月の電気代が急激に高くなったということはありませんか?もしかしたら家のどこかで「漏電」が発生している可能性があります。おもにコンセントや電気器具で漏電し、非常に危険な状態です。また、電気代を高くするだけでなく火災に発展することがあります。漏電に気づいたら漏電の原因とどこで発生しているのか特定する必要がありますが、どうすればよいのでしょうか。また漏電を未然に防ぐ方法はあるのでしょうか。今回は漏電について解説します。
目次
漏電はどんな現象のこと?
電気ストーブや電子レンジなど電気を扱う器具の注意書きや取扱説明書には「漏電」という言葉が出てくることがあります。この漏電とはどのような現象なのでしょうか。
漏電とは
漏電とは読んで字のごとく電気が漏れる現象のことをいいます。より詳しくいえば、流す予定の電気回路以外の部分に電気が流れてしまうことです。
家庭における漏電はおもに電気配線や電気器具類のなかで発生します。通常これらは電気が目的の電気回路以外の部分に流れないように、絶縁物質で電気の通り道を覆っています。
しかしこの絶縁物質が傷ついたり老朽してきたりすると、中の配線がむき出しになり漏電が発生してしまうのです。
漏電の影響
では漏電が発生するとどのような影響があるのでしょうか。
第一に、火災の原因になることがあります。コンセント付近で漏電が発生すると、周囲のほこりなどに引火して火災が発生してしまうのです。
第二に、電気代が高くなります。漏電している状況では電力を使っていないのにもかかわらず、電気が流れ続けるような状態になってしまい不自然に電気代が高くなるのです。
漏電の原因を突き止める
「月の電気代が急激に高くなった」などということがあれば、どこかで漏電が発生している可能性があります。多くの場合は電気配線か電気器具類で発生していますが、まずは何が原因で漏電しているのかを突きとめましょう。
電気回路の接続部分の発熱
コンセントで漏電しているということはよくあることで、この場合はコンセントの接続部分で発熱している可能性が考えられます。コンセントを緩く挿しこむと接触抵抗が大きくなり発熱しやすい状態になります。この状態が続くと銅線がなまって漏電の原因になり、最終的には発火してしまうのです。
長期間挿しっぱなしのコンセント
固定された電気器具類はほとんどコンセントを抜くことはありません。しかし長期間コンセントを挿しっぱなしにしていると、コンセントにホコリがたまってしまいます。このホコリが湿気で電気を通しやすくなるとコンセントから漏電が発生し、こちらも火災の原因になってしまうのです。
電気器具の故障
電気配線に異常が見られない場合は、電気器具類が漏電している可能性があります。内部の回路に不具合が発生すると漏電することがあり、電力を無駄に使ってしまうことがあります。この場合は電気器具を修理すれば解決できます。
ほかにも漏電する原因はさまざまなものが考えられます。
漏電の原因については過去コラム「漏電の原因はすぐそばに!?忍び寄る漏電の危険に備えましょう 」でも解説しています。あわせてご覧ください。
漏電箇所を特定する方法
漏電の原因はわかったけど果たしてどこで発生しているのでしょうか。コンセントでの漏電か、はたまた電気器具内の漏電かを特定する必要があります。
特定の方法は意外にも簡単で、ご自宅にある分電盤のブレーカーを使って見つけ出します。
まずすべての安全ブレーカーを切って、電気の道をストップさせます。
この状態で漏電ブレーカーとよばれる漏電を検知するブレーカーを作動させておき、安全ブレーカーを1つずつONにしていきます。
漏電が起きていると、ある安全ブレーカーをONにしたときに、漏電ブレーカーが自動的に落ちます。
すなわちその安全ブレーカーにつながっている回路で漏電が発生していることがわかるのです。
あとはその部屋にある電気器具に漏電が発生していないかテスターなどで探していけば漏電箇所を見つけることができます。
漏電の対策方法
漏電の原因や漏電箇所の特定方法を知ることは大切ですが、できれば漏電しないようにしたいものです。漏電を未然に防ぐ方法はあるのでしょうか。
電気コードをたばねない
あまった電気器具のコードをたばねることはよくすることですが、じつは結構危険な行為であることをご存知ですか。コードのなかには当然電気が流れており、束ねることで発熱の原因になってしまいます。また絶縁物質の劣化にもつながるため、なるべく束ねないようにしましょう。
コンセントを掃除する
コンセントの漏電の原因はホコリによるものが多いです。コンセントのゆるみでも漏電は発生しますが、そのときホコリがあるのとないのでは火災発生のリスクも変わってきます。コンセントはなるべく隠さないようにして、定期的に掃除するよう心がけましょう。
湿気を避ける
湿気も予想外の場所に電気が流れてしまう原因となるので、窓際や温度変化が激しい場所での電気器具の使用を避けるようにしましょう。また濡れた手で電気器具を扱うことも危険な行為ですのでやめましょう。
まとめ
漏電は電気代を高くしてしまうだけでなく火災の原因にもなります。漏電が発生する原因は電気配線の被覆の劣化やコンセントまわりのホコリです。漏電が発生していることがわかったら、ブレーカーを操作してどこで漏電しているのか特定する必要があります。
漏電を未然に防ぐにはコンセントまわりの掃除や、電気コードを束ないようにすることが大切です。
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