
家の鍵を紛失してしまい「ヤバい!どうしよう!」と焦っていませんか?
できるだけ安く・早く・手間なく解決して、防犯面でも安心できるように対処したいところですよね。
そのようなときは当記事で紹介する対処法をおこなってください!
当記事では鍵紛失時に連絡すべきところや、新しい鍵の作成方法、鍵交換の必要性などを解説します。
お読みいただければ最適な対処法がわかり、場合によっては無料で解決することもできますので、ぜひ参考にしてください。
【注意】記事をお読みいただく前に本当に鍵がないかチェックを!
- ズボンのポケット、上着のポケットは確認しましたか?
- 車の中、鞄の中、財布の中は確認しましたか?
- 立ち寄った会社やお店、施設などは確認しましたか?
上記3点を確認済みであることを前提に対処法を解説していきます。

目次
家の鍵を紛失したときにするべきこと
家の鍵を紛失したときは、「集合住宅の場合」と「戸建ての場合」とで対処法が違います。
それぞれの対処法は以下のとおりです。
- 集合住宅の場合は「管理会社に連絡」しよう
- 戸建ての場合は「鍵作成」しよう
集合住宅の場合は賃貸であっても分譲であっても、物件の管理をしている管理会社がいます。
鍵の紛失は物件の管理に関わるため、まずは管理会社への連絡が最優先です。
(※分譲は管理会社がいないこともありますが、その場合は「管理組合」に連絡をしましょう)
戸建の場合は物件の管理をするのが自分ですので、特に連絡をすべき場所はありません。
鍵を新たに作成して、紛失した分の鍵を補いましょう。
ではそれぞれのケースをもう少し詳しく説明します。
集合住宅の場合は「管理会社に連絡」しよう
集合住宅にお住まいの場合、外出先で鍵を紛失してしまい家に入れない状況の人が多いと思います。
そのようなときは、まず管理会社に連絡をしてください。
賃貸物件であれば、管理会社は入居者に万が一のことがあった場合に備えて各部屋の合鍵を持っています。
連絡すれば合鍵を持ってきてくれるため、慌てずに管理会社に電話して事情を話しましょう。
分譲マンションは管理会社でも鍵を持っていないケースがほとんどですが、鍵屋の手配などはおこなってくれる場合が多いです。
今後の鍵交換や鍵作成についても管理会社から指示がありますので、そちらの指示に従って対応するようにしてください。
一応、賃貸物件の鍵を紛失した場合の対応としては、入居者負担で鍵交換するのが一般的となっています。
これは国土交通省が作成している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」にて、鍵の紛失時は賃借人負担で鍵交換することが原則となっているためです。
鍵の紛失や不適切な使用による破損は、賃借人負担と判断される場合が多いものと考えられる。
鍵の紛失の場合は、経過年数は考慮しな い。交換費用相当分を全額賃借人負担と する。
入居時に鍵交換代を支払っていたとしても、入居者の過失での鍵紛失となると再度費用がかかることを覚えておきましょう。
場合によっては鍵交換までしないケースもありますが、最終的な判断は管理会社や大家さんがおこないます。
また、鍵の紛失を管理会社に黙っていても退去時には判明するため、必ず伝えるようにしましょう。
管理会社と連絡が取れない場合や管理会社の連絡先がわからない場合は、記事後半で紹介する「Q1.管理会社と連絡がとれない場合はどうしたらよいですか?」を参考にしてください。
戸建ての場合は「鍵作成」しよう
戸建てにお住まいの場合、家族に鍵を開けてもらうことでなんとか家の中には入れている状況の人が多いと思います。
一旦家には入れたものの、鍵の本数が減ってしまってお困りですよね。
鍵の本数が足りない場合は、鍵メーカーのオンラインショップから純正キーを注文しましょう。
純正キーとはオリジナルの鍵のことです。
元鍵を模倣して作成した合鍵とは違い、元鍵そのもののことを指します。
