コンセント交換の手順・費用まとめ|資格なしでもできるDIYについても解説

2023.8.10

コンセント交換の手順・費用まとめ|資格なしでもできるDIYについても解説

コンセントは長年使い続けていくと、汚れやほこりがたまりやすくなります。そうなると、コンセントカバーが黄ばんでしまったり、ほこりが原因の火事が起きてしまったりなど、コンセントトラブルになりやすくなるのです。

もし、使っているコンセントが古い、調子が悪いときなどはコンセントの替えどきかもしれません。このコラムではそんなコンセントの交換の費用や、コンセントの交換にまつわる話をご紹介していきます。

コンセントの交換にかかる費用の相場

電気が通っている家のほとんどに備え付けられているコンセントですが、強い電気を流す装置と同時に不調を放置しておくと感電や火災などのコンセントトラブルを引き起こしてしまう場合があります。とくに、コンセントの異常を感じたときは速やかに交換を視野に入れておきましょう。

交換費用の相場
コンセントの交換費用は業者によって料金設定に違いがありますので一概にはいえませんが、1か所の交換で大体3,500円から請け負っているところがあります。

これはあくまで作業費のみの費用となりますので、この基本の値段に部品代出張費など必要経費を足していくことにより価格が変動していきます。

コンセント交換工事の費用
項目 料金
コンセント・スイッチ交換 3,500円~
コンセント増設 5,000円~
屋外用コンセント増設 12,000円~
専用コンセント増設 15,000円~

弊社に加盟しているコンセントの工事業者は、交換費用の見積りを無料でおこなっております。正確な交換費用を知りたいという方は、まずお電話にてご相談ください。

コンセントの交換はDIYでできる?

コンセントの交換を自分でしたいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、自分でコンセントを交換するのはとても危険なので避けたほうがよいでしょう。その理由についてご説明します。

コンセントの交換は「電気工事士」の資格が必要

コンセント工事をする際によく耳にする「電気工事士」の資格。この資格は電気配線の組み換えや加工などの知識と技術がある人だけが持つことを許される資格です。コンセントの交換は基本的に家の中の配線をいじってしまう行為になりますので、電気に関する工事をするためには所持していなければいけない資格のなのです。

つまり、どんなに簡単な工事でも電気配線などをいじるのであればこの資格が必要ということになります。

コンセントの交換はDIYでできる?

資格保有者がDIYするときの費用

電気工事士の資格を持っている人がDIYでコンセントを交換する際、工具さえ揃っていれば材料費だけで済みます。市販のコンセントカバーは安いものだと大体500円くらいから販売されています。取付枠や差込口は大体200円~とリーズナブルな値段で手に入れることができるでしょう。

1から工具をそろえる場合は費用がその分かさみます

1から工具をそろえる場合、コンセントの交換に必要な材料費のほかにもお金がかかってきます。例えば手動で使える工具はリーズナブルな値段で購入できますが、電気工具はそうはいきません。電気工具は手動で出来ない機能や、電動ならではの便利な機能がついていますのでその分揃えるのに費用を費やしてしまいます。

コンセントの交換に必要な工具、電動ナイフの値段は約2,000円から、回路計や電流計などは高価でひとつ約6,000円からが相場です。こういった必要な工具をそろえるだけでも万単位のお金が飛んでいくことは覚悟しておきましょう。

自分でコンセントを交換するリスク

コンセントの交換作業は危険が伴います。無資格な人がおこなえば、感電や漏電、火災が発生してしまうおそれがありますので、必ず「電気工事士」の資格を持った業者に依頼するようにしましょう。

また、無資格で勝手にコンセントや配線の工事をおこなった場合、電気工事士法により「3万円以下の罰金、または3カ月以下の懲役」が科せられてしまうことがあります。資格を持っていないという方は自分で交換してしまわないようにしましょう。

