車庫用シャッターを選ぶときは、シャッターの種類と素材の特徴を知っておくことが大切です。
シャッターは種類によって使いやすさや費用が変わりますし、素材によって今後のメンテナンスのしやすさが変わるからです。
どのようなシャッターがいくらで取り付けられるのかを把握して、あなたの家に合ったシャッターを選びましょう。
目次
車庫用シャッターの種類と値段
車庫用シャッターの値段は、種類やサイズで変わります。
項目 | 料金 |
シャッタータイプ1台用 | 20万円~150万円 |
シャッタータイプ2台用 | 50万円~200万円 |
オーバースライダータイプ1台用 | 50万円~150万円 |
オーバースライダータイプ2台用 | 80万円~200万円 |
独立型ガレージ1台用 | 50万円~200万円 |
独立型ガレージ2台用 | 100万円~250万円 |
ゲートシャッター1台用 | 50万円~100万円 |
ゲートシャッター2台用 | 100万円~200万円 |
※上表の価格は全国の車庫用シャッター販売業者5社の交換費用の最安値と最高値です(2021年6月時点)
同じ種類のシャッターでも料金に幅がありますが、これは電動式シャッターと手動式シャッターの違いと、シャッターに使われている素材により料金が変わるためです。
また、1台用シャッターでもシャッターの種類によって料金が倍以上変わっています。
車庫用シャッターは高額なため、できるだけ安い費用で設置したいと思うかもしれませんが、安さだけで選ぶと後悔してしまう可能性があります。
車庫用シャッターの種類ごとの特徴を解説するので、どの種類が自分に合っているのかぜひ参考にしてくださいね。
シャッタータイプ
シャッタータイプは最も一般的なシャッターで、シャッター上部にシャッターを巻き取るシャッターボックスが設置されています。
1台用の相場は20万円~100万円、2台用の相場は50万円~200万円と料金の差が大きいですが、これは利用できる素材が豊富にあるためです。
シャッタータイプは料金や施工費が安いですが、シャッターの開閉時にガラガラと大きな音が発生する特徴があります。
周囲に音を気にする必要がない場所に、できるだけ安い料金で車庫用シャッターを設置したい人におすすめです。
オーバースライダータイプ
オーバースライダータイプはシャッター板が、車庫内の天井に沿って収納されます。
シャッターボックスがないため見た目がすっきりしており、シャッターを巻き取る際の負担がなく、シャッター板の劣化がしにくいです。
1台用オーバースライダータイプの値段相場は50万円~150万円、2台用の相場は、80万円~200万円以上です。
車庫内の天井にシャッター収納部を取りつける工事の施工が必要なため、シャッタータイプよりも設置費用が高くなっています。
すっきりした見た目の車庫用シャッターを使いたい人におすすめです。
独立型ガレージ
独立型ガレージは後付けで車庫用シャッターを設置するのではなく、車庫全体の工事を施工します。
1台用独立型ガレージの値段相場は50万円~200万円、2台用の独立型ガレージの相場は100万円~250万円以上です。
空いているスペースなどを利用し、これから新たに車庫用シャッターを設置やしたい人におすすめです。
ゲートシャッター
ゲートシャッターは柱や外壁を利用し、駐車場部分に後付けするシャッターです。
車庫と違い雨風を防ぐことはできませんが、防犯対策はしっかりとできるため、近年ゲートシャッターを選ぶ方が増えています。
1台用ゲートシャッターの値段相場は50万円~100万円、2台用ゲートシャッターは100万円~200万円と比較的安価に設置できます。
