
水道の元栓はしばらくの間放置していると、回すハンドルの部分が固まってしまい、劣化・破損などによってうまく回転することができなくなったりするケースがあります。
元栓が壊れた場合、自力で修理することはできません。それは、水道の元栓の維持管理の責任は水道事業者や市の自治体にあるからなのです。
本コラムでは、水道の元栓が止まらない原因と対処法や元栓の管理区分の説明、元栓のトラブルを防ぐための方法などをご紹介していきます。

目次
水道の元栓が止まらないパターンは3つに分けられる
水道の元栓が止まらない原因は以下のことが挙げられるでしょう。ひとつずつ確認していきましょう。
パターン①固くて回らない
水道の元栓は長い間触っていないと、回す部分が固着していることがあります。元栓が固着して回らない場合は潤滑剤を注ぎ、少し時間をおいてからハンドルを回すとよいでしょう。または、モンキーレンチなどを使用して、ハンドルを緩めてから回すとうまくいくはずです。
パターン②元栓内部のつまり
元栓の内側がさびていたり、異物が付着していたりして、完全に閉めることができない状態になっていることがあります。その場合は、元栓の修理を依頼するとよいでしょう。元栓にはハンドル式とドライバー式のタイプがあります。それぞれの種類によって、修理の手順が異なるので、修理を依頼する際は、元栓の種類を業者に伝えておくとスムーズに作業が進むでしょう。
パターン③元栓の劣化・破損
元栓は破損していたり、パッキンが劣化していたりすると、完全に閉めることができなくなってしまいます。この場合も、すみやかに業者に依頼して修理をしてもらうとよいでしょう。
元栓を閉めても水は残る!
しっかりと元栓を閉めても、元栓から蛇口までの配管には水が残っているため、少しの間は水が流れる場合があります。そのため、元栓を閉めたら、しばらくは様子をみて、少し時間がたったら、完全に水がストップしているか確かめるようにするとよいでしょう。
水道の元栓は自分で修理できない!
水道の止水栓が破損・劣化しており、ハンドルを回すことができない場合は、自分で修理することはできません。なぜなら水道の所有区分や管理区分が設けられているからです。それぞれ詳しくみていきましょう。
所有区分と管理区分の関係
一般的に上下水道は公共の施設のため、管理区分が所有区分と、若干異なってくるのです。管理区分とは誰が管理するのか、所有区分とは誰の持ち物であるのかということを表しています。また、ここでいう管理とは、上下水道の現状維持や修繕などの管理のことです。
具体的には、家庭の蛇口や地下を流れる給水管は使用者の管理区分のため、自分で修理をおこなうことができます。しかし、止水栓がある水道のメーターボックスから先は、水道事業者や市の自治体が管理している部分になるため、自分では修理をすることはできないのです。
元栓は水道事業者の管理範囲
止水栓がある水道のメーターボックスは、基本的に水道事業者の管理範囲にあたります。もし水漏れなどで、水道の元栓が止まらない場合は、すみやかに業者や市の自治体に連絡をしてみるとよいでしょう。
水道の元栓によるトラブルを防ぐために
これまで水道の元栓が止まらないパターンや、水道の管理区分の話をしてきました。ここでは、水道の元栓によるトラブルを防ぐための方法をご紹介していきます。
使っている元栓の開けかた・閉めかたを覚えておこう
現在使用している元栓の開け方や閉め方を把握しておくことで、いざというときに焦らずに作業をすることができるでしょう。ここでは、住まいごとの元栓と操作方法についてご説明していきます。
戸建ての元栓の場合
一戸建てに住んでいる方は、元栓は水道メーターボックスの中にあります。青く四角い蓋を開けると、元栓であるハンドルが出てきます。元栓のタイプはさまざまあり、車のハンドルのように回すものや、指でつまんで回すものなどがあります。いずれも時計回りに回転させることで水を止めることができるので覚えておくとよいです。
もしメーターボックスの中を見ても、元栓が見当たらない場合は、近くに丸い鉄の蓋がないか探してみるとよいです。丸い鉄の蓋が見つかれば、その中に止水栓があります。しかし、このタイプは手では開けることができないため、専用の道具が必要となります。開け方がわからない方は、水道局や市の自治体に確認をとってみましょう。
マンション・アパートの元栓の場合
マンションやアパートに住んでいる方は、玄関のドアの横にあるメーターボックスの扉を開けてみるとよいです。そこに水道の元栓であるハンドルがあるはずです。ここで注意したい点は、自分の部屋と隣の部屋の元栓が一緒になって格納されていることです。そのため、元栓を閉める際は、自分の部屋の元栓であるかをきちんと確認するようにしましょう。
元栓を閉めるときは、ハンドルを時計回りに回転させるとよいです。しかし元栓が古いタイプになると、ハンドルがついていないこともあります。そのときは、モンキーレンチなどを用意しておくと、古いタイプの元栓にも対応できるので便利です。
「全開」から少しだけ戻しておく
元栓を開けるときは、開ききった状態にせずに、5分の1回転ほど戻しておくとよいです。なぜなら、元栓を全開よりも少し手前にしておくことによって、固着してしまったり動きにくくなったりするのを防ぐことができるからです。
元栓は半分開けた状態では使わない
元栓を半分開けた状態にして利用すると、故障の原因になるおそれがあります。元栓は全開か全閉で使用する設計になっているため、全開で使用するようにしましょう。
先ほど述べたように、元栓が故障した場合、交換や修理は自分でおこなってはいけません。もし、元栓のトラブルにお悩みの方は、業者に相談しましょう。
元栓から住宅側のトラブル解決は水漏れ修理のプロにおまかせ!
トラブルが起きたときは、業者に相談してみるとよいでしょう。ここではおもにプロが対応する範囲などについてご紹介していきます。
水漏れ修理のプロが対応する範囲は?
蛇口や配管から水漏れが発生したり、水道の元栓が止まらないという事態が起きたりしたら、まずは業者に依頼してみることが大事です。プロでも対応する範囲は原則として使用者の管理区分までですが、水道局の認可を受けている業者であれば、水道事業者の管理区分も対応することができます。業者を選ぶ際には水道局指定工事事業者を選びましょう。
業者であれば、現地での見積りから修理完了まで、スムーズに作業をおこなってくれます。また、業者によっては無料で見積りをおこなってくれるところもあるので、ぜひご活用してみるとよいでしょう。
いざというときは業者に依頼しよう!
シンクの水漏れや蛇口からの水漏れなどのトラブルは色々と心配になりますよね。そんなときは、焦らずに、業者に依頼しましょう。業者探しでお困りであれば、まずは弊社にご相談ください。
弊社では、24時間365日いつでも電話対応をおこなっております。弊社に加盟している全国のさまざまな業者から、すぐにお客様のもとに駆けつけられる業者を紹介いたします。まずはお気軽にご連絡ください。
まとめ
自分で工夫して元栓を回そうとしても、うまくできそうにない場合は、業者に相談してみることをおすすめします。
とくに長い間元栓を触っていないと、劣化・破損していたりして、うまく回すことができないこともあるでしょう。無理やり回そうとして壊れてしまうことも考えられます。
基本的に自分で止水栓を修理することは禁じられているため、「水道の元栓が止まらない…」とお悩みの方は業者に依頼しましょう。
その際には、水道の指定事業者の認定を受けている業者を選びましょう。弊社では、全国のさまざまな業者の中から、指定事業者の認定を受けている優良な業者をご紹介しています。お気軽にお電話ください。
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