弊社では、プロのコンセント工事の業者をご紹介しています。24時間お電話にてご相談を受け付けておりますので、業者をお探しの際はぜひご利用ください。

簡単!自分でできるコンセント工事の方法

電気工事をおこなうには電気工事士の資格が必要ですが、電気工事から除外されている「軽微な工事」と呼ばれている工事は資格が必要ありません。軽微な工事とは以下のような作業のことをいいます。

軽微な工事の例
・電圧600V以下で使用する差込み接続器、ソケットやロゼットなどの接続器を接続する工事
・電気機器の端子に電線をネジ止めする工事
・電鈴、インターホン、豆電球などに関わる小型変圧器に関わる二次側の配線工事

コンセントの交換は資格がないとできませんが、コンセントのカバーの交換は資格がなくてもできます。カバーだけ交換したいという方は、これからご紹介する交換手順をぜひ試してみてください。

コンセントカバー(スイッチプレート)の交換手順

コンセントカバーの交換はとても簡単です。ただし、コンセントカバーを交換している最中に、中の配線に触れてしまったり、ドライバーが入り込んで感電してしまったりするおそれがあります。念のため、作業前はブレーカーを落としておくとよいでしょう。

用意するもの
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
・新しいコンセントカバー
交換手順
1.コンセントカバーと壁の間にマイナスドライバーを差し込み、外す
2.コンセント周辺のフレームに固定されているビスをプラスドライバーで外す
3.新しいコンセントカバーをビスで固定する

コンセントの交換と同時におこなわれる人気の工事

工事業者にコンセントの交換を依頼する際には、別の電気工事も一緒に頼むと費用が安く抑えられるケースがあります。人件費や出張費を考慮すると、一度に複数の工事をおこなった方がお得になるためです。そうしたついでの施工で人気があるのは以下のような工事です。

コンセントの口数を増やす

コンセントボックスを大型のものに替えて、コンセントの挿し込み口を増やす工事です。多くの場合は壁に穴を開けるような大掛かりな工事にはならず、コンセント交換と同じ感覚で工事ができるため費用は安く抑えられる傾向にあります。

コンセントの増設工事

使いたい場所にコンセントがなく、別の場所に増設したい、という場合におこなう工事です。壁の中に埋まっている電気配線を分岐させて別の場所に引くことになるため、場合によっては大規模な工事になることがあります。

コンセントの増設工事

100Vから200Vへの変換工事

電子レンジやエアコンなど、中には200Vでないと対応していないものがあります。そのため、200Vの電化製品を使用する予定があるという場合は100Vから200Vへ変換する工事もおこなうとよいでしょう。

ブレーカーの交換工事

ブレーカーの寿命は10年といわれています。10年をこえても使用できることはありますが、劣化している場合は交換が必要になります。ブレーカーの使用年数が10年を超えているという場合は、点検も合わせてお願いしておくとよいかもしれません。

コンセント位置と費用の関係
コンセントの配置換え、増設には壁を剥がして中の配線を弄る必要があり、費用は高くなりがちとされています。しかしこれはコンセントの位置関係にも大きく影響されます。例えば別のコンセントから近い位置であれば、壁に穴を開ける範囲が小さくて済み、費用も安くなるでしょう。

古いコンセントを交換するべき時期や目安

コンセントが経年劣化を起こしてしまった場合などは早めに交換をしなければいけません。しかし、コンセントはカバーで中身が覆われているため、経年劣化の有無は外側ではなかなか判断しづらいこともあります。コンセントの交換するタイミングがよく分からないという方は、以下のサインに注目してみましょう。

コンセントが劣化しているサイン

コンセントが劣化しているときはこういったサインが現れます。これらが起きたらそろそろ交換する時期です。

異常な熱
コンセントが古くなり、交換が必要かどうかを見分けるには、まずコンセントが熱を持っていないかどうか確認しましょう。じんわり暖かい程度であれば危険は小さいですが、触れないほど熱くなっていたらいつ火災が起きてもおかしくない状態です。