ゲートシャッターは柱部分やシャッターのデザインが豊富なため好みにあったシャッターを選べます。
車庫は設置したくないけど車の防犯をしたい人や、デザインにこだわりたい人はゲートシャッターがおすすめです。
車庫にシャッターって必要?メリットとデメリット
車庫用シャッターを設置するメリットとデメリットを確認しておきましょう。
メリットとデメリットを知ることで、シャッターが本当に必要なのかわかるため、設置してから後悔する可能性が低くなりますよ。
メリット
車庫用シャッターを設置するメリットは3つあります。
- 車を守ることができる
- 車を雨風や日差しから避けられる
- 自分だけの空間ができる
シャッターを設置する最も大きなメリットは、盗難やいたずらなどから車を守れることです。
また、車の有無が外からわかる状況だと、外出時に空き巣に狙われやすくなってしまいますが、シャッターがあると外出しているのか判断できないため自宅の防犯性能も高められます。
そして、車を野晒しにしていると、雨風や日光の影響を受けて大切な車が傷んでしまう場合がありますが、雨風や日光から守る種類のシャッターならトラブルを防ぐことができます。
車庫があると自分だけの空間を作り出せるため、車を整備するためだけではなく、自分の趣味に没頭できる場所として使うこともできますよ。
デメリット
車庫用シャッターを設置するデメリットは2つあります。
- 設置費用がかかる
- 自宅の景観が崩れてしまう場合がある
車庫用シャッターの設置費用は、安い種類でも20万円以上します。
車の安全のためとはいえ、簡単に設置できる金額ではありませんよね。
また、車庫用シャッターを設置すると存在感や圧迫感があるため、家や庭の景観が悪くなってしまう場合があるので注意しましょう。
ただし、シャッターの種類やデザインは豊富にあるため、家の雰囲気に合ったシャッターを選ぶと悪目立ちしないでしょう。
手動と電動どっちがおすすめ?それぞれの向いている人
車庫用シャッターは、「シャッタータイプ」「オーバースライダータイプ」「独立型ガレージ」「ゲートシャッター」の4種類がありますが、それぞれに「手動式」と「電動式」があります。
「手動式シャッター」と「電動式シャッター」の特徴と、どのような人に向いているのかご紹介します。
手動シャッターが向いている人
手動シャッターが向いている人は操作のしやすさと、価格の安さにこだわりたい人です。
機械操作に慣れていない人でも直感的に開閉できる手動式は長く親しまれており、電動式が身近になった現代でも利用している人は多くいます。
また、電動式シャッターに比べて構造や取り付けが簡単なので、費用が電動式シャッターよりも安い特徴があります。
ただし、静音性を重視する場合は手動シャッターを避けた方がいいかもしれません。
手動シャッターは小型の物でも開閉時にガシャンと音が出てしまうので、音が気になる場所にお住まいの人は向いていないかもしれません。
電動シャッターが向いている人
電動シャッターのメリットは、なんといってもその利便性です。
商品によって機能が変わりますが携帯できる小型リモコンで開閉できたり、タイマーを設定して時間をおいてから閉めることも可能です。
防犯性も高く、モーターで駆動するためロックをかければまず開くことはありません。
また、騒音がまったくないわけではありませんが、手動式シャッターよりもかなり小さい音で開閉できます。
ただし、モーターや制御盤の配線、リモコンの設置などがあるため、手動式シャッターよりも設置費用が高いです。
料金は高くても防犯性が高く使いやすいシャッターを選びたい人は電動式シャッターがおすすめです。
車庫用シャッターはメンテナンスのしやすさも重要!