鍵屋などで作成する合鍵は作成者によって質にバラつきがあり、作ってもらっても鍵穴と合わずに鍵の開閉ができない場合もあります。
特に、現在主流となっているディンプルキーは複雑な構造をしていることから、精度の高い合鍵作成が難しいです。
※ディンプルキー:鍵の表面に丸いくぼみがある鍵。
そのため、鍵作成をするのであれば確実に使用できる純正キーがおすすめです。
純正キーを注文するときは鍵のシリンダー番号(シリアルナンバー)が必要になるため、下図のようにスペアキーの表面を見て番号を確認しておきましょう。

代表的な鍵メーカーであるMIWAとGOALの純正キーは、以下のオンラインショップから注文ができます。
メーカー名 | オンラインショップURL |
---|---|
美和ロック | https://www.shop.miwa-lock.co.jp/ec/top |
GOAL | https://www.goal-lock.com/ecadmin/shopping3/ |
また、どうしても鍵を見つけたい場合には、警察に遺失届を出す方法もあります。
遺失届を出しておくと、誰かが鍵を拾って警察に届けてくれたときに、あなたに連絡が来るようになります。
遺失届を出す場合は、最寄りの警察署や交番に行き申請用紙を提出しましょう。
申請用紙に記入することは以下の6つです。
- 氏名
- 住所
- 連絡先
- 紛失した日時
- 紛失した場所
- 紛失したもの
手続きは数分で完了しますが、警察署や交番まで行くのがめんどうな場合は、オンラインで提出することもできます。
オンラインでの手続きは、上記の警視庁ホームページからおこなえるためそちらをご覧ください。
遺失届を提出したからといって必ずしも鍵が見つかるわけではありませんが、鍵が見つかる可能性は高まります。
今後鍵を紛失したときのためにスペアキーを多く持っておきたかったり、紛失した鍵にお気に入りのキーケースやキーホルダーがつけてあったりして、どうしても鍵を見つけたい場合は、鍵を見つける手段として遺失届を出しましょう。
鞄や財布ごと紛失した場合は「鍵交換」したほうが安全!
先ほどの説明で鍵紛失時の対処法は完了となります。
しかし、新しい鍵を作成するだけだと「紛失した鍵が悪用されないか心配……」と思う方も多いでしょう。
空き巣被害などは絶対に避けたいところですよね。
結論からいうと、鞄や財布なども一緒に紛失した場合は鍵本体ごと交換してしまったほうがよいです。
なぜならあなたの住所が知られてしまうおそれがあるからです!
鞄や財布の中には免許証や保険証など、個人情報が記載されたものが入っていることが多いと思います。
それらと一緒に鍵を紛失すると、拾った人は簡単にあなたの住所を特定できますよね。
もし悪意のある人が鍵を拾ってしまった場合、勝手に家に侵入されることも考えられるため、鞄や財布ごと鍵を紛失したときは必ず鍵交換をしてください。
ちなみに、鍵単体だけでは住所を特定することはほぼ不可能です。
鍵からわかる情報は「メーカー名」と「シリンダー番号」ですが、これだけではどこの住宅の鍵なのかはわかりません。
シリンダー番号と住宅を紐づけるような情報はメーカーにも記録されていませんので、知りようがないのです。
しかし、例えばマンションの目の前に鍵が落ちていた場合、「このマンションのどこかの部屋の鍵かもしれない」と予想できますよね?
そうなると、全部屋の鍵穴に鍵を挿し込んでいけば、いずれは部屋を特定できることになります。
そのように手当たり次第に試すことで、家を特定されるおそれがあることは覚えておきましょう。
どうしても心配な方は、やはり鍵交換をしておくほうが安全です。
鍵の紛失時に必要な各種費用
ここまで鍵紛失時の対処法について説明してきました。
今後の対応の仕方はおわかりいただけたかと思います。
しかし、気になるのは「費用」ですよね?
