竹林のお手入れは伐採と除草?管理しやすいように整備しよう

2021.4.30

竹林のお手入れは伐採と除草?管理しやすいように整備しよう

竹林の手入れ方法には、「伐採」と「除草剤の散布」の2択があげられます。これらの手入れ方法をおこなうことで、竹の成長を管理できて本数を減らすことが可能です。

しかし、竹は生命力が強いため、気がついたときにはたくさんの竹が生えて、荒れ放題になっていることがあります。また、あちこちに根を伸ばすことで近くの民家へ浸入してしまうこともあるのです。

このコラムでは、竹林の手入れ方法について詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

【竹林のお手入れ方法①】伐採する

竹の伐採は、庭木の伐採とは違うためどのように伐採したらよいのかわからない方もいるかと思います。なので、ここでは伐採をする時期や切り方について確認していきます。伐採をおこなう際の参考にしてみてください。

竹を切る時期は目的によって変わる!

竹の伐採は、伐採をする目的によって最適な時期が変わってきます。伐採をする目的には「木材として活用したい」「伐採をして処分したい」といった2タイプにわけられます。

木材として活用する場合、より品質のよい状態の竹を採取することが大切です。竹は秋から冬の間になると、成長が止まる休眠期間に入ります。休眠期間に入った竹は、木のなかの水分量が減るため重量が軽く、固くなるため締まりやすいのです。なので、品質のよい竹を採取するなら、秋から冬にかけてがよいでしょう。

処分したいという場合、春や夏に伐採が絶対できないということはありません。しかし、冬とは違い、竹のなかに多くの水分を含んでいるため、伐採した断面が傷みやすく腐りやすいです。また、伐採した竹の切り口から害虫が侵入してしまうおそれもあるので注意をしましょう。

竹林のお手入れは伐採と除草?管理しやすいように整備しよう

切る竹と残す竹の見分け方

竹は竹稈(たけかん)によって、伐採したほうがよいのかを判別することができます。竹稈とは竹の年齢のことを指します。伐採に適した竹と、適さない竹の特徴をまとめましたので参考にしてみてください。

伐採に適した竹(新しい竹)
・竹の節が白い
・節と節の間の箇所にツヤがある
・竹の根元に古い皮が残っている
・竹の色が青々としている
・最下枝(もっとも下で伸びている枝)が2本ある

伐採に適さない竹(古い竹)
・竹の節が茶色い
・節と節の間の箇所にツヤがない
・竹の根元に古い皮が残っていない
・竹の色が黄色っぽい。またはまだらになっている
・最下枝(もっとも下で伸びている枝)が1本しかない

竹の切り方

竹は樹高がとても高いため、伐採前に倒す方向を決めてから取り掛かることが重要です。竹を切る際に使用する道具は、ノコギリや柄鎌です。柄鎌とは通常の鎌とは違い、雑草や芝などを切るのではなく、木々の伐採や枝を切るのに特化した鎌を指します。

柄鎌を使用する際は、地面から少し上で竹を斜めに切断します。竹が密集していると近くの竹に接触し傷をつけてしまうことがあるので、勢いよく刃を振り切らないように注意しましょう。

ノコギリを使用する際は、根元付近で引いて切るのがコツです。根元で竹を切るため、足元に突出した竹につまずく危険性が防げるため安全です。竹の切る手順は次のとおりです。

1.伐採する方向を確認する
2.道具を使って切る
3.伐採したら、切り株に切り込みを入れる
(傷がつくことで腐食が早くなり、つまずきによるケガを防ぐ)

道具を使って伐採する際は、倒れやすいのでしっかりと支えながら切るのがポイントです。また、竹林が坂になっている場合は上から下に向かって作業するとよいでしょう。上から取り掛かることで、伐採した竹を下に運びやすいからです。

【竹林のお手入れ方法②】除草剤で枯らす

竹は種類によってはたった一日で約1m成長することがあります。これ以上手入れするのは無理!といった方におすすめなのが、除草剤の散布によって枯らす手入れ法です。ではさっそく、除草剤による手入れの仕方についてみていきましょう。

除草剤の効きやすい時期がある?

除草剤で竹を枯らす場合、6~8月の時期におこなうのがおすすめです。夏は気温が高いため活発が激しく、地中から多くの水分を吸収します。なので、除草剤がより吸収されやすい時期となるのです。

春や秋といった時期でも除草剤の散布は可能ですが、夏に比べると活動が穏やかなため、除草剤の効果が感じにくくなります。除草剤の効果をより発揮させたい場合は、夏におこなうとよいでしょう。

除草剤で竹を枯らす方法

除草剤によって枯らすには、直接竹のなかに薬剤を注入する必要があります。そのため、除草剤のほかに電動ドリルも準備しておきましょう。穴の開け方から除草剤を入れたあとの処理まで手順は以下のとおりです。

除草剤の入れ方
1.地上から30~100cm、節から2~3cm下の位置に穴を開ける
2.穴に除草剤(液体タイプ)を入れる
(スポイトを使うと入れやすい)
3.穴をガムテープでふさぐ
(雨水が入ると除草剤が薄くなり、効果が半減するため)

除草剤散布後に出てきたタケノコを食べないで!

