猫の消臭―猫が臭い原因やマーキングする理由とは?消臭方法4選

2021.4.30

猫の消臭―猫が臭い原因やマーキングする理由とは?消臭方法4選

猫が家の中で普段より濃い尿でマーキングをしてしまい困ってしまった経験はありませんか?それは猫が日常生活においてストレスや不安を抱えているサインかもしれません。猫が普段より濃いおしっこをかけるのにはきちんと理由があるのです。

今回は、猫がマーキングを行う理由や、猫の消臭にはどのような方法があるのかを紹介していきます。

猫が臭い原因は?マーキングするのはなぜ?

みなさんの飼っている猫、においが気になることもあるかもしれません。もちろん、かわいい家族の一員ですから、多少のにおいは大丈夫と思っている方もいることでしょう。

じつは猫にはほとんど体臭がありません。猫は本来狩猟動物であり、獲物に気づかれないようにする必要があったのです。そのため本来は、猫の消臭の必要性はほとんどないのです。

しかし「猫が臭いのはなぜ?」と思う方もいますよね。猫の一番のにおいの原因はおしっこです。猫のおしっこは凝縮されているため、アンモニア臭がとても強くなっています。

さらに猫には、自分のなわばりににおいをつける習性があり、それを「マーキング」といいます。マーキングの仕方には大きく2種類挙げられます。1つは爪をとぐ行為で、自分の存在を示したいとき、気分が盛り上がっているときなどに行います。もう1つは家具や人の足などに顔をすりよせたりする行為で、リラックスしているときにこのような行動をすることが多くなっています。

また、新入りの猫がやってきたときなど、日常に大きな変化が起きたときによくやるのが、「スプレー」とよばれるマーキングです。普段より濃いおしっこをかけるマーキングのことをいいます。家の中で頻繁にスプレー(尿マーキング)をしてしまうときは、なにか不満をもっていることもあるので注意してあげたほうがよいでしょう。

      猫が臭い原因は?マーキングするのはなぜ?

猫を臭いまま放置するとどうなる?

猫を臭いまま放置してしまうと、においがさらに強くなってしまったり、猫が病気になってしまったりするかもしれないので、猫を消臭してあげる必要があります。

猫は体臭が少なく、自分で毛づくろいを行うので、基本的にシャンプーをする必要はありません。しかし毛が長い猫の場合、うんちやおしっこが毛についてしまうことや、皮ふから出る脂で毛が固まってしまうことがあり、そのような場合はシャンプーをしてあげる必要があります。

太った猫やお年寄りの猫は、自分で毛づくろいをしなくなることもあり、その影響でにおってしまうことがあります。その場合は月に1度ほどシャンプーをしてあげたり、濡らしたタオルで拭いてあげたりしましょう。

口内炎・歯周病の場合、その口で体をなめてしまうと、体中が臭くなってしまいます。そういったときも、様子を見ながらきれいにしてあげましょう。

      猫を臭いまま放置するとどうなる?

猫がマーキングしやすい場所はどこ?

猫がスプレー(尿マーキング)しやすいのはおもに以下のような場所です。

〇家や部屋の入り口
〇人や猫の通り道
〇新しいものや家具

逆に、あまりスプレーをしにくいのは以下のような場所となっています。

〇猫の食器
〇えさ
〇寝床
〇自分のにおいがついている場所

家の中でスプレーをするのは、なにか不満や不安要素が原因となっている可能性が高くなっています。新しい猫や知らない人間がきた、家具やトイレが変わった、家族がかまってくれない、家族が家にいないなど、猫のストレスになりそうな心当たりがあった場合は注意して、改善してあげる必要があります。

次の項目では、尿マーキングしてしまったときの猫の消臭方法を紹介していきます。

      猫がマーキングしやすい場所はどこ?

     

猫の消臭方法4選

それでは猫の消臭にはどのような方法があるのでしょうか。スプレー(尿マーキング)をしてしまった際の消臭方法について紹介していきます。

①マーキング防止スプレーを使う
猫がスプレーをしてしまう場所や、スプレーしてほしくない場所に吹きつけます。猫のフェロモンを科学的に合成したもので、スプレーの防止だけでなく、猫をリラックスさせる効果もあるそうです。

②消臭スプレーを使う
猫用の消臭スプレーや、一般の消臭スプレーでも効果を感じられる場合がありますので試してみてください。また、バイオ分解タイプの消臭剤も効果があります。バイオ分解タイプの消臭剤は、バクテリアがにおいの原因を分解することで消臭を行うものです。

養豚場などの消臭に使われており、しっかり消臭できるうえに天然成分でできているため安心して使うことができます。

③熱湯をかける
マーキングした場所に熱湯をかけるという方法です。においの元となっている成分は熱湯でほとんど分解することができるようです。シンプルですが、十分に効果のある方法といえます。

ほかの方法もプラスで行うとさらに効果が期待できます。やけどには十分注意しましょう。

④ミョウバン水を使う
ミョウバンが水に溶けると、その水は酸性水に変わります。アンモニア臭の強い尿はアルカリ性なので、酸性のミョウバン水で中和することができます。ミョウバンは薬局などで安く手に入ります。またミョウバン水はミョウバンを水で10倍に薄めるだけなので簡単に作れます。

まとめ

猫の消臭方法はおもに4つあり、状況に応じて対処することができます。家に消臭スプレーなどが無い場合は、熱湯などでも解決できることがあるので試してみてはいかがでしょうか。

また猫がスプレー(尿マーキング)をしてしまっても、叱ったり体罰を与えないようにしましょう。その行為は本能によるものです。余計にストレスを感じてしまうかもしれません。

猫がスプレーをするのにはなにかしら理由があります。その理由を理解してあげることによって、においの原因をなくせるかもしれません。猫のマーキングのにおいがなかなかとれないというときは業者に相談してもよいでしょう。

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