ドクガの幼虫は危険?!駆除方法や注意点を知って適切な処置を

2021.4.30

ドクガの幼虫は危険?!駆除方法や注意点を知って適切な処置を

自宅のツバキなどの葉っぱが虫に食べられている!そんな経験ありませんか?
それ、もしかするとドクガの幼虫のせいかもしれません。
ドクガの幼虫は、卵や小さいうちに駆除しておかないと、どんどん植物を食い荒らしてしまいます。
さらに、ドクガには毒針が生えています。

一度にたくさんの幼虫が生まれるため、対策をしないまま放置していると、刺されて大変なことになるかもしれません。
その前に私たちにできることはないのでしょうか。
今回はドクガの幼虫の駆除の方法について紹介していきます。

ドクガとは?

ドクガとは、漢字では「毒蛾」と書く害虫です。その名の通り、ガの仲間で、全体的に黄色っぽい色をしています。
成虫は、羽を広げると体長3~4cmほどで、0.1mmほどの毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる毒針を持っています。

この毒針毛に触れると、かゆみや炎症を引き起こす可能性があります。
触れるのはもちろん危険ですが、風に乗って飛んできた毒針毛に触れてしまい被害に遭うこともあります。

ドクガの幼虫は、桜や梅、ツバキなど、多くの種類の樹木を食べて生活しています。
この幼虫の時期にさまざまな植物の葉を食べつくしてしまうため、害虫とされているのです。
ひとかたまりの卵から一斉に幼虫がふ化し、1枚の葉っぱを食べきると、次の葉に移り、また葉を食べつくします。
大きな木でも、葉っぱを食べつくしてしまうこともあるでしょう。
      ドクガとは?

ドクガの幼虫は危険?刺されるとどうなるの?

ドクガの幼虫はどれくらい危険なのでしょうか?
もし刺されてしまったらどう対処すればいいのか、紹介したいと思います。

ドクガの幼虫は、全身が毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる毒針でおおわれています。
この毒針毛がとても危険です。ドクガの幼虫にはこの毒針毛のほかにも長い毛が生えており、一見しただけでは毒針毛がどこに生えているのかわかりにくいのです。

刺されてしまうと、数時間後にひふが赤くなってきてはれ上がり、ヒリヒリとした痛みが生じます。
激しいかゆみを伴う場合もあります。もし刺されてしまった場合は、すぐに医療機関に診断してもらうことをおすすめします。
       ドクガの幼虫は危険?刺されるとどうなるの?

ドクガを駆除する方法

ドクガの幼虫の発生時期は、4~5月と8~9月の年2回です。
もしドクガの幼虫を見つけてしまったら一体どうすればいいのでしょうか。駆除の方法を2つ紹介したいと思います。

①葉ごと切り取る。

幼虫は小さいうちは葉っぱの裏に何匹か群れていることが多いため、まずはそれを枝または葉っぱごと切り取って捨ててしまうという方法です。
ドクガを固めるスプレーなどが市販されていますので、それを使うとよいでしょう。
毒針毛が飛び散る可能性があるため、そのほうがより安全に駆除できます。

②薬剤を使う。

次に、薬剤を散布する方法です。幼虫が大きくなり、植物全体に広がってしまっている場合は、こちらの方法がよいでしょう。
狭い範囲の場合はスプレー式の殺虫剤が手軽です。
かなり範囲が広い場合は、液体殺虫剤(農薬)がおすすめです。殺虫剤を散布するときは、必ず近隣住民に知らせてから行いましょう。
      ドクガを駆除する方法

ドクガを駆除するときの注意点

ドクガの幼虫を駆除する際に、注意しなければならないことがいくつかあります。
ドクガは、
卵・幼虫・さなぎ・脱皮後の殻・成虫・死骸、すべてに毒針毛があります。以下の点を守って駆除を行いましょう。

・風のない日に作業する
毒針毛は風で飛んできます。風のない日に駆除するようにしましょう。

・長袖・長ズボン・手袋を着用する
毒針毛が付着しないよう、肌が露出しない服装で行ってください。
ゴーグル、マスク、長靴などを着用するとさらに効果的です。

ドクガを発生させないためにできる予防方法は?

そもそもドクガを発生させないためにできることはあるのだろうか、と思いますよね。
予防方法をいくつか紹介していきます。

こまめに剪定する

枝や葉が重ならないよう、風通しよくします。うっそうとしていたり、死角があったりすると、ドクガの幼虫が発生してしまう危険性が高まります。

また、剪定がきちんと行われていると、ドクガの幼虫の天敵である鳥も枝に止まりやすくなります。
鳥はドクガの幼虫を食べてくれるので、鳥が枝に止まりやすいようこまめに剪定を行うとよいでしょう。

薬剤を撒いておく

5月と8月に、オルトラン液剤と呼ばれる薬剤を、木の根元に撒きましょう。
土の中に染み込み、根が吸い上げて、木全体に薬剤が行き渡るため、虫がつきにくくなります。

こまめにチェックする

上記の方法だけでは完全とは言い切れません。卵や毛虫がいないか、こまめにチェックすることが大切です。
頻繁に確認を行うことで、早期発見ができ被害を抑えることができるでしょう。
      ドクガを発生させないためにできる予防方法は?

まとめ

ドクガの幼虫について紹介してきました。ドクガは放置しておくとどんどん増殖し、植物を食い荒らしてしまいます。
そして、持っている毒針毛のせいで、人体に影響を及ぼすこともあります。庭の植物などはこまめにチェックして、被害を拡大させないようにしましょう。
また、自分ではどうにもできないと思ったら、害虫駆除のプロに相談しましょう。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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