竹に除草剤を散布したあとでも、タケノコが生えてくることがあります。除草剤を使用した竹の近くにあるタケノコを食べた場合、健康に害が生じるおそれが高いです。

とくに除草剤を使用した竹から、半径15m以内にあるものは要注意が必要です。タケノコを誤って収穫しないために、看板を立てておくことをおすすめします。

竹林のお手入れは伐採と除草?管理しやすいように整備しよう

竹林のお手入れ、自分でやるのは大変?

手入れをおこなう竹が数本である場合、自分で対処することができます。しかし、竹が広範囲に広がって竹林となっていると、膨大な時間と体力が必要となるためとても大変です。ここでは自分で竹林の手入れをすることは可能なのか、それともプロに任せたほうがよいのかについて説明していきます。

継続的なお手入れが欠かせない!

竹はたった1日で1mも伸びる種類もあるため、継続的な手入れが欠かせません。このように、竹はほかの樹木と比べ、成長速度がとても早いため管理し続けるのは結構大変です。ここまでに説明してきた「伐採」や「除草剤で枯らす」といった方法が、自分ではできそうもないということもあるでしょう。

自分で手入れするには無理があると感じた際には、専門の業者に依頼をすることをおすすめします。生活110番では、電話相談を無料で受け付けておりますので、困ったことがありましたらお気軽にご相談ください。

竹林のお手入れは伐採と除草?管理しやすいように整備しよう

根っこから完全に取り除くのは難しい

竹は地中に「地下茎」と呼ばれる根を広範囲に伸ばす特徴があります。そのため、地上に生えている竹を伐採できても地中では根を張ったままとなっているため、伐採をしてもまた竹が伸びてきてしまうのです。

また、竹の根は竹本体と同様に成長速度が速いため、1年間で根を10mほど伸ばしてしまいます。よって根を完全に取り除くのは難しいのです。

地中に広がった根は処分が難しく、全体の大きさも把握しづらいので、取り除く際は専門の業者に任せたほうがよいでしょう。

切った竹の処分に困ることも

伐採した竹はサイズが小さい場合だと、小さく切断をすることで可燃ごみとして捨てることが可能です。しかし、竹が大きく、切断した竹の量が多いと捨てるのが難しいこともあるので、事前に自治体に相談をしておくとよいでしょう。

伐採した竹を放置しておくことで、土にかえす処分方法もあります。ですが、竹は腐敗するまで長い期間を要するためあまりおすすめはしません。

ほかにも伐採した竹を燃やして、竹炭にして処分する方法もあります。簡単に竹炭に加工できる「無煙炭化器」といった道具もありますが、大きな竹だと少しずつでしか炭にできないため、有効な手段とはいいがたいでしょう。

楽にお手入れをしたいなら、プロに任せよう!

竹は伐採で切り倒したり薬剤で枯らしたりすることで、自分で手入れすることも可能です。しかし、先ほどの切った竹の処分にもあったように、自分だけで処分までおこなうのはなかなか難しく大変です。

また、自分で手入れすることでケガをしたり、事故が起きたりすることもあります。竹の手入れを楽で安全におこないたい方は、この機会にプロに任せてみてはいかがでしょうか。

プロの任せることで、ケガや事故を防ぐことができます。また、手入れに必要な道具を準備する必要もないため、購入する道具を間違えて無駄な出費を抑えることができます。伐採のプロに任せることで、適切な方法で手入れをしてもらえるので、効率よく竹を除去することが可能です。

竹林の伐採や抜根、根の処分などを依頼した場合の費用は、状況(本数や広さ・作業の内容や難易度)に応じて非常に大きく変動します。数万円から依頼できることもあれば、場合によっては合計50万円~100万円、またはそれ以上かかってしまうこともあるのです。業者に依頼する前にはしっかり見積もりを取ってもらい、その費用を確認しておくようにしましょう。

まとめ

竹林の手入れは、伐採や除草剤の散布が有効です。しかし、伐採の方法を誤ると、ケガや事故を発生してしまうこともあります。広範囲に広がった竹林や、手入れがされず放置状態となった竹林は、手入れが困難となるケースが多いためプロに任せたほうがよいでしょう。

生活110番では竹の手入れを含む、生活のなかで生じたトラブルに対応しております。自分では対処しきれない手入れでお困りの方は、弊社にぜひ一度ご相談ください。24時間365日いつでも受け付けております。


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