ゴキブリはメスだけでも繁殖できる!?驚異のスピードで増える秘密

2023.3.8

ゴキブリはメスだけでも繁殖できる!?驚異のスピードで増える秘密

いつものようにくつろいでいると、いきなり現れる黒い影……。うっかり逃げられてしまうと、気になって夜も眠れませんよね。

ゴキブリは私たちにとって身近な害虫ですが、ゴキブリの生態については詳しく知らないというかたもいると思います。とくに産卵についてはあまり知らない方も多いのではないでしょうか。

ゴキブリの産卵について知っておけば、ゴキブリの駆除に役立ちます。今回はゴキブリの産卵について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ゴキブリが産卵するときの特徴

まず、ゴキブリはいつごろに繁殖するものなのでしょうか。ゴキブリの産卵時期は5~10月のあたたかい季節です。夏の気温が高い時期は産卵も活発になり、数日おきに産卵するといわれています。

ゴキブリは「卵鞘(らんしょう)」とよばれる殻のなかに産卵します。1つの卵鞘のなかには25個前後の卵があり、27度前後の気温なら40日程度で孵化(ふか)します。
また、卵の数は個体差や種類によって幅があり、種類によっては最大50個もの卵を産むことがあるようです。

卵鞘の大きさは幅10mm、高さ5mm程度です。卵鞘はスプレータイプの殺虫剤を吹きかけても、バルサンなどの煙をまくタイプの殺虫剤を使っても死滅することはなく、非常に厄介です。火で燃やすと死滅させることはできますが、あまりよい方法とはいえません。

ゴキブリの産卵では、成虫は卵を腹部後方につけたまま数週間を過ごしたのち、湿度と気温が高く、暗い場所に卵を産み付けます。具体的にはキッチンのシンク下や冷蔵庫、タンス、食器棚の裏、観葉植物の土のなか、積みあがった段ボールや雑誌・新聞紙のすきまなどです。

この「湿度・気温が高くて暗い場所」というのは、ゴキブリが巣を作りやすい場所と同じ条件です。しかし、ゴキブリは基本的に子育てをしないので、必ずしも巣の近くに卵を産みつけるわけではありません。また、ゴキブリは危険を察知すると卵鞘を切り離して逃げることもあります。

ゴキブリが産卵するときの特徴

ゴキブリの産卵対策をしよう

次に、ゴキブリの産卵対策について、2つのポイントをご紹介します。

1つ目のポイントは、「ゴキブリは数週間の間、卵を抱えたまま生活する」ことです。家に侵入し、巣も決まっていない状態のゴキブリが卵を産み落とすことはほとんどありません。そのため、ゴキブリに毒エサを食べさせることで、ゴキブリの卵を死滅させることができます。

ただし、薬剤の種類によってはゴキブリの卵に効果がないものもあるので、購入する前にゴキブリの卵にも効果があるものかをしっかり確認しましょう。

2つ目のポイントは、そもそもゴキブリが卵を産みつけられる環境をなくすことです。ゴキブリが好む「湿度・気温が高く、暗い場所」を徹底的になくしてしまえば、卵はつけられなくなります。

冷蔵庫やタンスの裏など、掃除のしにくい面倒な場所が多いですが、掃除をしておくことでゴキブリの発生や産卵を防ぐことができます。

ゴキブリの産卵対策をしよう

ゴキブリの卵を放置すると大変なことに

ゴキブリの産卵した卵を放置していると、ゴキブリが大量発生するという恐ろしい事態が起こってしまうかもしれません。

ゴキブリは、「1匹いたら100匹いる」といわれるように、恐ろしいほどの繁殖力を持ちます。例えば、ゴキブリの死骸を掃除機で吸いこんだまま放置していると、中で卵が孵化してしまうこともあります。

掃除機を使って駆除をした場合は、すぐに処理するようにしましょう。また、先述のように卵にも効く毒エサを食べさせることや、掃除を徹底しておこない、卵を産める環境を作らないことが大量発生を防ぐ上で重要です。

ゴキブリの卵を放置すると大変なことに

ゴキブリはメスだけでも産卵できる!?

最近の研究で、ゴキブリはメスだけで繁殖できることがわかりました。とくに有名なのが「ワモンゴキブリ」という種類で、オスとメスがいる環境では通常通り繁殖をしますが、メスしかいない場合はメスだけで繁殖をします。また、3匹以上のメスが集まった場合は、繁殖スピードが速くなることも確認されています。

世界には単為生殖だけで生息域を広げているゴキブリも確認されているようです。このことからも、ゴキブリの繁殖力の高さが恐ろしいものだとわかります。ご家庭に発生するゴキブリも、根本的に駆除をしなければ意味がないのかもしれません。

まとめ

ゴキブリの産卵や産卵を放置してはいけない理由について説明をしました。

ゴキブリの産卵対策には、卵にも効果のある毒エサをゴキブリに食べさせる方法や、ゴキブリの産卵できる環境を作らないようにする方法があります。ゴキブリの産卵を防ぐためにも、こまめな掃除を心がけましょう。

また、ゴキブリの卵は卵鞘のなかに入っているため、乾燥や殺虫剤に強いです。退治したゴキブリを掃除機で吸い込んだまま放置しておくと、掃除機のなかで孵化することも考えられます。もしゴキブリを掃除機で吸い込んだ場合は、すぐに処理しましょう。

ゴキブリは市販の駆除グッズを使って駆除することも可能ですが、1匹見かけたときには、すでに大量繁殖していることもあります。もしも大量繁殖している場合は自力で根絶することは難しいでしょう。完全に駆除したいのであれば、ゴキブリ駆除のできる業者に依頼をするとよいでしょう。

ゴキブリ駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ゴキブリ駆除」をご覧ください。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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