勾配天井にぴったりの照明とは?実例とあわせてご紹介します!

2021.4.30

勾配天井にぴったりの照明とは?実例とあわせてご紹介します!

友人のお宅などで、斜めになっている天井を見たことありませんか?あれは勾配天井とよばれるもので、最近の新築で採用する人が増えています。

勾配天井はデザイン性が高く、通気性や開放感など機能面でも優れています。しかし天井が斜めになっているため、ちょっと厄介なのが照明のつけ方です。

今回は勾配天井の照明には何が適しているのか、つけ方の例とあわせて解説します。

勾配天井とは?

勾配天井とは天井が斜めになっている天井のことで、傾斜天井ともよばれる天井の種類です。

勾配天井にはさまざまなメリットがあります

開放感が得られる

勾配天井にすることで部屋に開放感が出ます。屋根裏の空間を部屋に取り込むことで高さが生まれ、部屋が広く感じられるようになります。窓や扉も大きめに設置できるようになるため、窮屈に感じることがありません。

明るくなる

勾配天井は、二階に相当する高さまで天井をつかうことができるため、通常の天井より高い位置に窓を取りつけることができます。これにより日光が周囲の建物にさえぎられることなく取りこまれ、室内が明るくなることにつながります。

通気性がよくなる

高い位置に窓があると、空気の流れがよくなるというメリットもあります。空気の流れは、あたたかい空気は上に、つめたい空気は下にうごきます。そのため家にこもった空気は高い位置にある窓から抜け、新鮮な空気が入ってきやすくなります。

このように勾配天井は機能面ですぐれているほか、そのデザイン性からも新築で取り入れる方が多いようです。
勾配天井とは?

勾配天井への照明の設置方法

勾配天井を理解したところで、気になるのが照明の設置方法です。勾配があるため、普通の天井のようにはいきません。
勾配天井に照明を取りつけるには、照明の種類もふくめていくつか方法があります。

天井からつるす

ペンダントライトのような天井からつるすタイプの照明であれば、どこからつるしても重力で地面に垂直になります。
一般的に照明を取りつける場合は、引掛シーリングとよばれる電源供給用のソケットにとりつけます。勾配天井の場合は重力がかかる方向に動く、勾配天井用の引っ掛けシーリングを使いましょう。

梁(はり)に設置する

勾配天井にしたとき家の構造上、梁が露出する場合が多くあります。この梁は地面に平行なので、ライトを設置するのによく利用されます。
取りつけ方はさまざまで、梁の下からペンダントライトをつるしたり、梁の横にスポットライトを取りつけたりすることができます。注意したいことは梁に電源用の線を埋め込むことができないため、目立ちづらいように配線する必要があることです。

勾配天井用ダウンライトを使う

勾配天井には光の向きを調節できる、専用のダウンライトがあります。ダウンライトならば天井に埋め込まれるため、開放感を保ったまま照明を利用することができます。
しかし、ダウンライトは光が弱いため数を設置しなければならない上に、勾配天井だとメンテナンスしづらいというデメリットがあります。

天井ではなく壁をつかう

勾配天井への照明の設置方法

相性のよい照明

シーリングライト

シーリングライト
シーリングライトとファンを梁に取りつけている例です。勾配天井は空間が広くなるため冷暖房効率が悪いといわれています。そこでシーリングファンを使って空気を還流させ、冷暖房効率をあげることが多いです。シーリングファンを動かすため電気をひいてくるので、シーリングライトを取りつけることができます。シーリングライトは、部屋全体を明るくできるためおすすめです。

ペンダントライト

ペンダントライト
ペンダントライトは高さを調整することができるため、灯りが高すぎて暗さを感じることがありません。 ペンダントライトはシーリングライトにくらべデザイン性が高いものが多く、部屋のインテリアとしても使えます。照明をならべて設置できる、ダクトレールとあわせて使うとよいかもしれません。

スポットライト

スポットライト
こちらは壁にスポットライトを設置している例です。スポットライトは、メイン照明というより間接照明のような役割を果たすため、落ち着いた雰囲気を出したいときにオススメです。例のように床の方向を照らすこともできますが、勾配天井のほうを向ける使い方もあります。影になっている空間を照らして、部屋に広さを感じさせることができます。

ブラケットライト

ブラケットライト
ブラケットライトはおもに壁に取りつけるタイプの照明です。レトロな街灯の形をしたものが多く、インテリアとしても使えます。勾配天井だけでなく階段の途中や吹き抜けのリビングなど、高さを感じる場所にぴったりな照明です。

ダウンライト

ダウンライト
ダウンライトは天井に埋め込まれているため、部屋をスッキリ見せることができます。光を取り込める大きな窓がある場合は、たくさんのダウンライトを設置する必要はないでしょう。梁のない勾配天井におすすめのライトです。

まとめ

勾配天井は開放感があり通気性もよくなるため、現在多くの人が取りいれています。新築の家を勾配天井にしようとしている人は照明の配置場所やつけ方を考えておくと、より納得のいくお部屋に仕上がるかもしれません。また選択する照明も機能や、勾配天井との相性があるため重要になります。勾配天井の照明を選ぶときには家の環境やご自身に合ったものを考えて後悔のない選択をするようにしましょう。

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