あなたの家に使わないダンボールが眠っていませんか?また、ダンボールで衣類や食品を保管していませんか?もし心当たりがあるなら、今すぐ対策をしないと大量のダニを発生させてしまう原因になってしまいます!
ダンボールにダニ?と思う方もいるかもしれませんが、ダンボールはダニにとっては絶好のすみかなのです。今回はその「ダンボール」と「ダニ」の関係について詳しくお話ししたいと思います。
目次
ダンボールの中はダニにとって好ましい場所!?その理由とは
ダニの好きな環境として「湿気がある」「温度が高い」「食料がある」「狭い隙間がある」などが挙げられます。ダンボールはダニにとってこのような条件を満たしており非常に住みやすい環境だといえます。
とくに長い間放っておいて、ホコリの付いているダンボールは要注意です。ホコリには人間の体から出たアカや髪などが混ざっています。それらはダニの好物であり、エサとなってしまうのです。
また、保温性と保湿性に優れたダンボールはダニにとって絶好の繁殖場所となります。不要なダンボールはとっておかずにすぐ捨てるのが鉄則です。
衣類をダンボールの中で管理するなんてことはもってのほか。ダニに「ここで繁殖してください」といっているようなものなのでこういった保管方法はやめておきましょう。
一見キレイにみえるダンボールでも、ダンボールの板紙の中芯(波の部分)に卵を産んでいる可能性もあります。ダニは一度の産卵で2000~3000個ほどの卵を産むといわれています。
ただでさえ繁殖能力の高いダニですが、ダニの好む湿度や温度などの条件が整っている環境で繁殖をする場合、さらに繁殖能力を高める可能性があるのでダンボールを保持しておくことはおすすめできません。

ダンボールにダニが集まるとゴキブリもやってくる
ゴキブリは雑食で、何でもエサにしてしまいます。ダニもゴキブリのエサになる可能性があるので、ダンボールにダニが発生しているとそのダニをエサにしようとゴキブリも寄ってくるのです。
また、ゴキブリにとってもダンボールは絶好の産卵場所となります。ダンボールは中が空洞になっていますが、そこで産卵して繁殖するのです。
さらに、ダンボールはガムテープなどの粘着剤を使用していることが多いと思います。この粘着剤までもゴキブリはエサにしてしまいます。外から運ばれてきたダンボールにダニなどが繁殖していて、もともと家にいたゴキブリがダンボールに卵を産み繁殖するということも考えられます。
ゴキブリに繁殖をさせないためにもダンボールの管理方法には注意が必要です。
ダンボールにダニが発生するのを防ぐ方法
できればダンボールはすぐに処分したいところですが、どうしてもダンボールを所持しておく必要があるときは以下の点に注意しましょう。
一度使用したダンボールは破棄する
同じダンボールを繰り返し使用することでホコリがたまりやすくなります。ホコリのたまったダンボールはダニのエサとなり繁殖を促す原因となります。その都度、新しいダンボールを調達して使用するようにしましょう。
使用方法に気を付ける
濡れた状態でダンボールを放置しておくと、その湿度を頼りにダニがよってきてしまいます。
濡れている、汚れているダンボールは処分して新しいダンボールを使用しましょう。ダンボールを保管する場所は通気性がよく、湿度の低い場所がおすすめです。
適切なダンボール選び
いつか使うだろう、とむやみにたくさんのダンボールを保持しておくこともダニの繁殖につながってしまいます。必要な数、必要な大きさのダンボールを購入して、余らせないように工夫しましょう。
保管方法を変える
衣類や食品を保管するのに便利なダンボールですが、どちらもダニにとっては絶好のエサとなります。ダンボールで保管するのではなく、プラスチックやアクリルケースなど別の収納方法に変えて保管するようにしましょう。

発生してしまったダニを駆除するには
先ほども少し述べましたが、ダニは一瞬で大量に繁殖する厄介な害虫です。繁殖する前に早急に駆除することが、ダニを増やさないためには重要です。
ダニは熱に弱いとされており、60度以上の熱を加えることで死滅するといわれています。そこでスチームアイロンを使ってダニを駆除するという方法があります。スチームアイロンは100度前後の熱を発するので、布団や衣類などにスチームアイロンをかけることによってダニを駆除することができます。
しかし、この方法でダニを死滅させたとしても、まだ卵や死骸が残っている可能性があります。アイロンをかけたシーツなどは掃除機を使って吸い取り、ダニの卵や死骸も完全に駆除することが大切です。
ダニの発生源がわからず、どこを駆除していいかわからない場合は、バルサンなどのくん煙剤を使って部屋を丸ごと駆除する方法もあります。ダニの他にゴキブリやクモなどの害虫も一気に駆除できるのでとても効果的な方法だといえます。くん煙剤を使って駆除したあとも、掃除機を使ってダニの死骸も駆除することをお忘れなく。
部屋の掃除だけでも手間なのに、ダンボールの中のダニを駆除するなんてできれば避けたいですよね。そのためにもダンボールでの長期保管は避けてプラスチックケースで保管したり、不要なダンボールは破棄するように心がけましょう。

まとめ
まさかダンボールが原因でダニが発生するなんて考えたこともなかった、なんて方もいるのではないでしょうか。どこの家庭にもダンボールがひとつくらいは置いてあると思います。しかしその保管方法を誤ったり、いつまでも放置しておくことでダニを発生させてしまうのです。
最近ではダンボール素材を活かしたインテリアをDIYで楽しむ方も多いですが、このようなダンボールにもダニが繁殖してしまう可能性があるので定期的に新調することをおすすめします。
もしダニ駆除に関してご自身で解決できない問題やお困りのことがあれば、ダニ駆除のプロに相談してみるのもよいでしょう。きっとあなたの助けになってくれるはずです。
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