
テレビを視聴すると、さまざまな理由で電波が足りないことがあります。そういったときに、ブースターを使うと弱いテレビの電波を増幅してくれます。またブースターは、ラインブースターの補助装置です。
ブースターとラインブースターをうまく活用することで、テレビを快適に視聴することができるのです。
しかし、ラインブースターとブースターについてあまり詳しく知らないかたも多いのではないでしょうか。ラインブースター、ブースターの違いを分かりやすくするため、このコラムでご紹介していきます。

ラインブースターはブースターの一種!
ラインブースターはブースターの一種です。ブースターは、弱くなってしまったテレビの電波を増幅してくれる装置のことです。
テレビの受信電波が弱くなると、モザイク状のノイズが発生します。テレビのチャンネルの電波を受信するため、電波の強さが足りなくても受信エラーになります。
この不具合は、テレビの受信電波が弱すぎるために発生します。テレビの電波の発信所からの距離が自宅から遠すぎたり、発信所との間に障害物があると電波をうまく受信できないことがあります。もともと発信所自体の電波が弱すぎても、テレビ電波の受信不具合は起こります。
ブースターの効果
複数台のテレビで視聴するとき、電波をそれぞれのテレビに送るための分配器を使用した場合、視聴に必要な電波が弱くなってしまうことがあります。
また、10メートル以上のアンテナケーブルを使っている場合も、視聴に必要な電波が弱くなってしまいます。
この弱くなった電波を、ブースターが増幅し、テレビの視聴に必要な範囲まで回復してくれます。
しかし、増幅した電波が強すぎてもブースターのキャパシティを超えると、受信の不具合が起こる場合があるので注意が必要です。
ラインブースターの役割と用語の意味
ラインブースターは、ブースターの補助装置です。「前置きブースター」ともいわれています。
ラインブースターがなく、ブースターのみを使用するとき、劣化した電波を増幅することになってしまうことがあります。
そうするとブースターのみを使って、視聴に必要な電波の数値まで足りても、電波の質自体は弱くなります。
ラインブースターを使った場合は、電波の質自体の劣化が少なくなり、質が良い電波を受信することが可能です。
ほかにもブースターには、専門用語があるので、知っておくことが重要です。
・定格出力
ブースター稼働時の最大の出力レベルのことです。この数値を上回ってしまった場合、ブースターのキャパシティを超えてしまい、逆に映りが悪くなります。
・利得(りとく)
「ブースターへ入力した信号をどれだけ増幅可能か」を指す数値です。入力信号を基準に「dB(デシベル)」の値で表されます。
テレビの電波を質が良い状態で受信するためには、各ブースターの使用表に記されている定格出力から、利得(りとく)を引いた値へ出力を調整することです。この出力を調整する電波の受信が良くなる場合があります。この出力調整にラインブースターを使うことがあります。
ブースターのレベルが適正な出力より低い場合は、ラインブースターで適正なレベルに出力を調整してみましょう。質の良い電波を増幅して、ラインブースター、ブースターの機能を有効にできます。
ラインブースターの使用には別途対応した電源が必要
ラインブースター、ブースター、どちらにも電源が必要です。ラインブースターを使う場合は、BS/CSアンテナと別に、出力端子からラインブースターへも電源供給が必要になります。
テレビの出力端子から「UHF入力端子」に通電可能な機器を用意しましょう。UMF側へ電源供給できるスイッチをオンにして、ラインブースターが作動します。
古いタイプのラインブースターの場合、UMF側への電源スイッチがないものが多いので注意が必要です。
ブースターはアンテナの近くに設置しよう!
ブースター設置の際には、基本的にアンテナに近いところに設置すると効果を最大限に発揮します。これは、ラインブースターとブースターどちらも同じです。
ブースターの入力レベルが低すぎる数値になる前に増幅しましょう。ブースターで低すぎるレベルの電波を増幅しても、ラインブースターで電波の質は改善できません。
ブースターの設置場所は、アンテナ直下が適していますが、台風などの風雨の影響を受けます。そのため、防水型のラインブースターやブースターがおすすめです。
屋外にブースターやラインブースターを設置する際、自分でアンテナがある屋根の上に上がる場合などは、転落事故のおそれがあるので注意しましょう。どうしてもブースターを自力で設置するのが難しい場合は、業者に相談することをおすすめします。
また、屋内用のラインブースターやブースターも存在します。「卓上型」とも呼ばれています。電波の増幅効果は屋外用ブースターと比較しては下がりますが、コンパクトなサイズで、誰でも簡単に設置することができます。
まとめ
ラインブースターはブースターの補助装置の役割を持ちます。一方、ブースターは、テレビの電波の増幅器です。
ラインブースターがなくブースターのみの場合、劣化した電波を増幅してしまい、テレビを見るのに必要な電波に足りでも電場自体の質が悪くなってしまいます。
そのため、ラインブースターをブースターの補助的に使うことで、ブースター本来の機能を有効活用できます。
質の良いテレビの電波を増幅してくれるラインブースターやブースターを効果的に使うと、快適にテレビを視聴できるかもしれません。
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