家の天井にゴキブリがいた場合、早めに駆除したいとあわてますよね。しかし、天井にいるゴキブリを駆除するのは、極めて難しい作業です。とっさにゴキブリを駆除したいときに使えるものはないのでしょうか。
今回は、ゴキブリが天井にいる場合の駆除方法とゴキブリが発生しないための予防策についても紹介します。家にいるゴキブリを駆除して、安心して暮らせるようにしましょう。
目次
ゴキブリは飛べる。天井にいたら下りてくるのを待とう
部屋にゴキブリがいたら多くの場合、殺虫剤などを使って駆除をしようとするのではないでしょうか。しかし、ゴキブリは羽が付いているため、飛ぶことができます。もし、ゴキブリが天井にいて上向きで殺虫剤をかけると、自分に向かって飛んでくるかもしれません。さらに、殺虫剤が自分にかかってしまうおそれもあります。
そのため、天井にゴキブリがいる場合は、静かにおりてくるのを待ちましょう。ゴキブリが下におりてきたら、殺虫スプレーなどで駆除します。スプレーを噴射させてから、しばらく放置してゴキブリが動かなくなったことを確認し処理してください。
また、手元に殺虫剤がない場合は、食器用洗剤で代用することができます。食器用洗剤をゴキブリに直接かけてください。しばらくすると、ゴキブリが死にます。動かなくなったことを確認したら、処理するようにしましょう。
しかし、ゴキブリを1匹駆除したからといって、もう出てこないということはありません。ゴキブリは、家具の隙間や天井に巣を作ることがあるため、再び出現する場合があります。完全にゴキブリを駆除したい場合は、巣を撤去しなくてはならないのです。
見失ってしまったときには毒餌や燻煙タイプの駆除剤が便利
ゴキブリが天井からいなくなってしまい、どこにいるかわからなくなった場合は巣ごと駆除するようにしましょう。ゴキブリの巣を自分で撤去する方法として、毒餌を設置するものと燻煙タイプの駆除剤を使うものがあります。それぞれどのように駆除をおこなうのでしょうか。
毒餌を使用する場合
この方法は、ゴキブリの通り道や餌場となる場所に毒餌を設置して、ゴキブリが食べるのを待つ方法です。毒餌には、ゴキブリが好きな食べ物や匂いを混ぜて、毒を入れたものが入っています。おもに使われる毒餌は、ホウ酸団子や設置型の駆除グッズなどです。
毒入りの餌をゴキブリが食べることで、体内に毒がまわります。毒が体内に回っている間にも、ゴキブリは糞をします。ゴキブリの糞は仲間の餌になるため、巣の中で徐々に毒がまわっていくのです。やがて、巣全体に毒がまわり死滅します。
毒餌であれば設置しておくだけでよいため、見失ってしまったゴキブリを駆除できるでしょう。ただ、ゴキブリに対して効果が出るまでに多少の時間が必要になることは、覚えておきましょう。
燻煙タイプを使用する場合
殺虫成分の含まれる煙や蒸気を家中に充満させることで、ゴキブリを駆除するのが燻煙タイプになります。燻煙タイプなら屋根裏や壁のすき間など、手の届かないような場所にも効果があるため、見失ったゴキブリでも駆除できるでしょう。
使いかたも簡単なものが多く、ゴキブリの活動範囲や住処がわからなくても駆除することができます。ただ、種類によっては強力なものもあり、電子機器やペットへの影響を考えたり、衣類などに匂いがついてしまったりといったことに注意しなければなりません。
じっと待つなんて悠長なことを言っていられないときの対処法
ゴキブリは、羽があり動きも素早いため、あたふたしているうちに駆除できず、身を隠してしまいます。1度身を隠すとなかなか出てこないため、ゴキブリを天井で発見した際はしっかり駆除しておきたいですよね。とっさに駆除をしたいときには、以下の物を使って駆除をしましょう。
冷却効果のあるスプレーで動きを止める
素早いゴキブリに大して殺虫剤は使うことはおすすめできませんが、冷却スプレーであれば動きを鈍らせることができます。また、冷気を直撃させることができれば、瞬間的に凍らせることもできるため、天井のゴキブリでも効果的です。なにより、冷却スプレーは人体に影響を及ぼす成分が入っていないため、安心して使うことができます。
掃除機で吸う
動きが早いゴキブリに対して、掃除機を使って駆除をするのも効果的です。掃除機でゴキブリを吸うと、気絶させることができます。しかし、掃除機だけでは完全に駆除することはできません。
意識が戻ったゴキブリが、掃除機の中にあるゴミを食べて生き延びてしまうこともあるようです。完全に死滅させたいときは、掃除機でゴキブリを吸った後にゴミがたまる場所にめがけて、殺虫剤をスプレーしましょう。
コロコロにくっつける
どうしても手元になにもないときの最終手段として、コロコロを使う方法があります。使用方法は、ゴキブリをコロコロの粘着部分に押し付けるようにして駆除するのです。コロコロでゴキブリを潰すことで、駆除することができるのです。
しかし、ゴキブリによっては身体の表面に油が付いていて、コロコロにつかないことがあるので、注意する必要があります。また、ゴキブリは潰してしまうと病原菌が拡散するおそれもあるため、極力潰さずに駆除するようにしてださい。
天井にいるなんてもう嫌!ゴキブリが出てこないようにするには
ゴキブリが天井にいると、駆除しにくいですよね。ゴキブリがもう出てこないようにすれば、駆除する手間もはぶけます。ゴキブリの発生を防ぐための方法は、以下のとおりです。
毒餌や燻煙タイプの駆除剤を使う
ゴキブリを駆除するのに有効な毒餌や燻煙タイプの駆除剤は、出てこないようにするための対策にも使えます。毒餌を常に仕掛けておけば、ゴキブリが繁殖する前に駆除してしまうこともできるでしょう。ただ、呼び寄せてしまうことにもなりかねないので、毒餌の分量や効力には注意が必要です。
燻煙タイプは、種類によってゴキブリの嫌いな匂いを発するものもあります。そういった燻煙剤を定期的に使うことで、ゴキブリを寄せ付けにくくできるでしょう。ほかにも、ゴキブリの嫌いな柑橘類やハーブを混ぜた液体をまいておくのも、寄せ付けないないようにする効果があるようです。
ゴキブリがエサにするものを残さない
雑食のゴキブリは、人間の食べ物からほこりや髪の毛などのゴミまで、なんでも食べてしまいます。エサを求めて人の住む家にやってくるゴキブリが出てこないようにするためには、きれいな環境を保つことがなにより大切です。
きれいな状態を保ちつつ、毒餌や燻煙タイプの駆除剤を使うことで、よりゴキブリを出にくくすることができるでしょう。しかし、すべての作業を自分でおこなうのは大変なことです。そのようなときは、1度業者に相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ゴキブリが天井に発生した場合、駆除しにくいですよね。逃げられた場合、卵を産んで繁殖することがあるため大変危険です。とっさに駆除をしたいときは、掃除機やコロコロなどを使って駆除することができます。家中のゴキブリを自分で駆除する場合は、毒餌や燻煙剤を使って駆除することができます。
しかし、自分で駆除をおこなうとゴキブリの死骸や卵の後始末が大変です。そこで、業者に依頼して巣と死骸、卵、幼虫の処理をしてもらうのもいいかもしれません。業者に依頼すると幼虫や卵も駆除してくれるため、再発する可能性も極めて低くなるのです。
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