
CS放送は約70チャンネルあり、アニメやドラマなど幅広い分野のテレビ番組の放送をしています。この記事をご覧いただいている方の中にも、仕事、家事などの合間の癒しとしてCSを楽しみに見ていらっしゃる方も多いと思います。
そんなCSが見れないようなトラブルがあると、楽しみの番組を見逃したりしてがっかりしてしまいますよね。本コラムでは、CSのトラブルがあったときのために、CS放送の配信の仕組みや、不具合の原因などの確認方法などをご紹介いたします。自分でできる対処法もあるので参考にしてみてくださいね。

目次
CS放送はどうやって配信されるのか?
CS放送はBS放送と並んで、どちらも人工衛星を使った「衛星放送」の1種です。BSは放送のための「放送衛星(BS)」を使用していて、CSは通信用の「通信衛星(CS)」を使用しています。
BS・CSどちらの人工衛星も、赤道上空約36,000キロの静止軌道上を周回しています。地上の送信局からの電波をこの人工衛星が受信して地上に送り返し、ご家庭のCS用アンテナやケーブル、周辺機器を通して自宅のテレビへ届けています。
もしCSが見れない場合は、CS用の人工衛星からの電波をつなげる役割を持つテレビの周辺機器などの問題を見ていくとよいでしょう。
周辺機器に問題がないかをチェック!
CSが見れない場合は、周辺機器に問題があるかもしれません。それぞれの機器の状態を確認してみましょう。
・アンテナからの配線に問題はありませんか?
一度テレビの説明書を確認して、配線の仕方を確認してみるとよいでしょう。掃除や模様替えなどでテレビを動かしたということはありませんか?そのときに、アンテナとテレビとの接続ケーブルが抜けてしまったり、ケーブルの端子の芯が折れ曲がったりしているかもしれません。
・ブースターはちゃんと動いていますか?
ブースターは、受信電波が弱いときに増幅してくれる補助装置です。ブースターのコンセントがきちんと挿されているか、一度確認してみるとよいでしょう。何かの拍子でコンセントが抜けた場合は、挿し込みなおすとブースターが回復するかもしれません。
また、ご家庭のブースターがテレビに対応していない場合も映りません。ご家庭のテレビに対応したブースターを使っているかどうかも確認してみてください。
・テレビの電源は入っていますか?
悪天候だった際などに、テレビの主電源を落としていた場合等もあります。一度テレビ本体のボタンから、主電源を入れてみてください。
・レコーダーから正しく配線されていますか?
テレビからレコーダーへの配線が違う場合もCSは映りません。配線が正しく接続されているか確認してみましょう。
アンテナレベルを調べて電波が弱くないかを確認
本体や周辺機器に問題はなかったのにCSが見れない場合、アンテナレベルがCSを視聴できるレベルに達していない可能性があります。
アンテナレベルとは、地デジ放送・BS・CS放送電波を受け取るための電波の強さを示しています。一般的に、CS放送受信のためにはアンテナレベルは50以上必要です。
①リモコンのホームボタンを押す
ホームボタンから「設定」へ移動してみましょう。
②受信レベルを確認できる場所を表示する
一般的には「受信設定」から確認が可能ですが、お手持ちのテレビの機種によって受信レベルを確認する項目の名称は違います。テレビの取扱説明書も確認するとよいでしょう。
③アンテナレベルを確認する
テレビの機種によって違う場合もありますが、基本的には、受信レベル下の赤、黄、緑のバーで受信レベルを確認できるといわれています。
緑は電波が快適な状態です。アンテナレベルも足りているでしょう。黄色は少し電波が悪いようですが、視聴自体は可能なレベルです。赤い場合はエラーコードが表示されます。エラーコードの意味を確認していきましょう。
E201……アンテナレベルが足りていない。
E202……テレビへ受信用の電波が来ていない。
E203……放送が休止されている。放送休止ではないのに表示されている場合は、アンテナレベルが足りない。
アンテナレベルが足りないときや、テレビの電波が遠すぎるときの原因は以下のとおりです。
・近くに障害物ができた
CS放送は人工衛星からの電波を受信して動いているので、電波をさえぎるビルや樹木等ができると、電波が届きにくくなることがあります。
・天気が悪い
また、台風や大雨などの悪天候でも、アンテナレベルが足りなくなり、電波を受信しにくくなる場合があります。そのような場合は、天気がよくなるのを待ってからCSが映るか確認してみるといいでしょう。
・設定方法を間違えている
引っ越しなどをしたため、CS受信の設定を変え忘れていた、ということもあります。CS受信の設定を現在の住所にあわせていないと、テレビの電波を受信しづらくなり、アンテナレベルが足りなくなります。登録住所の設定はテレビのリモコンから変更できるので、忘れずに行いましょう。
・アンテナからテレビへの接続不良
アンテナからテレビへの配線が何かの拍子で外れることもあります。また、アンテナからのテレビへの接続が正しいのにまだアンテナレベルが足りない場合は、配線が断線している場合があります。ケーブルの断線はなかなか素人では見つけにくいものです。
また見つけることができても、場所によっては交換しにくく危険な作業になる場合があります。断線が疑われるときは、業者へ相談してみるとよいでしょう。アンテナ工事のプロであれば、断線箇所を特定してすぐに対処してくれます。
☆
アンテナに不具合の原因がある可能性も
アンテナレベルなどを確認してもまだCSが見れない場合、アンテナ側に不具合がある可能性があります。アンテナ側の不具合で代表的なものが、アンテナ自体が壊れている場合と、アンテナの角度が変わってしまっているものです。
アンテナが壊れてしまう不具合の原因は、アンテナの老朽化などがあげられますので、アンテナ工事が必要となります。故障の場合のアンテナ工事は基本的に難易度が高いため、一度業者へ問い合わせることをおすすめします。
また、台風などの影響でアンテナの角度が変わり、電波を受信するための正しい角度になっていないと、テレビの電波を受信できません。アンテナの調整は非常に繊細で、数度ずれるとテレビにノイズが入ってしまったり、まったく映像が映らなかったりします。
一度原因を調査してもらおう
見たところ壊れていないけどどうしてもCSが映らない……という場合も、まずは原因から業者に点検してもらうことをオススメします。なにが原因かもわからない状態で屋根にのぼったり……というのもかえって非効率といえるでしょう。
CSアンテナの調査を依頼する際は、ぜひ生活110番にご相談ください。
生活110番は、全国の加盟店からアンテナ業者を無料でご紹介しているサービスです。
ご相談いただければ、プロのアンテナ業者が現地に向かい、CSが映らない原因をすぐに突き止めます。
アンテナの調整や修理が必要であれば、アンテナ業者が見積りを提示し、ご納得いただいてから作業をおこないますのでご安心ください。
ご連絡はいつでもお待ちしております。

まとめ
CSが見れない場合は、まずCS用の電波を受け取るための周辺機器に不具合がないか、ひとつひとつ確認しましょう。
掃除などでテレビを動かして配線が抜けてしまうことで、CSが映らなくなる場合も多いです。また、一度テレビの取扱説明書を見直して、リモコンの設定を確認することで直ることもあるかもしれません。
しかし、どうしても配線の接続の仕方や、不具合の原因がわからない場合もあります。また、アンテナの状態を確認する際には危険が伴う場合もあるでしょう。これらのように、対処が自力で難しい場合は業者へ相談し、確実に問題を解決してもらうことをおすすめします。
生活110番の電話窓口では、すぐにピッタリのアンテナ業者をご紹介。現地調査、見積りの受付ももちろん承っています。見積り後のキャンセルも可能なので、お気軽にご相談ください。
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