コンセントキャップの必要性と選び方について！子供を事故から守ろう

家の中のコンセント、実は危険な事故が起こりやすい場所なのをご存じでしたか？事故を未然に防止するために、小さい子どもさんがいる家庭ではコンセントキャップが多く利用されています。

そのコンセントキャップの必要性やコンセントによる事故例、選ぶ際のポイントなどをあわせてご紹介します。

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コンセントキャップとその種類・役割

壁に取り付けられているコンセントは、電気製品のプラグを差し込むことで電流を確保する設備です。日本の一般家庭では100Vもしくは200Vの電圧で使用できます。コンセント口に設置して感電などの事故を防止するための製品には、「コンセントキャップ」と「コンセントカバー」の2つのタイプがあります。

キャップタイプは手頃な値段が魅力で、ひとつ100円程度から購入することができます。コンセントキャップは必要性が高いというだけでなく、購入がしやすいという点も選ばれている理由といえるでしょう。また、デザインも豊富なのでシンプル・キャラクター物・透明なものなどお部屋のインテリアに合わせて選べます。

フルカバータイプはコンセントを差し込んだままカバーができるので、毎回カバーを取り外してコンセントを差し込む必要がありません。テレビやエアコンなどプラグを差し込みっぱなしのものには便利です。

ネジ式や専用の道具を使って取り外しをするものが多く、簡単には外せないので安全面では安心ですね。掃除機など都度プラグの抜き差しをするものには、フタ部分を開け閉めできるフルカバータイプのものがおすすめです。

コンセントによる子どもの事故例

小さな子どもさんのいる家庭では、コンセントによる事故が多発しています。特にハイハイをする時期には、コンセントがちょうど目の高さにあることが多くつい触りがちです。

口の中に指を入れた後、濡れたままの手でコンセント口を触ったり、手近にあるおもちゃをコンセント口に差し込んだりと危険がいっぱいです。コンセントはプラグの金具が差し込まれたら電流が流れる仕組みです。誤ってハサミや金属などを差し込んでも通電しますから、感電してしまうことになります。

好奇心が旺盛になる3歳から5歳頃には親の真似をしたがるため、鍵をコンセント口に差し込んで回し、電気がショートして発火したという事故も起きています。常に気をつけて見ているようにしても一瞬の事故は防げません。

コンセントが原因で、こういった事故が実際に起きていることを考えると、やはりコンセントキャップの必要性は高いといえるでしょう。しかし、キャップタイプのものは簡単に取り外しができる反面、子どもが触っても取れてしまうのが難点です。小さいので誤って飲み込んでしまうという事故も多く起きています。

コンセントキャップを選ぶ際のポイント

コンセントキャップの必要性を感じて購入する際は、子どもの安全面を考慮してしっかりと選びたいものです。

選ぶ際のポイントは、簡単に外れにくいものであること。フルカバータイプはしっかりと固定されるので安心ですが、キャップタイプのものは子どもの力では外しにくいものを選んでください。

当サイトが調べた情報によると、キャップを外した子どもの年齢で一番多いのは生後12カ月から18カ月で、さらにキャップを外した子どもの約4割が、外したキャップを口に入れた、もしくは入れようとしたとの報告があります。誤って外れても、子どもの口に入らない大きさのものを選ぶと安心です。普段はあまり気に留めないとしても、家の中には思った以上に多くのコンセント口があります。

それらを塞ごうと思ったらやっぱり自分の気にいった雰囲気のものを使いたいですよね。シンプルな部屋にカラフルなカバーだと浮いてしまいます。自分のスタイルに合わせてインテリアの一部として選ぶと楽しいですよ。

まとめ

プラグを差し込むだけで電源を確保できる便利なコンセントですが、使い方を誤ると危険な事故が起こります。そのため、判断ができない小さな子どもさんがいるご家庭は、コンセントキャップの必要性が高いといえるでしょう。

コンセントキャップは手軽に自分で取り付けができますが、配線などの工事やコンセントの増設は専門の業者に依頼する必要があります。「生活110番」の「コンセント工事・取替・増設 」もぜひ参考になさってください。