鍵作成や鍵交換に一体いくらくらいかかるのかは事前に知っておきたいところでしょう。
ですので、次は各作業の依頼にいくらの費用が必要なのかを紹介します。
鍵作成の費用は約2,000円
まずは鍵作成にかかる費用です。
鍵メーカーの公式オンラインショップに純正キーを注文した場合、費用は1本あたり約2,000円ほどです。
一例としてMIWAの具体的な価格を以下に掲載しますので参考にしてください。
【MIWAの公式オンラインショップにおける純正キーの価格】
鍵の名称 | 価格 | 送料 | 合計金額 |
---|---|---|---|
U9キー | 1,100円 | 650円 ※沖縄県は1,300円 |
1,750円 (沖縄県は2,400円) |
URキー | 1,100円 | 650円 ※沖縄県は1,300円 |
1,750円 (沖縄県は2,400円) |
PRキー | 1,650円 | 650円 ※沖縄県は1,300円 |
2,300円 (沖縄県は2,950円) |
PSキー | 1,650円 | 650円 ※沖縄県は1,300円 |
2,300円 (沖縄県は2,950円) |
参考:美和ロック公式オンラインショップ MIWA Direct
一般的な鍵屋で合鍵を作成する場合でも1,000~2,000円ほどかかるため、メーカー公式の純正キーだからといって特別高いということはありません。
むしろディンプルキーであれば鍵屋で作成するよりも安く済む場合もあります。
純正キーであれば鍵穴と合わないといったこともありませんので、スペアキーが足りない場合はメーカー公式のオンラインショップをご利用ください。
鍵交換の費用は約39,000円
続いて鍵交換の費用についてです。
鍵の種類や施工内容によって費用は変わりますが、平均は約39,000円となります。
これは当サイトに寄せられた鍵交換の依頼から算出した金額です。
価格帯ごとに案件数をまとめると以下のようになっています。
※当社実績より算出(2021年1月~2021年12月/N=2,602件)

30,000~39,999円の価格帯がもっとも多く、次いで20,000~29,999円が多いです。
鍵交換の費用が安く済むケースとしては以下のようなものがあります。
- 鍵が開いている状態である
- シリンダー部分のみの交換である
- 電子錠などの高価な鍵ではない
※シリンダー:鍵穴のこと。鍵交換にはドアノブやその他の部品を含めた「錠前交換」と、鍵穴のみを取り替える「シリンダー交換」がある。鍵の紛失時は「シリンダー交換」が一般的。
上記のケースであれば作業費や材料費が安くなるため、費用は安く抑えられる傾向があります。
ご自宅の状況が当てはまるかどうかを確認してみてください。
鍵開けの費用は約30,000円
最後に鍵開けの費用についてです。
戸建てにお住まいの方で家に入れない場合や、集合住宅にお住まいで管理会社と連絡が取れない場合などは、まず鍵開けを依頼することになります。
鍵開けも状況により費用が大きく異なりますが、平均は約30,000円です。
これは当サイトに寄せられた鍵開け依頼から算出した金額です。
価格帯ごとに案件数をまとめると以下のようになっています。
※当社実績より算出(2021年1月~2021年12月/N=4,130件)

20,000~29,999円の価格帯がもっとも多く、次いで30,000~39,999円が多いです。
鍵交換に比べると全体的には安価な傾向があります。
鍵開けの費用が安く済むケースとしては、玄関ドアにドアスコープがついていることです。
※ドアスコープ:玄関ドアに付いているレンズのこと。ドアを開けずに家の内側から外を確認するための防犯設備。
ドアスコープが付いている場合、その穴から特殊な器具を挿し込むことで内側から鍵を開けられます。
鍵を壊すことなく開けるられるため、破綻作業やその後の鍵交換作業が不要になり、費用が安く抑えられます。
※破綻:鍵を壊すこと。
一方、ドアスコープがない場合は鍵を壊さなければいけません。
鍵開けというとピッキング作業をイメージするかもしれませんが、じつはピッキングで開けられる鍵は近年では少なくなっています。
鍵の防犯性能が向上したことでピッキングが難しくなったため、今では破綻での鍵開けが一般的です。
鍵を壊すことになるのか気になる場合は、ご自宅の玄関ドアにドアスコープがついているかを基準にして考えてください。
また、鍵開け費用は火災保険の対象になる場合もあります。
保険について詳しく知りたい方は記事後半の「Q3.鍵の紛失時に火災保険は利用できますか?」をご覧ください。
紛失した鍵が見つかる確率は70%
ここまでは鍵紛失時の対処法と費用を説明してきました。
お急ぎの方はすぐにでも行動していただければと思いますが、なかにはもう少し鍵探しを続けるべきかを迷っている方もいるのではないでしょうか?