カバーの変色・変形
上記の異常な熱が原因でカバーが変形してしまったり、汚れなどが原因で変色してしまったりしているのも古いコンセントのサインです。特にコンセントカバーや差込口の変形は、コンセントの持つ熱で変形したわけですから、発熱が起きたら古いコンセントであるサインなことがあります。

コンセントの破損、ひび割れ
コンセントが何らかの衝撃でひび割れ、破損していた場合、そこから埃や水分が入りこんで漏電が発生する可能性があります。すぐに影響はなくとも、なるべく早く交換しておくべきです。

差込口が緩い
目立った異常がない場合は、適当な電気製品のプラグを持ってきて抜き差しのチェックをしてみましょう。挿し込んでも手ごたえがなく、ゆるゆるですぐに抜けてしまうような場合は、内部で金属端子が歪んでしまっている場合があります。

サインを見逃すと事故に繋がることも……

コンセントが劣化しているサインを見逃してしまうとコンセントが原因でこんなトラブルが起こってしまいやすくなります。

古いコンセントを交換するべき時期や目安

接触不良
コンセントはプラグを挿し込むことで双方の金属端子が接触し、電流が流れる構造ですが、端子が緩んでいたりして接触がうまくいかないと電流が流れず接触不良をおこしてしまうことがあります。

漏電
金属端子が歪んで別の場所に接触してしまうと、そちらに電流が漏れ出してしまうことがあります。いわゆる漏電です。漏電は本来通るはずのない場所に電流が通るため、触れた人が感電する事故に繋がったり、ショートして火花が散って火災の原因になったりすることがあります。

火災
上記でも説明しましたが、接触不良によってコンセントの電気抵抗が上がると、異常発熱を起こしてこれも火災につながりかねません。

また、コンセントが原因の火災の多くはショートや漏電、異常発熱からの感電などです。これらは火災といった重大事故に発展し得る、非常に危険な状態ですので経年劣化の初期段階のうちにコンセントを交換することをおすすめします

業者へ依頼する前に!スムーズな施工とコストを抑えるためのポイント

古いコンセントの交換を依頼する場合、より安く、スムーズに施工してもらうために、以下の抑えておきたいポイントに気を配っておきましょう。

配線図を用意しておく

自宅の電気配線図を保管してあれば、施工の際に用意しておくと作業がスムーズにおこなわれます。壁のどこに穴を開ければ良いかや、どの壁に何用の配線が通っているのかなど、配線図に記載されている情報があれば実地調査の手間を省くことができるのです。

業者へ依頼する前に!スムーズな施工とコストを抑えるためのポイント

隣の部屋のコンセントの位置を確認しておく

隣の部屋のコンセントと壁を隔てた反対側にコンセントを増設する場合は、壁1枚分の穴を開けるだけで済みます。コンセント増設の際には隣の部屋のコンセントの位置関係も把握しておくと便利です。

見積りを済ませておく

できるだけ施工費を安く抑えたい方は事前に見積りを済ませておくことも大切です。見積りを出してもらうと事前に正確な費用を知ることができますし、当日に費用についてもめることも減らせます。また、見積りを無料でしている業者もたくさんありますので、自分が信用できそうな業者にもめぐりあえるかもしれません。

まとめ

コンセントは古くなり、劣化が進むと不調を起こしやすくなります。これが原因で感電や火災などといったコンセントトラブルに発展してしまうことがあるので、もし、調子が悪いときは早めに原因を突き止めることが大切です。

もし、コンセントが故障している、修理費が高くついてしまうときなどは思い切ってコンセントを交換してしまうのがよいでしょう。コンセントを交換するときは交換だけでなく、別の工事も一緒におこなうようにするとお得に施工してもらえるケースがあります。

もしコンセントを交換する機会があるようでしたら、ぜひ弊社にご連絡ください。コンセントの交換や増設などあらゆる電気工事のご依頼に合わせて、最適な業者をお探しさせていただきます。

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