道路の舗装の種類はさまざま!色つきの道路、カラーアスファルトとは?

2021.4.30

道路の舗装の種類はさまざま!色つきの道路、カラーアスファルトとは?

道路、とひとくちにいってもさまざまな舗装の種類があることをご存知ですか?アスファルトやコンクリートが使われているのにはちゃんとした理由があります。なかには色がついたカラーアスファルトとよばれるものもあります。道路に色をつけるということには、何の意味があるのでしょうか。今回は舗装の種類とカラーアスファルトについて解説します。

舗装の種類はなにがある?

カラーアスファルトの解説をする前に、舗装にはどのような種類があるのか紹介します。

アスファルト舗装

アスファルト舗装は駐車場や一般道路によく用いられている舗装です。クッション性があるため、車などが走行しやすく走行音も抑えられる効果があります。単価も安くほかの舗装よりも安く済む場合が多くあることもメリットの1つです。
反対に耐久性が低くひび割れなどのために、補修をくり返さなければならないというデメリットもあります。

敷石舗装

敷石舗装は石を敷き詰めてつくられる舗装で、ローマ街道など歴史ある建造物で見られます。同じような形・大きさの石を規則正しく敷き詰める敷石舗装もあれば、大小さまざまな石をちりばめた舗装もあります。いずれも時間がかかる舗装になりますが、最近ではDIY用に石を敷き詰めなくても敷石舗装のように見えるタイルなども登場しているようです。

レンガ舗装

レンガブロックを敷き詰めた舗装で、おもに歩道や公共施設の敷地に使われます。きれいに舗装できれば見栄えがよく味のある道路になりますが、強度が低いことが問題として挙げられます。そのため、車が通るような道には推奨されません。頻繁に車が通る道路に敷設されると、表面がぼろぼろになってしまうことが多いようです。
      舗装の種類はなにがある?

コンクリート舗装

コンクリート舗装は車道や歩道など広く使われている舗装です。おもにセメントコンクリートが用いられ、内部に鉄筋を通して施工されます。この鉄筋はひび割れやたわみを防止するためのものです。ほかのアスファルトなどの舗装に比べると、手間がかかり施工期間が長くなってしまいます。しかし耐久性に優れており、重車両や交通の量が激しい場所でも摩耗しにくいという特徴があります。これによりメンテナンスの間隔が長くなるため、トンネルなど補修しづらい場所で多く採用されています。

マカダム舗装

スコットランドのジョン・ラウドン・マカダムによって考案された200年以上前からある舗装方法で、砕石舗装ともよばれます。砕石を並べてローラーで固めるだけ、という実にシンプルな舗装方法になっています。馬などが交通の手段だった時代は、馬の足がかりがよかったため実用的だったそうです。現代の日本ではほとんどみかけることはありませんが、舗装技術が進んでいない国などでは用いられています。

インターロッキングブロック舗装

インターロッキングとは「かみ合わせる」という意味です。すなわちインターロッキングブロック舗装とは、ブロックをかみ合わせるように敷設する舗装をいいます。ブロック同士がかみ合うことによって荷重を伝え合うため、コンクリート舗装などにはない柔軟性をもっています。耐摩耗性や経済性も優れていることから、歩道にも車道にも採用されている舗装です。
      舗装の種類はなにがある?

半たわみ舗装

半たわみ舗装は、開粒度アスファルトとセメントミルクを使う舗装です。開粒度アスファルトは内部に微細なすきまを多くもち、そのすきまにセメントミルクがしみ込ませることでさまざまな性能をもちます。優れた性能として耐摩耗性、明色性、着色性などがあります。交差点やバスターミナルなど耐摩耗性が要求される場所、トンネルなどの明色性が要求される場所などに採用されています。

カラーアスファルトとはどんな舗装?

カラーアスファルトとは

カラーアスファルトは、アスファルトに顔料などで着色を施したものです。基本的には着色されただけなので、機能的に通常のアスファルトと変化はありません。着色はさまざまな色で行うことができ、舗装場所にあわせて選ばれます。

・赤系統
もっとも使われるカラーアスファルトです。公園の歩道や遊歩道などでよく使われていることから、歩道という印象を与えやすい色になっています。

・青系統
青色のカラーアスファルトは、障碍者用の駐車場や車線が多い道路で用いられています。ほかの濃いグレーの地面と一緒に舗装することで、特別なエリアであることをアピールする効果があります。

・そのほかの色
そのほかにも緑や黄色はよく使われるカラーアスファルトです。いずれも自転車レーンや歩道など、一般の車道でないことを示すために舗装される場合が多いようです。
      カラーアスファルトとはどんな舗装?

カラーアスファルトと脱色アスファルトの違い

カラーアスファルトのほかに着色できる舗装として、脱色アスファルト舗装というものがあります。
カラーアスファルトはアスファルト合材に、カラー顔料を混合させて着色を行っています。
対して、脱色アスファルト舗装は脱色アスファルトと天然砂利などの骨材を混合させて、骨材の色を舗装面にだしています。
基本的に脱色アスファルトは骨材の色が舗装面の色になりますが、顔料を加えることでさまざまな着色をすることができます。

まとめ

道路は交通にかかせないもので、さまざまな方法で舗装されています。とくにアスファルト舗装やコンクリート舗装された道路は、生活の中で目にすることが多いです。アスファルト舗装のなかには着色されたカラーアスファルトというのも存在します。公園などでは赤色のカラーアスファルトが使われていることも多く、赤色は歩道と認識している方も多いのではないでしょうか。また、色がついたアスファルトのなかには脱色アスファルトというのもあります。日常で見かけるアスファルトには、さまざまな種類や大切な役割があるものです。

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