しかし、何時間もかけて探して結局見つからなかったら……と考えるともどかしいですよね。
当サイトの調査によると、紛失した鍵が見つかる確率は70%です。
これは今までに鍵を紛失したことがある300人へのアンケート結果から算出しました。
鍵を紛失したことがある300人へのアンケート結果
Q.紛失した鍵は見つかりましたか?
見つかった:70%
見つからなかった:30%
意外と高いと思うかもしれませんが、これには紛失した場所に心当たりがあった人も含まれているため注意が必要です。
というのも、見つかった人の73%は紛失に気付いてから3時間以内に見つけています。

(紛失後に鍵が見つかった209人の回答をクロス集計。インターネットアンケート。調査日2022年8月22日)
鞄や車の中、今日立ち寄ったお店や施設など、心当たりのある場所を確認した結果、鍵が見つかったケースが多いです。
心当たりがあるようであれば、管理会社や鍵屋に連絡する前に一度確認をしてみてください。
鍵が見つかりやすい場所一覧
300人へのアンケートでは、紛失した鍵を見つけた場所も聞きました。
その結果が以下になります。

(紛失後に鍵が見つかった209人の回答をクロス集計。インターネットアンケート。調査日2022年8月22日)
もっとも鍵が見つかりやすい場所は「家」です。
タンスの隙間に落ちていた、普段は置かないデスクやテーブルの上に置いてあったなどの回答が多くありました。
次いで「路上」です。
外出先から家に帰るまでに通った経路を探したところ、路上に落ちていたという回答も多く見られました。
他には友人の家や折りたたんだ傘の中に入っていたなどの珍しいケースもあります。
どうしても鍵を見つけたい場合は上記のグラフを参考にして、とにかく思いつく場所を徹底的に探してみてください。
今後鍵を紛失しないための3つの対策
ここからは今後の対策について解説します。
二度と鍵を紛失しないためにできる対策法はおもに3つ。
対策1.鍵にキーホルダーやキーケースを付ける
対策2.鍵の保管場所を決める
対策3.玄関の鍵をスマートロックに変える
これらを実践することで鍵を紛失したり忘れたりする可能性はグッと下がります。
すべてをおこなわなくても、どれか1つでも実践すれば効果はありますので、自分や家族の生活スタイルに合った方法を選んでみましょう。
それぞれの対策法について、やり方や便利グッズなどを紹介していきます。
対策1.鍵にキーホルダーやキーケースを付ける
鍵をそのまま持ち歩いていたり、小さいキーホルダーのみを付けていたりする場合は、もし鍵を落としても気付きづらいです。
少し大きいキーホルダーや鈴のついたキーホルダー、キーケースなどを付けると落としたときも気付きやすいため、紛失を防ぐことができます。
ほかにもスマートフォンで探すことができるGPS機能付きのキーホルダーを付けると、簡単に見つけることができます。
商品によっては位置情報で鍵の位置を把握したり、キーホルダーでスマートフォンを探したりすることも可能です。
商品名 | 【2022 Tile Mate (2022) 電池寿命約3年 探し物/スマホが見つかる 紛失防止 スマートスピーカー対応[Compatible with Alexa認定製品]【日本正規代理店品】 RE-44001-AP |
価格 | 2,868円(2022年9月時点) |
特徴 |
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対策2.鍵の保管場所を決める
かばんの中や服のポケットなど、持ち歩くときにしまう場所を決めましょう。
毎回しまう場所が違うと落としても気付きづらく、そもそもどこにしまったかを忘れてしまうこともあります。
外出するときは「必ずここにしまう」と決めて、鍵を管理するようにしましょう。
キーケースを使うとより管理もしやすくなります。
商品名 | [ヴィンテージ リバイバル プロダクションズ] key clip oil leather キーケース 日本製 59201 |
価格 | 5,000円(2022年9月時点) |
特徴 |
|
対策3.玄関の鍵をスマートロックに変える
玄関の鍵をスマートロックに変えてしまえば、鍵を紛失する悩みからも解放されます。
スマートロックとはICカードやスマートフォンアプリ、リモコンなど、あるいは、暗証番号や指紋、顔などの生体認証で解錠できる鍵のことです。
暗証番号式や生体認証式であれば、いわゆる一般的な鍵を使いませんので、そもそも「鍵をなくす」ことがなくなります。
毎日使うICカードやスマートフォンであれば紛失しづらいですし、もし紛失しても鍵よりは早く気付けます。
また、スマートロックは鍵穴がないためピッキングによる不法侵入も防ぐことができ、防犯面でも優秀です。
ものをなくしがちな子供やお年寄りも安心して使えるため、ぜひスマートロックへの変更を検討してみてください。
商品名 | Qrio Lock キュリオロック ブラック スマートロック スマートホーム AppleWatch Alexa GoogleHome LINEClova 玄関 ドア ドアロック 鍵 オートロック 自動施錠 ハンズフリー解錠 後付け 工事不要 防犯 スマホ 両面テープ Q-SL2 |
価格 | 21,600円(2022年9月時点) |
特徴 |
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鍵の紛失に関するよくある5つの質問|Q&A
鍵を紛失しないための今後の対策はおわかりいただけましたでしょうか?
