マスターキーをなくしてしまった!という場合、合鍵を使い続けることになります。「合鍵だけでは不安だから…」という理由で合鍵から合鍵を作りたいという人がいるかも知れません。たしかに鍵は開けられますが、合鍵から合鍵を作ることはデメリットを知っていますか?
合鍵から合鍵を作ると思わぬトラブルの原因になってしまうこともあります。ある日いきなり家の中に入れなくなった!という事態は誰だって避けたいもの。どうすれば鍵のトラブルを防げるのでしょうか。
今回は、合鍵から合鍵を作ることについて取り上げます。
目次
合鍵から合鍵を作ることは可能か?
合鍵から合鍵を作ることはできるのでしょうか。結論をいえば、できるものとできないものがあります。代表的な例はこちらです。
――可能な種類
ディスクシリンダーキー
ピンシリンダーキー
ロータリーシリンダーキー
――不可能な種類
ディンプルキー
イモビライザーキー
カードキー
複製可能な鍵について
可能な種類である3つの鍵の種類を聞きなれない人が多いかも知れません。鍵を開ける仕組みなどが少し違いますが、これらのシリンダーキーはギザギザタイプの鍵で合鍵を複製しやすい鍵です。古いアパートなどではこのシリンダーキーがよく使われています。鍵屋で合鍵を複製しやすく時間も5分程度でできるものもあります。しかし、合鍵から合鍵を作る際には少しずつ新しい鍵の形状が変わってきてしまいますから、何度も複製すると鍵を差しこんでもまわらないなんてことがあります。シリンダーキーはホームセンターでも合鍵が作れることがありますが、このような専門の業者でない場合は特に複製しても使用できないことがありますから注意してください。
複製できない鍵について
同じようにシリンダーキーと形が似ているディンプルキーは、仕組みが違いますから複製がほぼできません。ディンプルキーとは鍵の差し込む部分にくぼみが付いている鍵です。この鍵はシリンダーキーより精密ですから少しでも誤差ができると使用できません。純正キーからしか合鍵を作ることはできないことが多いです。
イモビライザーキーやカードキーは鍵の複製を取り扱うのがメーカーになるため、合鍵から合鍵を作ることは受け付けてさえもらえない場合がほとんどです。
合鍵から合鍵を作るはめにならないための対策
合鍵から作った合鍵で開け閉めをすることは、鍵口の中を傷めてしまうこともあるため、あまりよくありません。マスターキーをなくしてしまうと手元には合鍵しかありませんから、合鍵から合鍵を作らなければなりません。普段使う鍵は必ずスペアキーを使用するようにしてマスターキーの紛失を避けるとよいです。
鍵の複製が難しいイモビライザーキーやカードキーでも時間はかかりますがスペアキーを作ることができます。鍵の修理専門のプロに相談し早い段階でスペアキーを作るとよいでしょう。
合鍵を作るときの注意点
引越しをした際は、初日などできるだけ早く合鍵を作りましょう。そして大事なマスターキーは合鍵を作ったら大切に保管するようにしましょう。そしてまた新しく合鍵を作るときは、マスターキーから合鍵を作るようにしましょう。賃貸の場合などは大家さんがマスターキーを持っているとは限りません。渡された鍵がマスターキーである可能性もありますから、賃貸の鍵を複製するときは大家さんや管理会社に確認をとりましょう。
また、合鍵を作り過ぎないようにしましょう。いくつもあると鍵の管理は大変ですし、盗難の可能性も増えます。必要な分だけ合鍵を作りましょう。マスターキーとの混同を避けることにも繋がりますから、合鍵から合鍵を作るリスクも減ります。賃貸で合鍵を作った場合は、転居する際にはかならず大家さんや管理会社に返却してください。
合鍵を作るのには何が必要か
鍵屋さんやメーカーなどで合鍵をつくる際にはマスターキーと身分証明書を用意しておきましょう。身分証明書はいらない場合もありますが、鍵屋さんへ行って必要だと言われてしまうこともありますから、念のため持って行きましょう。
合鍵を複製する際のかかる時間や費用は鍵の種類によってさまざまです。
シリンダーキー
値段は500円から1,000円程度で、5分ほどです。
ディンプルキー
値段は1,000円から3,000円程度で、30分から1時間ほどかかります。
イモビライザーキーやカードキー
値段は10,000円程度で、数日から数週間ほどかかります。また複製時には身分証明書が必須です。
合鍵を複製する相場は鍵の種類によって大きく変わります。自宅の鍵がどれに当たるか把握しておきましょう。
まとめ
合鍵から合鍵を作ることはシリンダーキー以外では難しく、作ることができた場合でもあまり好ましいものではないようです。合鍵を作る際はかならずマスターキーから作るとよいでしょう。そして合鍵から合鍵を作ることにならないためには、マスターキーの保管が大切です。
防犯上の利点から、鍵自体をカードキーや生態認証キーなどに交換するのもおすすめです。鍵を持ち歩くことがありませんから、合鍵をはじめとするトラブルになりにくいです。電子キーへ鍵を交換する場合は専門の業者に相談しましょう。
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