
ガレージのシャッターのスプリングには寿命があるということをご存知でしたか?シャッターにはスプリングという部品があり、シャッターケースの中に設置されているものです。シャッターで開閉するときにバネの力がはたらき、重いシャッターを簡単に開閉できるようにする重要な部品です。
今回はそのスプリングのメンテナンス時期と劣化の原因などについてご紹介します。
目次
ガレージのシャッターのスプリングの寿命とは
ガレージのシャッターのスプリングには寿命があります。スプリングとはシャッターの開閉時に開閉の動作をアシストするもので、上部に取りつけられています。簡単に言えばバネですが、そのバネが縮んだときに元に戻ろうとする力でシャッターの開閉を助けてくれます。
スプリングの寿命のチェックする目安として、10年に1回はチェックしたほうがよいとされています。シャッターの定期点検のときにスプリングの状態もチェックしたほうがいいでしょう。
スプリングの巻き直しをしたいという場合は、シャッターを設置してから4年ほどでスプリングのみ調整することが可能です。しかし、それ以上年月が経ってしまうとスプリングのみの調整はできないので注意が必要です。
シャッターが重くなる原因として、バネが錆びるということがあります。そのようなことになると劣化している証拠なので注意が必要です。場合によっては部品交換をしたほうがいいでしょう。
スプリングは片方が外れている場合は交換で対処することができますが、場合によってはシャッターごと交換する必要があります。いずれの場合も安全のために必要な措置ですので、寿命を迎えた場合は修理や交換をしましょう。
潤滑不足が原因の可能性
ガレージのシャッターのスプリングの劣化が早いという場合、原因は潤滑不足が原因という場合があります。一般的にシャッターの滑りを良くするために注油をします。潤滑をよくしておくと、スプリングへの負担が少なくなるほか寿命を長くすることも可能です。
ホームセンターなどで潤滑油は売られています。それらをガイドレールやスラットに注油するだけで滑りはよくなります。
潤滑油がない場合、代わりにシリコンスプレーを使うことができます。シリコンスプレーについては「潤滑油は使用できない?重いシャッターはシリコンスプレーで解決! 」でも詳しくご紹介しています。
これらの潤滑剤を使用する場合は、以下の手順で使うようにしてください。
1.ぞうきんやスポンジなどでガイドレールやスラットに溜まっているごみを取り除きます。
2.潤滑油やシリコンスプレーを吹きかけます。吹きかけるときはシャッターを閉めておきます。
3.全体になじませるためにシャッターを何回か開閉します。
手動シャッターが重い主な原因とは…
手動のシャッターが購入したときより重くなっているということはありませんか?その原因として大きく3つのことが考えられます。
スプリングの劣化
ガレージのシャッターのスプリングは手動シャッターにも設置されています。そのため、手動シャッターの動きが悪いというときはスプリングの寿命が原因の場合もあります。スプリングが劣化している場合バネの力がはたらかなくなるので、とくにシャッターを開けるときに重く感じてしまうかもしれません。
潤滑不足
潤滑がなくなってしまうとレールで強い摩擦が起きてしまい、シャッターが重くなってしまいます。そのような場合、シャッターを開閉するときに「ギーギー」と音が鳴っていることが多く、音が大きくなっているほど潤滑が足りていないという目安になります。
シャッター板が変形している
シャッターが重くなる原因として、シャッターの板自体が変形しているという可能性もあります。そのような場合はシャッターがレールと噛み合わず、開閉時に重く感じることが多くなります。
この場合も大きな音がでるので、原因を知る目安になります。シャッターはボールが当たった場合やその他の衝撃を受けることが意外と多く、知らないうちに変形しているということも珍しくはないようです。
シャッターのメンテナンスに必要な頻度とは
ガレージのシャッターのスプリングをチェックする時期と重なりますが、シャッターのメンテナンスの時期は10年といわれています。シャッターの寿命は15年ほどといわれており、少なくとも寿命が訪れる前に一度は点検をおこなう必要があります。
シャッターは不備がある場合、命にかかわるような事故につながる危険性があります。とくにガレージは車を日常的に使う人にとって多く出入りするところでもあります。
事故を未然に防ぐためにも定期的なメンテナンスが必要です。10年という期間が目安にはなっていますが、日常的に点検をすることが大切です。点検で部品の劣化や交換が必要なところが判明しましたら、安全のために交換や修理もあわせておこないましょう。
まとめ
ガレージのシャッターのスプリングは普段見えにくい場所にあるということもあり、メンテナンスの際にきちんとチェックすることが大切です。潤滑不足でスプリングの劣化が早まってしまうということもあるので、シャッターが重くなってきたと感じたときは必要な措置をしたほうがいいでしょう。
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