車庫用シャッターの代表的な素材は4種類あります。
素材により大きく変わるのがメンテナンスのしやすさです。
定期的に油を塗る必要がある素材もあれば、スポンジで軽くふくだけで十分な素材もあるため、それぞれの素材の特徴をよく理解しておきましょう。
スチール
昔から使われているシャッターの素材で安価なものが多く、開閉時の音が小さめです。
しかし、錆に弱く雨などにより泥やホコリが付着すると錆の発生が早くなってしまいます。
汚れがあるときはタオルや水できれいにするのはもちろんですが、定期的にシャッター用の錆止めワックスを塗るなどの対策をするといいでしょう。
アルミ
アルミはスチールよりも少し高価になりますが、スチールよりも錆びにくく、光沢があるためデザインに高級感があります。
スチールよりも錆びにくいとはいえ、絶対に錆びないわけではありません。
長期間使うためには、シャッターが汚れたときの掃除はもちろんですが、定期的に潤滑油を注油するなどのメンテナンスが必要です。
ステンレス
ステンレスはアルミとスチールよりも高価ですが、最も錆びにくく、光沢があります。
もし、シャッターに汚れがあるときはスポンジなどで優しく拭き取ってあげるといいでしょう。
シャッターに錆が発生しやすい海沿いなどはステンレス製がおすすめです。
木
これまでは金属のシャッターを解説してきましたが、じつは木のシャッターもあります。
木は独特の味わいがあり、デザインを重視する人に選ばれていますが、メンテナンスが最も大変です。
防虫対策やひび割れ部分の劣化を抑えるため、2~3年ほどの間隔で再塗装をする必要がありますし、湿気に弱いため対策を怠るとシャッターが歪んでしまう場合もあります。
木のシャッターはおしゃれですが、見た目だけで決めるのではなく、メンテナンスが大変だとよく理解してから選ぶといいでしょう。
シャッターが故障したら修理や交換はできる?
車庫用シャッターが故障した場合は修理や交換が可能です。
シャッターの壊れやすい場所は、手動式シャッターと電動式シャッターで変わります。
手動式シャッターの故障しやすい箇所と修理費用
手動式シャッターはシャッターを巻き取る「巻き取りシャフト」と「スプリング」が故障しやすいです。
巻き取りシャフトやスプリングが故障すると、シャッターが重くなる不具合があります。
巻き取りシャフトとスプリングの修理を業者に依頼する場合の費用は数千円ほどですが、修理ができない状態になってしまった場合は交換します。
交換する場合は約5万円以上の交換費用が発生するので、動きに違和感がある場合は早めに業者に相談するのをおすすめします。
電動式シャッターの故障しやすい箇所と修理費用
電動シャッターはめったに故障しませんが、「モーター」や「制御盤」が熱を持ち故障する場合があります。
「モーター」や「制御盤」は修理できる可能性が低いため、故障すると交換する場合がありますが、配線工事なども必要になるため約10万円以上の交換費用が発生する場合があります。
何度も続けて使用するなどの使い方をしなければ、モーターや制御盤が故障することはありませんが、使い方には注意しましょう。
車庫用シャッターは家や庭とのバランスが大事
車庫用シャッターは存在感があるため、設置すると家や庭の景観を乱してしまう場合があります。
シャッターの悪目立ちを防ぐために、シャッターの選び方を解説しますね。
シャッターの形状
シャッターの形状は密閉式が一般的ですが、ステンレスのパイプ製シャッターのように通気性がよく採光可能な形状もあります。
パイプ製シャッターは、ゲートシャッターによく使われるシャッターで、シックなデザインのお家にぴったりです。
シャッターの回りの色
家や庭とマッチするかはシャッターの色も影響します。
一般的な色のシルバーはだいたいどの家に設置してもなじみますが、モダンな家や欧風デザインの家は、白や黒色のシャッターと相性がよいでしょう。
また、ブラウン系やベージュ系の色は落ち着いた色調でまとめられている外壁とよく合います。
施工前にイメージを膨らませて業者と相談して色を選ぶと失敗する可能性が低くなりますよ。
車庫用シャッター選びに迷ったらプロに相談!
車庫用シャッターの料金はシャッターの種類によって変わりますが、安いタイプでも20万円以上はします。
シャッターを設置すると車の安全性が高くなりますが、設置費用に見合う効果が得られるのかよく考えてから決めるといいでしょう。
また、シャッターは素材によりメンテナンスのしやすさが変わるため、できるだけメンテナンスの手間を省きたい人は錆びにくいステンレス性がおすすめです。
シャッターの種類やデザインは多くあるため、シャッターを販売している業者からカタログを取り寄せ、取りつけたいシャッターが決まったら一度見積りを取ってみるといいでしょう。
車庫用シャッターの見積りなら、ぜひ生活110番をご利用ください。
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