「最近昆虫の胴体がたくさん混じっているふんを見たけれど、何の動物のふん?」もしかしたらそれは、コウモリのふんかもしれません。コウモリはあまり見る機会がない動物なので、コウモリのふんもどんな感じかピンと来ない方も多いと思います。
コウモリのふんはとても危険です。もしコウモリのふんを見つけたら、すぐに消毒・除去をする必要があります。
ここでは、こうもりのふんの特徴、コウモリのふんの消毒や除去の方法、コウモリを追い出す方法などについて説明して行きます。
目次
コウモリのふんの臭いはどんな感じ?ふん害の可能性があるとき
コウモリは群れで行動するため、大量にふんをします。コウモリは果物や花や小さな虫を食べているので、ふんは臭くなさそうな印象ですが、実際のコウモリのふんは、どぶのような臭いです。それはまるで、汚れている川や池の汚い水のような臭いで、ふんの駆除をしてもしばらく臭いが残ります。
もしコウモリのふんが完全に除去・消毒されずに残っていた場合は、ふんにつられてゴキブリなどの虫が寄り付いてしまうので、新たな害虫被害の可能性も出てきてしまいます。
・コウモリのふんが玄関や庭などに溜まっている
・溜まったコウモリのふんにカビが発生した
・玄関の扉の上などから、コウモリのふんが落ちてくる
こういった場合は早めにコウモリの汚いふんを除去・消毒して、清潔にしましょう。
コウモリのふんの特徴と危険性について
コウモリのふんは小さくてネズミのふんにもよく似ているので、ネズミのふんだと思う方も多いかもしれません。コウモリのふんの特徴を知っておくとよいでしょう。
コウモリのふんの特徴
大きさ:5~10mm
形:細長い
見た目:昆虫を主食としているためパサパサしており、昆虫の胴体や足が混ざっている
コウモリは同じ場所にふんをします。それにより、天井からふんに含まれる水分が染み出し、溜まったふんにはカビが発生します。乾燥したふんが空気中に舞い散ることで、アレルギー症状が引き起こされたり、感染症を患う危険性もあります。
野生のコウモリが持っている病原菌
ハンタウイルス
感染すると、発熱や、皮膚や粘膜からの出血がありますが、コウモリが感染源になった事例はまだ確認されていません。
アルボウイルス
高熱や脳炎、髄膜炎を引き起こす原因となるウイルスですが、コウモリが感染源となるかは不確かとされています。
ヒトプラズマウイルス
感染すると、発熱や倦怠感、食欲減退や筋肉痛などの症状を引き起こします。感染源がコウモリであることが確認されていて、日本人が発症した例もありますが、国内でのヒトプラズマウイルス症は極めてまれです。
日本に生息するコウモリのふんには伝染病を媒体する病原菌があるケースはほとんどありませんが、ふんには雑菌や寄生虫がたくさんあるので、コウモリのふんは消毒と除去を完全に行うようにする必要があります。
コウモリのふんはどうやって除去・消毒をすればいい?
コウモリのふんの掃除をするときは、乾燥して粉になったふんを吸い込んでしまわないように、マスクと手袋を着用してください。
汚れてもいい服を着用して、ふんの除去と消毒を終えたら洗ってください。また、作業後に捨ててしまうのも有効です。
除菌剤には、消毒用のエタノールのほかにも、次亜塩素酸ナトリウムも効果があります。掃除する場所の材質を考えて、薬剤を選ぶようにしてください。天井裏や壁のすき間にあるふんの除去や消毒は難しく危険ですので、駆除を行っている業者に依頼することをおすすめします。
もしコウモリのふんに触れてしまったら、手をよく洗って消毒液を塗ってください。ふんで汚れた手で、目をかいたりなど絶対しないようにしてください。もし発熱や下痢などが出たら、早めに病院に行くようにしてください。
コウモリがまだ住み着いている状態でコウモリのふんの消毒や除去を行っても、またしばらくするとコウモリがふんを溜めてしまいます。ふんの消毒と除去を行う場合は、コウモリが家からいなくなったことを確認してから行うことが望ましいです。
コウモリを追い出す方法とむずかしさ
先ほど述べたように、こうもりのふんの消毒や除去は、コウモリはすべて追い出す必要があります。
コウモリをすべて追い出すためにも、家の中のコウモリを全部退治してしまいたい方も多いと思います。しかし、コウモリは鳥獣保護管理法により保護されている動物のため、捕獲や殺処分を行う場合は、国や都道府県の許可が必要となってきます。そのため、基本的には外に追い出すことになります。
コウモリを追い出す方法
コウモリ駆除に効果的なものを紹介します。場所や状況により使い分けてください。
コウモリ退治スプレー
一時的なコウモリ駆除には効果的です。コウモリの苦手な臭いにより追い出すことができますが、効果は数分なのですぐコウモリが戻ってきてしまいます。
コウモリ退治ジェル
吊るすか置くかして使います。臭いでコウモリを追い出すタイプのもので、スプレーよりも長期間の効果があります。
超音波機器
超音波を使いコウモリの感覚を狂わせることで、コウモリを寄せ付けないようにします。しかし、何度も使うことでコウモリが慣れてしまい、戻ってきてしまった事例もあります。
燻煙剤
見えないところに潜むコウモリを燻り出します。屋根裏で使うのなら効果がありますが、屋外では使用できません。
このように、コウモリ駆除ができる商品もあります。しかし場所と状況によっては使えるものが限られてしまうので、駆除してもすぐにコウモリが戻ってきてしまうといった、いたちごっこのような状態になってしまうおそれもあります。
コウモリは、許可なく捕獲・殺処分することができません。そう考えると、一番確実にコウモリを駆除する方法は、やはり業者に依頼をすることとなります。
まとめ
コウモリによるふん害をはじめとするトラブルは頭を抱える問題です。鳥獣保護管理法で守られているので、殺さないように気を付けて追い出す必要がありますが、家にいるコウモリ全部を追い出すことは大変な作業です。市販の道具を使っても、確実に追い出せるかわかりませんし、コウモリのふんを消毒や除去をする作業も、屋根裏などの場所で行うことは難しいです。
コウモリ駆除を確実に行うとしたら、業者に依頼をすることが一番確実です。コウモリのふんにお悩みでしたら、コウモリ駆除を行っている業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
コウモリ駆除を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コウモリ駆除」をご覧ください。
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