
現在、パソコンは年齢を問わず、仕事からプライベートまで幅ひろく活躍してくれるツールかと思います。OSがWindows 7のパソコンを利用していて、突然動かなくなってしまった……なんてことはないでしょうか?
今回はシステム修復ディスクでWindows 7を復旧する対策や方法について紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。大事なデータや思い出がたくさん詰まっているパソコンの、万が一に備えて覚えておきましょう。
目次
システムが作動できない。
システム修復ディスクとは、パソコンで問題が起こったときにパソコンが起動できないときでも、パソコンの修復ができるディスクのことです。
しかし、パソコンが起動しないときにシステム修復ディスクでWindows 7を作動しようと思っても、作動できないことがあります。
DVDのデータが消えてしまっている
DVDをほかのパソコンで作動できるか確認することで、DVDのデータが壊れているのか、パソコン自体が壊れているのかを判断することができます。
DVDのデータが壊れている場合に考えられる原因は、日光によるダメージです。紫外線がDVDの記録面を変質させてしまいます。もしくは劣化で壊れてしまった可能性もあるでしょう。
また、DVDの記録の面に傷がついてしまうと、読み取りができないことがあります。傷がついた場合は、DVDの修復キットを使用すれば読み取りできるかもしれません。しかし、深い傷や大きな傷がついてしまっていると修復は難しいこともあります。
BIOSの設定がCDもしくはDVDブートになっていない
とくに多い原因として、BIOSの設定のミスがあります。BIOSとは、OSであるWindowsより先に読み込まれ、パソコンに接続された周辺機器にアクセスするプログラムのことを指します。
このBIOSの設定がHDD優先になっていると、CDやDVDから起動するシステムディスクが読み込まれないことがあります。この場合、DVDの読み込みを優先してあげることによって解消します。
DVDドライブの不具合や故障をしてしまった
DVDドライブのレンズが汚れているといけませんので、普段から拭き取ったりしてきれいに保つことが大切です。分解をしてピックアップレンズをきれいにしてあげることによって、作動する場合もあります。
また、DVDドライブのレンズクリーナーを挿入し再生することで、汚れているDVDドライブのレンズをクリーニングすることもできます。ほかにも、通信ケーブルが緩んでしっかりはまっていないケースもありますので、パソコンケースを開いて確認してみましょう。
それでも作動しない場合は、ドライブ本体が故障している可能性があります。ほかのDVDドライブで確認してみましょう。
修復ディスクを作成する方法!
システム修復ディスクは Windows 7 が起動しなくなってしまった場合の備えとして、作成しておくことをおすすめです。システム修復ディスクがあることで、Windows 7が起動しなくなった場合にシステム復元などの修復作業が行えます。
作成する手順を紹介する前に注意点があります。Windows 7の場合、システム修復ディスクは、書き込み型のCD/DVDメディアのみに作成することができます。Windows 7の標準機能では、USBメモリなどに直接作成することはできませんので気をつけてください。
また、CD/DVDドライブが接続されていないノートパソコンの場合は、外づけの光学ドライブを用意することが必要です。
作成する手順を紹介します。
①コントロールパネルの[システムとセキュリティ]を開きます。カテゴリーにある、[バックアップの作成]をクリックすると、[バックアップと復元]画面が表示されます。左側に表示される[システム修復ディスクの作成]を選択します。
②CD/DVDドライブを選択して、そのドライブにCD/DVDメディアを挿入します。[ディスクの作成]をクリックすれば、システム修復ディスクが作成できます。
修復ディスクの使い方
作成したシステム修復ディスクをWindows 7で使用する手順を紹介していきます。
①CD/DVDドライブにシステム修復ディスクを挿入して、パソコンを起動もしくは再起動します。
このとき、CD/DVDから優先的に起動する設定になっていない場合は、起動する際に[F2]や[F10][F12]などのファンクションキーを押してみましょう。ブートデバイスが選択できるものが多いので、ここでCD/DVDドライブを選択します。
②「Press any key to boot from CD or DVD」と表示されましたら、何らかのキーを素早く押してください。
③そのあと、「Windows is loading files」としばらく表示されたあとに、キーボード入力方式を選択する画面が現れます。「Microsoft IME」を選んで、[次へ]ボタンをクリックしましょう。
④「Windowsインストールを検索しています」と表示されたあと、Windows7を選択します。「ドライバーの読み込み」をクリックすると、システムを復旧するための各種ツールが選択できるようになるので、実行したいツールを選択しましょう。
それでも復旧できないときは
上記で紹介した方法で復旧できない場合は、セーフモードを選択することでパソコンが起動できることがあります。パソコンの電源を入れて、メーカーのロゴ画面が出てきたときにキーボードの「F8」キーを押すことで設定画面が表示されるので、セーフモードを選択しましょう。
パソコンによっては、起動する際にロゴ画面が表示されたタイミングで異なる画面が表示される場合、そのときは「F5」を何度か押すもしくは「Ctrl」を押し続けてセーフモードの表示がされるか試してください。
これらの方法や、システム修復ディスクでwindows7を修復できない場合は、専門の業者へ相談するのがよいでしょう。
まとめ
windows7を利用しているとき、急に固まってしまって故障したかもしれない場合のために、システム修復ディスクを作成しておくことで、パソコンの復旧ができることもあります。ディスクの保管方法によってディスクに傷がついてしまい、システム修復ディスクでWindows 7を作動できないなんてこともありますので、保管方法には気をつけましょう。ほかにも、BIOSの設定やDVDドライブの故障で、システム修復ディスクが作動しないこともあるため日ごろから確認をしましょう。
パソコンの中にはあなたの大事なデータや思い出などが詰まっているかと思います。故障したときに対策していないということが起きないよう、システム修復ディスクを作成しておくことがおすすめです。システム修復ディスクなどを使用しても修復できない場合は、専門の業者で相談するのがよいでしょう。
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