰金を科すという法律なのです。
それでは万が一、負傷したコウモリや衰弱したコウモリを発見した場合は、どのように対処すればよいのでしょうか?実はこうした場合は「一時的な保護」をすることが認められていますので、コウモリに餌を与えたり、ケガの手当てをすることは可能です。
そして一時的な保護をした後は、ご自身が暮らす地域の区役所や市役所もしくは、環境管理事務所に連絡しましょう。そして「野生動物(コウモリ)を保護」したことを伝えます。そうすれば担当者がその後の対処方法を指導してくれるはずです。
まとめ
ここまで知られざるコウモリの生態や習性、そしてコウモリの餌についてご紹介してきました。一般的にはコウモリに良いイメージをもつ人は少ないと思いますが、日本に多く生息するアブラコウモリは血を吸うことはないため、むやみに恐れる必要はありません。
一方でコウモリが家に住み着いてしまった場合は、鳴き声や羽音による騒音・フン被害に悩まされる恐れもあります。そんな時は無理せず、プロの業者に相談することをおすすめします。
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