斧を持っている方のなかには、「自分が持っている斧はどのような種類で、どのような用途に向いているのだろう」と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
斧の種類は数多くありますが、なかでも薪割りに向いてるのが和斧です。和斧といっても、どんなものなのかわからないかたは少なくありません。
この記事では、そんな和斧の特徴や選び方について紹介します。また、薪割りは斧を使うため危険を伴います。そこで、薪割りをするときの注意点も一緒に知っておくことが重要です。
目次
和斧は薪割りに適した斧
和斧は、日本古来からある薪割りに使われている斧のことです。特徴のひとつとして、刃が針葉樹の薪割りをしやすい、まっすぐで薄く作られているということがあげられます。このことは、日本がもともとスギやヒノキといった針葉樹を建材などに使ってきたことが由来しているのです。
そして和斧の刃に見られるもうひとつの特徴として、両側面にある切れ込みのようなものがあげられます。和斧の刃の両側面には片方に3つ、もう片方には4つの切れ込みがあるのです。この切れ込みは、「身(3)を避(4)ける」という意味を持っています。斧を使っての仕事の安全を願ったり、山や森への感謝の気持ちなどが込められているといわれているのです。
また、薪割りに適した斧として洋斧という種類のものがあります。しかし、この洋斧は和斧に比べると重量が重く、そもそも刃がスギなどの針葉樹の薪割りには向いていないものが多いです。そのため和斧は、日本人が薪割りをすることに特化した斧となっているのです。
薪割り用の斧を選ぶときの3つのポイント
和斧を含めて、薪割り用の斧を選ぶときには見るべきポイントが大きく3つあります。それは価格と重さ、そして替えのパーツの有無です。
価格
斧は、身近なところでいうとホームセンターやネットなどでも売られていることがあります。そのようなところで売られている斧は、数千円前後と比較的手頃な価格のものもあります。ただし、安すぎる斧だと切れ味が悪かったり、すぐに刃こぼれのしてしまうものもあるようです。
また、ブランド品などによっては数万円から数十万円のものがあるなど、価格の幅はとても広いです。そのため月に数回使うのか、もしくは毎日のように使うのかといった使用頻度などを考慮して選ぶといいでしょう。
重さ
薪割りをするとき、斧は重い方が力をそれほどかけずに薪を割ることができます。しかし、重いとコントロールをすることが難しく、腕に負担がかかってしまうことがあります。その反面、斧の重さが軽い場合は力を大きく加えたり、スピードが必要になってくるのです。斧の重さは2~3kgが一般的であるといわれていますが、実際に自分の手に取って、斧の重さの確認をすることが大切です。
替えのパーツの有無
和斧を含めて、斧を選ぶポイントとして替えのパーツのことも考慮する必要があります。斧を使って薪割りをしていくと、柄が折れてしまうといったトラブルが起こるかもしれません。そんなときのために、柄の替えや斧の柄がすぐに入手できたり、流通があるのかを確認しておくことも大切です。
薪割り用の斧の手入れ方法
斧は薪割りをしていくなかで、どうしても刃こぼれをしてしまうことがあります。そのため、刃を研ぎ、しっかりとメンテナンスをする必要があるのです。
斧の刃を研ぐときには、砥石やダイヤモンドシャープナーといった道具が必要になります。研ぎ方としては、まず斧の刃を少し水で濡らして粗い目の砥石で研いでいき、刃こぼれ箇所の形状を整えていきます。そして、ダイヤモンドシャープナーというさらに細かい目の砥石で仕上げます。いずれの砥石を使うときにも、刃先の角度に沿って研ぐようにしましょう。
しかし、斧の刃を研ぐときにはひとつ注意すべき点があります。それは、鋭く研がないようにすることです。薪を割るときには、非常に大きな力が斧にかかります。そのため鋭く研いでしまうと、その力に負けて刃こぼれをしやすくなってしまうのです。
薪割りをするときはここに気をつけよう
実際に薪割りをするときには、いくつか注意すべき点があります。薪割りをこれからしようと考えている方は、注意点を知らないとけがをしてしまうおそれもあるので、事前にどんな危険があるのかを知っておくことも重要です。
服装
斧は上から下へと振り下ろすことによって、薪を割ります。このときに注意しなければいけないことは、足元の安全です。足に直接斧を振り下ろしてしまうと、大けがをしてしまうおそれがあります。そのため、薪割りをするときには安全靴などを履いておこなうようにしましょう。
また、素手で薪割りをおこなうことは危険です。斧は決して軽くはないので、振り下ろしたときに滑って手から落ちてしまうことがあるかもしれません。そのようなことが起こらないように、滑り止めの手袋を着用して薪割りをおこなうようにしましょう。
斧を振るコツ
斧を振るときは、まずポジショニングが大切です。薪の正面に立ち、斧もあわせて同一線上になるようなポジショニングを心がけましょう。また、実際に薪を割るときは斧の柄を両手でしっかりと握って振り下ろします。しかし、なかにはなかなか上手に薪を割れないという方もいるかもしれません。
和斧も含めた斧の振り方は、振り下ろすと同時に腰を下ろすということが大切です。このことによって、斧の重さに加えて自分の体重も加えることができ、薪を割りやすくなります。
まとめ
日本古来からある和斧は、薪割りに適しています。また、そんな斧を選ぶときには価格と重さ、替えのパーツの有無をしっかり考慮することが大切です。これらのポイント押さえて、自分に合った和斧を選びましょう。
また、斧を使って薪割りをするときには危険が伴うため、安全靴を履くなど、しっかりとした準備をすることも大切です。
しかし、薪割りをするためにはそもそも木を伐採する必要があります。木の伐採となると、なかなか個人ではできないということもあるかもしれません。そのようなときには、伐採の専門的な知識を持った業者にお願いをすること検討してみてはいかがでしょうか。
剪定を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「伐採」をご覧ください。
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