鍵の仕組みってどうなっているの？防犯性の高い鍵・低い鍵を解説！

ディスクシリンダーという鍵は日本の住宅の多くで使用されている鍵です。この鍵は広く普及しており、ピッキングといった鍵開けの犯罪を受けやすいものです。

しかし、最近はディンプルキーというピッキングに強い鍵があります。本コラムではディスクシリンダーとディンプルキーという2種類の鍵の仕組みを紹介していきます。鍵を交換しようと思っている方は参考にしてみてください。

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ディスクシリンダー鍵の仕組み

ディスクシリンダーは日本の住宅の多くで使用されており、一般的によく見けるタイプの鍵です。「ディスク」は円盤という意味で、鍵の形状が円盤に似ている形をしているので、ディスクシリンダーと呼ばれています。

ディスクシリンダーの特徴としては、鍵穴が横向きで、平仮名の「く」の字に見える、キーの両面にくぼみがあることです。

ディスクシリンダーはピッキングに弱く、針金のような細いもので開けられてしまうことがあります。鍵の仕組みと手順さえ理解してしまえば、簡単に開けられてしまうのです。

悪用禁止！ヘアピンを使ったピッキング

鍵の仕組みと手順を覚えてしまえば、ヘアピンを使ったピッキングがだれでも簡単にできてしまうようです。手順は以下の方法で行われることが多いです。

①ヘアピンを用意する
直線になっていて曲がっていないものと折れ曲がっているもの2本を用意する

②鍵穴に差す
折れ曲がった方のヘアピンを鍵穴に差し、鍵を回す方向と同じように力を入れる

③前後を動かす
曲がっていない直線のヘアピンも鍵穴に差し、シリンダーの内部を前後に動かす

④ヘアピンを正常位置にくるように動かす
ヘアピンをシリンダー内部の正常位置にくるように動かします。正常位置に来ているかどうかの確認は感覚が必要になります。

ピッキング対策ができている最新の鍵の普及率は1割未満といわれています。ピッキングで簡単に開けることのできる鍵が多いのが現状です。住宅の周りで犯罪の被害が確認されていたら、最新の防犯鍵に交換するとよいでしょう。

防犯性の高いディンプルキーの仕組み

ディスクシリンダーの鍵を使っている場合には、簡単にピッキングされてしまって、家への侵入を許してしまうかもしれません。
昨今は防犯性の高い鍵が登場してきていますので、不安に感じる方は鍵を交換するとよいでしょう。

いま普及してきているのが、「ディンプルキー」という鍵です。

ディンプルキーは従来のギザギザした鍵とは違って、丸いくぼみがたくさんあり、シリンダー内部のピンの本数も従来の鍵よりあります。
鍵の仕組みが複雑なので、ピッキングに強いのが特徴です。空き巣犯は侵入に5分以上かかる鍵はあきらめるといわれていますが、ディンプルキーであれば解錠を手こずらせて侵入をあきらめてくれる可能性が高まります。

鍵をできるだけ長く使うためには

新しい最新の防犯鍵に交換したら、できるだけ長くその鍵を使いたいですよね。鍵の寿命は10年から15年くらいといわれているので、そのくらい使っているのであれば、鍵のメンテナンスをおすすめします。

鍵は金属でできていますので、置いている環境によってはサビついてしまいます。そんなときはサビを落とすことができるクリームでしっかりと落としましょう。カビが生えてしまったときには、お酢と塩を溶かした液体の中に鍵を入れると取ることができます。

また、落としてしまったときなどの衝撃によって鍵の一部分が欠けてしまう、もしくは破損してしまうことがあります。鍵の部分が破損してしまうと鍵の仕組みがうまく機能しなくなってしまうので、そんな場合にはしっかり交換をしましょう。

まとめ

ディスクシリンダーとディンプルキーという2種類の鍵の仕組みを紹介しました。ディスクシリンダーはピッキングに強く、ディンプルキーはピッキングに弱いといわれています。

鍵を交換しようと考えているかたは最新のディンプルキーに交換することをおすすめします。新しいものに変えたら、鍵のメンテナンスを定期的に行って長く使えるようにしましょう。

鍵を交換したいけど、どんな鍵に交換したらよいかわからないというかたは業者に相談するとよいです。鍵を新しくして防犯対策を強化してみてください。

紛失時のカギ開け・交換・修理を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「紛失時のカギ開け・交換・修理」をご覧ください。