
近年クローゼットを使っているご家庭も増えてきましたが、タンスに衣服を収納しているご家庭も少なくありません。タンスはいいものであれば何十年も持ちます。しかし、長年使い続けているタンスから臭いがしていると悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
タンスの臭いには原因があります。臭いの原因は意外なものかもしれません。また原因を知ることで消臭できる可能性があります。そこでここでは原因と消臭方法についてご紹介していきます。

目次
タンスの臭いの原因とは?
タンスに入れた衣服の臭いが気になったら、その原因はタンスにあるかもしれません。臭いの原因とは何なのかを詳しくみていきます。
タンスそのものの臭い
タンスが新しければ、タンス本来の木の臭いの可能性があります。木の臭いは自然なもので、時間がたてば臭いもなくなります。
しかし、タンス本来の木の臭いではなく、接着剤や防腐剤のときは厄介です。量販型のタンスの多くは接続部分に組み木ではなく、接着剤を使います。この接着剤の臭いはハウスシックなどの原因にもなる可能性があるので注意が必要です。また、海外から輸入したタンスの中には防虫対策として木など素材そのものに防虫剤や防腐剤にひたすこともあり、体に影響する可能性もあります。
カビや雑菌の放つ臭い
カビや雑菌がタンスに染み付くと臭いの原因になります。タンスにしまう衣服には、十分に注意が必要です。しっかりと乾かしたつもりでも、服の繊維の中に湿気が残っているとタンスの中でカビが増えていきます。また梅雨の時期は特に注意が必要です。時々タンスを開けて換気させたり、乾燥機を使うといった対策をしましょう。
衣服の生乾きに関しては過去コラム「生乾きの臭いを対策する方法!洗濯物から原因となる細菌を撃退しよう」に詳しく記載してあります。合せてご覧ください。
防虫剤の香り
タンスの中に防虫剤を入れている人も少なくありません。タンスの臭いはこの防虫剤が原因となるときがあります。最近は無臭のタイプが多いですが、タンスの中で種類をわけるなら防虫剤同士が化学反応を起こす場合があります。
また、衣服をもらったり、中古の衣服などには他の防虫剤の臭いが染み付いていることもあるので、一緒にタンスにしまうと他の服にも臭いが移る可能性があります。防虫剤はなるべく無臭のタイプを1種類だけ使うことをおすすめします。
タンスの臭いを消す方法
タンスの臭いは家にあるものを使って消す方法があります。そこで、おすすめの消臭方法をご紹介していきます。
タンスの天日干し
タンスそのものを天日干しします。中のものをすべて取り出し、日当りのいい場所で干してみましょう。引き出しがもう一度取り付けることが可能なら、はずしておいた方がよいでしょう。
引き出しを取り出したときには、裏側も確認する必要があります。もしかしたら、汚れやカビがついているかもしれません。そういったときは、しっかり拭き取ることが大切です。
重曹の活用
重曹をシートに包みタンスに入れると防臭効果があります。引き戸タイプなどのタンス、スペースがあるタンスやクローゼットなら、コップなどに重曹を入れて和紙などでフタをして置くと自作の防臭剤になります。
また、衣替えなど衣服を入れ替えるタイミングがあるのなら、タンスの中を重曹を含ませた雑巾などで拭くのもおすすめです。拭いた後はしっかりとタンスが乾燥するまで待ちましょう。
石鹸の活用
石鹸の臭いがタンスの臭いを追いやってくれます。さらに重曹の石鹸なら大きな効果をえられます。ただし、人工的な香料や臭いがきついものは、他の臭いと混ざって不快な臭いになることもあるので気をつけましょう。
そのまま石鹸を入れても大丈夫ですが、細かく砕いて、布などにくるんでも効果があります。
新聞紙を敷く
新聞紙は誰もが簡単に入手できるものです。タンスに敷いておくと湿気の吸収効果とともに臭いも中和されます。またアロマオイルなどを垂らした布やポプリなどを新聞紙などにくるむのもおすすめです。
ただし、新聞紙は定期的に交換しましょう。湿気を吸い取った新聞紙を放置しておくとカビの繁殖に繋がります。
衣類に付いた臭いを消す方法
タンスに臭いがある場合は臭いが取れるまでは、他の場所で服を保管するようにしましょう。タンスの臭いがついた服はもう一回洗うことをおすすめします。
それでも染み込んでいる臭いなら、集中的な消臭が必要となってきます。大きめの袋に服を入れて、重曹や石鹸、コーヒーなどの出がらしを一緒に入れ、2日ほど放置した後に服を洗い、天日干しします。時間はかかりますが、何度も繰り返すことで消臭することができます。ただし色落ちや色移りなどには気をつけましょう。
他にもいつも使っている柔軟剤などを多めにいれる方法などもおすすめです。
しっかり消臭した後は、タンスにあまり詰め込み過ぎないようにしましょう。空気の流れが悪くなるので、できるだけ隙間を空けるようにしましょう。また、衣替えの時期は一度タンスを空にすることができるので、タンスを空にし、窓を開けておくだけでも湿気を逃がすことができます。
まとめ
いくら消臭してもタンスの臭いが取れないなら、タンスを買い替える必要があります。タンスの処分は不良品回収業者などの手配も必要となってきます。粗大ごみなどにも出せますが、大きなタンスになると自分でタンスを運ぶだけでも大変になってきます。そうなる前に少しでも臭いが気になったら、消臭することをおすすめします。
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