ネズミはダニや病原菌を運ぶって本当?怖い症状と被害防止対策をご紹介

2021.7.20

ネズミはダニや病原菌を運ぶって本当?怖い症状と被害防止対策をご紹介

ねずみがもたらす被害はいくつかあります。ケーブル類をかじったことによる電気系統の被害や火災、病原菌や感染症による被害です。それ以外にもねずみのダニによる被害も存在します。
ここではねずみに寄生するイエダニについての紹介を主にしていきます。イエダニによってもたらされる被害や生態を知り、対策に役立ててください。

ねずみにはダニがたくさん寄生している

ねずみにはダニがたくさん寄生しています。寄生しているダニは「イエダニ」と呼ばれるダニで、ここではイエダニの特徴と生態について紹介していきます。

イエダニの生態

イエダニの体長は成虫だと0.6mm~1mm程度の大きさをしています。ダニの中では大きめで肉眼でも確認できるほどの大きさです。体色は薄茶色で吸血すると赤黒く見えることもあります。吸血後、メスのイエダニは2日~3日で20個ほどの卵を産みます。
普段はねずみやねずみの巣の中で生活をしてねずみの血を吸いますが、人間の血を吸うこともあります。

イエダニは日本全国に分布しており、主な発症時期としては6月~9月までの間が一番多い時期です。

ねずみに寄生したダニによってもたらされる被害

ねずみに寄生しているダニがもたらす被害について紹介していきます。

刺咬吸血

ねずみに寄生しているダニはねずみの巣の中で大量に発生します。発生したダニは巣やねずみの死骸から壁や天井の隙間を移動して人間を刺します。
主に刺される部分としては、太ももの内側や腕の内側、お腹などの皮膚の柔らかい所を重点的に刺します。

イエダニに刺されると、赤いはれができ、激しいかゆみに襲われます。かゆみは3日~4日ほど続きます。

ツツガムシ病

これはねずみに寄生するダニが持っている病気で、人間に付着して、そのまま吸血されて発症する病気です。
この病気に感染すると1週間~2週間ほどは高熱が続きます。主な症状としては頭痛や発疹などがあります。

ねずみはダニ以外にも恐ろしいものを運んでいる

ねずみが家に侵入した際、ねずみが運んでくる被害には、ねずみに寄生しているダニ以外にもあります。
それは、ねずみが病原菌の媒介者となって人間に菌やウイルスを感染させる恐れがあるということです。
ツツガムシ病やペスト以外にもねずみが運び込んでくる感染症について紹介していきます。
具体的な感染症は以下の通りです。

サルモネラ症

ねずみの糞尿などから感染する恐れがあります。糞尿に多く含まれているサルモネラ菌が手や食べ物に付着して口に入れることで感染します。
サルモネラ症に感染すると腹痛や嘔吐、下痢などの急性胃腸炎などの症状が出ます。
高齢者や乳幼児の場合だと死亡するケースもあります。

レプストスピラ症

主にドブネズミの糞尿が原因になります。ドブネズミの糞尿で汚染された土や水から皮膚感染します。
症状としては、悪寒や高熱、筋肉痛、黄疸などがあります。重症化すると全身から出血して死亡することもあります。

鼠咬症(そこうしょう)

ねずみに直接咬まれることで、その咬まれた傷口から感染します。症状としては、傷口がただれ、39度以上の高熱や頭痛、寒気などに襲われます。数日で熱は下がりますが、数回発熱、頭痛、関節痛などを繰り返します。

腎症候性出血熱

ねずみの糞尿を通して感染します。主な症状としては、発熱や腎不全による乏尿や多尿になります。さらにショック症状や頭痛、皮下および臓器における出血などの症状が引き起こります。腎症候性出血熱が重症化すると死亡することもあります。

ペスト

ねずみに寄生しているノミを介して人間に感染します。ノミに刺されてから1週間ほどの潜伏期間を経て発病します。
発病すると高熱が続き、目まいや虚脱状態に陥り、皮膚が乾いて黒紫色の大きな斑点が浮かんできます。
なお、日本の衛生環境は整っており、1926年以降では日本国内でのペスト患者は発生していません。

ねずみがでたら早めに対策を

ねずみが家に侵入した場合、ねずみを追い出すための方法としては以下のようなものがあります。

忌避剤の使用

忌避剤はねずみの嫌がる匂いや成分を放出しますので、効果があります。
また、忌避剤には「スプレータイプ」「燻煙タイプ」「設置タイプ」の3つの種類が存在します。

電磁波や超音波の使用

ねずみにストレスを与え、他の場所に追い出す方法です。電磁波や超音波には即効性はありません。
また、ねずみの個体によっては電磁波や超音波が効かないねずみや、すぐに慣れてしまうねずみが出現する可能性もあります。使用する際は注意してください。

巣を作らせない対策

ねずみに巣を作らせずに減らす方法として、ねずみの住みにくい環境を作ります。
ねずみは「エサのある場所」「安全な場所」といった場所を好みますので、食品やねずみの巣材となるものの管理はしっかりとしておく必要があります。
ねずみの巣材となるものは主に新聞紙・ビニール袋などがあります。

まとめ

ねずみや、ねずみのダニがもたらす被害は人間にとってよいものではありません。ねずみが家に侵入したとわかった場合には早めの対策をしておくのがおすすめです。
ねずみを確実に駆除する場合には、プロの業者に依頼するのがいいでしょう。

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ねずみとの接触は健康被害などのリスクがあります。ねずみを見かけたらすぐにプロへ相談しましょう!また、ねずみは被害の再発が多い為、徹底的な駆除と対策をする必要があります。

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