意外な場所でも感染する？シラミの原因と普段の生活で気を付けること

小さなお子様がご自宅にいるという方で、衛生面に気を使っている方も多いのではないでしょうか。とくにお子様同士ではシラミの感染が心配だと思います。

さまざまな場所で発生し、ときには人から人へ感染することもあるのです。被害を防ぐためには、日ごろからしっかり対策をすることが重要になるでしょう。そこで今回は、シラミの発生原因と予防法について詳しくご紹介してきます。

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シラミの生態

一般的に人の頭皮や皮膚に寄生すると認知されているシラミですが、実は存在している種類は豊富であり、世界中で1,000種類ほどいると言われています。ただし、人に寄生するおそれがあるシラミは、主に「アタマジラミ」や「コロモジラミ」「ケジラミ」などごくわずかです。

シラミの種類によっては、人にしか寄生しないもの、その他動物にしか寄生しないものなどがいます。寄生して血液から栄養分を摂取し、瞬く間に大量発生。放置していると強いアレルギー反応やかゆみを引き起こすおそれがあるのです。シラミが原因でこうむる健康被害も多いため、十分警戒が必要な存在といえます。
　　　　　　

シラミが発生する原因は

シラミの大元の発生原因は、現在でも明確に解明されていないところがあります。ただ繁殖力が高く、人から人を渡って生き延びてきていることがシラミの発生原因として挙げられます。つまり常に誰かに寄生し、長い年月を生き延びてきたということです。

繁殖力が強いため個体数が減りにくく、気づいたときには大量に発生。そこから被害が広がっていたというケースも多いです。シラミは基本的に人の血液をエサとしており、人から離れてしまうと死んでしまうとされています。

しかしシラミは水中でも約1日間生き延びることができ、死滅する前に人に寄生する。そして別の人へ寄生し繁殖を繰り返すということになります。
　　　　　　　　　　

シラミは感染するの？

シラミは人から人へと感染する寄生虫だと言われています。具体的にどのような方法で感染するおそれがあるのか見ていきましょう。

髪の毛同士が触れる

シラミの種類の一つである「アタマジラミ」は、主に人の髪の毛に寄生するため、人の髪の毛が触れ合うと別の人間に感染してしまうおそれがあるのです。そのため幼稚園や小学校など、大人数が集まる場所では十分注意が必要になります。

水を介して感染する

直接触れなくてもシラミの感染原因となることがあります。たとえばプールなどで子供が遊んでいると、水を介して感染してしまうかもしれません。またタオルや脱衣所のかごからでも感染するおそれがあるため、温泉などでも警戒しなければなりません。

シラミの予防と、対処法

シラミが発生してしまったときは、家庭で蔓延する前にシラミの原因を取り除くことが大切です。そのためには常に予防と対策を意識する必要があります。具体的にどのような方法が挙げられるのか、有効な方法を見ていきましょう。

煮沸消毒をする

使ったもの、触れたものは定期的に消毒をするのも有効な対策となります。シラミは60℃ほどのお湯に5分以上つけることで駆除することができると言われています。付着している成虫だけなく卵の駆除効果も期待できるため、タオルや枕、シーツなどのケアをすることが大事です。

駆除効果のあるシャンプーを使う

もしシラミが付いているおそれがあるのなら、シラミ駆除効果のあるシャンプーを使い卵や成虫を死滅させましょう。ただ、もし小さなお子様に使用するときは、使用して肌に悪影響を与えるおそれがあります。そのときは、赤ちゃんに使っても問題ないヘアオイルやベビーオイルなどを使うのがいいでしょう。
　　　　　　

シラミができないために普段の生活で気を付けること

一人ひとりがしっかり対策を怠らなければ、シラミの発生原因を最小限にとどめることができるはずです。そのためにできることを挙げていきますので、しっかり確認し今後の生活のなかで意識していくことが大切です。

髪はしっかり洗う

シラミはいつ寄生しているか分かりません。気づいたときには皮膚に異常が出ているというケースも多いです。そのため普段から髪の毛をしっかり洗い、シラミが髪の毛に寄生しないようケアをしましょう。軽く洗っただけでは落ちないこともあるので、丁寧に洗うことが重要です。

タオルなどを使い回さない

タオルなどを介して感染するおそれがあるため、一度使用したタオルや洗面用具は使い回さずしっかり消毒するようにしましょう。とくに子供が学校などで使い回さないよう習慣付けることができれば、家庭でのシラミ被害を防げるだけではなく、周りの子供に被害を与えるリスクも回避できるはずです。
　　　　　　

まとめ

シラミの発生原因はさまざまで、人から人へ感染する寄生虫です。繁殖力が高く、少し触れ合うだけでも感染するおそれがあるので注意しなければなりません。主に子供に発生することが多いとされているのは、シャンプーが不十分であったり、学校などで感染しているからだと考えられます。

そのまま家庭で蔓延することもあるため、常にシラミの予防をすることが大切です。もしご自宅でシラミの発生が心配な方は、衛生害虫駆除のプロにしっかり消毒してもらうのが賢明ではないでしょうか。