使いやすいものを選んで実践してもらえたらと思います。
では最後に、鍵の紛失に関するよくある5つの質問にお答えしていきます。
もしものときのために知っておいて損はありませんので、ぜひお読みください。
Q1.管理会社と連絡がとれない場合はどうしたらよいですか?
A1.連絡が取れる時間まで待つか、鍵屋に連絡をしてください。
管理会社の営業時間外であったり、管理会社の連絡先がわからなかったりする場合は「連絡が取れるまで待つ」か「鍵屋に依頼して鍵開けをしてもらう」かのどちらかになります。
どうしてもすぐに家に入りたいのであれば、鍵屋に依頼して鍵開けをしてもらいましょう。
鍵屋は24時間営業のところも多いため、早朝や深夜であっても依頼できる可能性が高いです。
注意点として、鍵開け後に鍵交換までおこなった場合は、翌日に必ず管理会社にその旨を伝えるようにしてください。
黙っていると勝手に鍵交換をしたと思われてしまい、賃貸契約違反となるおそれがあります。
一方、すぐに家に入る必要がないのであれば、友人の家やホテルなどに泊まって翌日昼間に管理会社に連絡する方法もあります。
こちらの方法であれば管理会社が合鍵で開けてくれるため、鍵開け費用はかからないことが多いです。
Q2.オートロック付きマンションの鍵を紛失した場合、全部屋分の鍵交換が必要ですか?
A2.全部屋分の鍵交換をすることは稀ですが、絶対にないとはいい切れません。
オートロック付きマンションでは、鍵を紛失したときの対処法が物件ごとに違っており、少し複雑な話になっています。
わかりやすくするために、オートロックの仕組みを簡単に知っておきましょう。
オートロックの鍵は大きく分けて4つのタイプがあります。
暗証番号式:暗証番号を入力することで解錠するタイプ
生体認証式:指紋や顔を照合して解錠するタイプ
非接触キー式:カードキーや鍵の持ち手部分に取り付けられたICタグで解錠するタイプ
接触キー式:鍵穴に鍵を挿して解錠するタイプ
このうち「暗証番号式」と「生体認証式」は鍵を紛失することがないため、「非接触キー式」と「接触キー式」に絞って説明します。
非接触キー式の場合、カードや鍵に内蔵されているICチップをオートロックに登録することによって、解錠ができるようになります。
鍵を紛失しても登録情報を削除することができるため、本体の鍵交換をする必要はありません。
部屋の鍵のみを交換して、その鍵のICチップを再びオートロックに登録するだけで対応できます。
一方、接触キー式の場合、鍵の形とオートロックの鍵穴の形が物理的に一致することで解錠します。
そのため、非接触キー式のように紛失した鍵のみを無効化することはできません。
紛失した鍵を無効化したいときは、オートロックの鍵本体を交換したり、鍵穴を使用できないようにして暗証番号で解錠できるようにしたりなど、大掛かりな対処が必要です。
どのように対応するかはマンションごとに違い、なかには全部屋の鍵交換費用を請求された事例もあるようです(参考:YAHOO!不動産 教えて!住まいの先生)
全部屋の鍵交換になると数十万円と高額な費用がかかるため、実際におこなわれることは稀ですが、法律等で明確な決まりがない以上、絶対にないとはいい切れないということです。
Q3.鍵の紛失時に火災保険は利用できますか?
A3.ご契約中の保険内容によって、利用できる場合とできない場合があります。
鍵トラブルは火災保険の対象になっている場合があります。
しかし、保険が適用されるのは「鍵開け」であり「鍵交換」は対象外であるケースが多いです。
また、「盗難」の場合は適用されますが、本人に過失がある「紛失」の場合は対象外になることもあります。
細かい条件はご契約中の保険会社や保険内容によって違うため、あなたが加入している保険を確認してみましょう。
人気の火災保険である「トータルアシスト住まいの保険(東京海上日動)」では、鍵トラブルについて以下のように説明していますので、参考にしてみてください。
カギを紛失した場合またはカギの盗難に遭った場合に、専門会社による緊急開錠を行います。 盗難の場合は、カギとシリンダー錠の交換も行います(1年間に1回限度)。
※出張料と作業料は無料です。 カギの紛失の場合、カギと錠の交換をご希望される場合の費用はお客様の自己負担となります。
Q4.車の鍵を紛失したときはどうしたらよいですか?
A4.車の鍵開け・鍵交換に対応しているサービスに問い合わせましょう。
車の鍵開け・鍵交換はおもに以下の3つのサービスが対応しています。
- ロードサービス
- 鍵屋
- ディーラー
もっとも費用が安く済むのは、加入している自動車保険のロードサービスを利用することです。
契約内容にもよりますが、無料で鍵開けや鍵交換に対応している保険もあるため、あなたが加入している保険内容を一度確認してみましょう。
また、加入していないロードサービスであっても、有料で対応してくれることが多いです。
しかし、ロードサービスはすぐには対応できないことも多く、時間がかかる場合があります。
お急ぎであれば鍵屋に依頼するほうが、すばやく解決できる可能性が高いです。
ロードサービスや鍵屋の他に鍵開けを依頼できるサービスとしては、ディーラーがあります。
ディーラーは主に車の販売をおこなう業者ですが、鍵開けや鍵交換にも対応していることが多いです。
また、ディーラーというと店舗まで車を持ち運ばなければいけないと思う方もいるかもしれませんが、出張サービスをおこなっているところもあります。
問い合わせ時に出張サービスに対応しているかを確認してみましょう。
Q5.会社の鍵を紛失したときはどうしたらよいですか?
A5.上司や同僚に報告しましょう。会社がビル内にある場合はビルの管理会社にも報告しましょう。
会社の鍵の紛失は素早く対処しないと、情報ろうえいや不法侵入につながる危険性があります。
まずは上司や同僚に報告、その後会社がビル内にあるようであれば、ビルの管理会社にも報告するようにしてください。
会社の出入り口の鍵だけでなく、個人のロッカーや引き出しの鍵でも同様です。
個人で利用しているものであっても、情報ろうえいの原因になってしまうことがあります。
鍵開けや鍵交換の費用負担は会社ごとに違いますが、一般的には紛失した人の負担になることが多いです。
また、鍵の紛失で解雇や減給、損害賠償などの重い処分が下されることはめったにありません。
しかし、紛失したことを黙っていて、会社に損害が発生した場合はペナルティが課されることもあります。
ですので、鍵を紛失してしまったときはできるだけ早く報告をして、しっかりと対応しましょう。
まとめ
鍵の紛失はそれほど頻繁に起こることではないため、いざ紛失するとどうしたらよいかわからず焦ってしまいますよね。
しかし、冷静に対処をすれば意外と簡単に解決ができ、大事にならずに済みます。
まずはしかるべきところに連絡や報告、次に鍵開け・鍵作成・鍵交換の依頼、最後に今後の鍵紛失を防ぐための対策。
これらをおこなえば普段どおりの生活が取り戻せますし、不安も解消されるかと思います。
当サイトでも鍵トラブルに関するご相談やご依頼を承っていますので、お困りの際は気軽にお問い合わせください。
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