「自宅のシンクの下からゴキブリがでてきた」という経験は、意外と多いのではないでしょうか。
「シンク下にゴミ箱を置きたいけど、ゴキブリが寄ってこないかな?」と心配されている方もいらっしゃるでしょう。
ゴキブリの発生箇所として、シンク下は注意が必要です。
今回のコラムのでは、シンク下から発生するゴキブリの対策方法やシンク以外の侵入経路について解説しています。ゴキブリの対策に困っていた方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
目次
シンク下のゴキブリ対策は「掃除をすること」
ゴキブリは、湿気や食べ物のかすが溜まっているような、汚い場所を好みます。そのため、シンク下のゴキブリの発生を抑えるためには、まず掃除をしてきれいにしておきましょう。ゴキブリを寄せ付けないためには、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。
ゴキブリを寄せ付けない方法
ゴキブリを寄せ付けない方法として、ゴキブリが好むものを置かないということが最適です。ゴキブリは、雑食なのでいろいろなものを食べ、食品のにおいを嗅ぎつけて寄ってきます。
そのため、シンクの下には食品をできるだけ置いておかないようにしましょう。さらに、前述の通りゴキブリはジメジメとした場所を好むので、湿気をためないような対策をしておくことも効果があります。
また、ゴキブリには嫌いなにおいもあります。それが、ハーブや柑橘系のにおいです。このことから、シンクの下にハッカオイルなどを置いておくだけでも、効果を得られるかもしれません。
ゴキブリを駆除する方法
現在、ゴキブリ駆除剤としていろいろなものが販売されています。そのなかでも、シンク下のゴキブリ対策としておすすめなのが、毒餌といわれるものです。毒餌とは、ゴキブリが好むにおいのする餌の中に毒成分が混ぜられたものになります。
この毒餌を置いておくことで、ゴキブリが餌と勘違いして食べてしまいます。毒餌を食べたゴキブリは巣に戻るのですが、毒成分が体内に回ることで死んでしまうのです。さらに、ゴキブリは共食いをするため、死んだゴキブリを食べた仲間は、同じように毒成分が体内に入ることで死んでしまいます。
ただし、この毒餌は人にとっても害があります。そのため、毒餌を置くときには、シンク下にある調理器具などに触れないよう注意してください。
シンク下がゴキブリの侵入経路になっている場合もある
シンク下でゴキブリが発生する原因として、さまざまな問題が考えられます。ゴキブリは5mm程度の隙間であれば、いとも簡単に侵入してきます。シンクの下にある排水管なども侵入経路となるので、対策について確認していきましょう。
シンク下にある隙間を埋める
シンク下をみると、排水管がでている場所に小さな隙間があるはずです。その隙間から、ゴキブリは侵入してきます。そのため、隙間を埋めることで、ゴキブリの侵入を阻止することができるのです。
方法として、市販の隙間テープやパテなどを利用しましょう。使用するときには、しっかりと丁寧に塞ぐようにしてください。
排水管を取り換える
ゴキブリは、排水管を通って家の中に入ってくることもあるため、そこにたどり着くまえに阻止する必要があります。その方法は、排水管の形状を変えることです。排水管には、真っすぐなものやS字タイプのものなど、いろいろな形のものがあります。
ゴキブリが登ってきやすいのは、真っすぐなものです。そのため、S字のものに交換することで、侵入を阻止できる可能性が高くなります。
S字タイプの排水管は、曲がっている部分に水が溜まる構造になっており、この水があることでゴキブリをせき止めてくれる可能性が上がるのです。ホームセンターなどに交換用の排水管が売られているので、交換してみてはいかがでしょうか。賃貸に住んでいて勝手に交換できない場合は、大家さんに相談してみることをおすすめします。
シンク下以外に侵入経路になりやすい4つの場所
ゴキブリは、いつどんな場所から侵入してくるかわかりません。シンクの下以外でゴキブリが侵入してくることもあるため、対策を含めて紹介していきます。
玄関、ベランダ
人がもっとも出入りする場所であり、扉や窓の開け閉めが頻繁におこなわれることで、ゴキブリが侵入しやすくなります。玄関での対策として有効なのは、玄関用の網戸などを設置することです。また、玄関先にハーブや柑橘系のにおいのするものを置いておくのもおすすめです。
ベランダに関しては、網戸に穴が空いていたりすることで、侵入されやすくなります。そのため、穴をしっかり塞いでおきましょう。また、ベランダにでるときは必ず網戸を閉めておく習慣を身につけておくとよいでしょう。
窓
夏の暑い日などは、窓を開けていることもあるはずです。ここからゴキブリが侵入する可能性も大いにあり得るので、窓には必ず網戸を取り付けておくようにしましょう。さらに、隙間テープを使用することで、より確実にゴキブリの侵入を防ぐことができるかもしれません。ゴキブリは飛ぶことができる個体もいるので、1階2階に限らず、窓の対策はしておいた方がよいといえます。
エアコン、換気扇
ゴキブリは、エアコンの室外機についているホースから侵入してくることもあります。そのため、ホースには虫の侵入を防止するキャップを取り付けるなど対策をしておきましょう。
また、換気扇もゴキブリの侵入経路のひとつであり、換気扇についている油が格好の餌にもなってしまいます。しかし、すぐ汚れる換気扇をいつでもきれいにしておくのは大変です。そういった場合は、換気扇にフィルターを取り付けるなどして、侵入対策をおこなっておきましょう。
床下
床下は湿気が溜まりやすく、それに加えて暗所というゴキブリにとって絶好の住処となります。意外と見逃しがやすいポイントかもしれませんが、ここにも、毒餌を置いておくなどの対策をしておきましょう。
また、家の外側には、床下の換気のための穴が空いていることがあります。しかし、完全に塞いでしまうと換気口の役割を果たせなくなるため、編み目の細かい侵入防止ネットなどを使用しましょう。そうすることで、換気口の役目を果たしつつゴキブリの侵入を防ぐことができるはずです。
自力での対策が難しそうなら業者に依頼する手もある
ゴキブリの駆除方法には、自分自身でできることがたくさんあります。しかし、どんな対策をおこなってもゴキブリが減らないということもあるでしょう。「シンク下のゴキブリがいなくならない」といった場合は、業者に依頼することをおすすめします。
業者は、ゴキブリの生態についてとても詳しいため、わたしたちでは発見することのできない部分にも気付くことができます。さらに、見落としがちな隙間などへの対策も業者目線で施してくれることでしょう。
そして、駆除をおこなうときは業者だからあつかえるような薬剤などを使用して、徹底的な対策を施してくれることもあります。自分自身でおこなう駆除には、限界があるかもしれません。そんなときは、迷わず業者に依頼して、より確実にゴキブリを駆除してもらうようにしましょう。
まとめ
シンクの下からゴキブリが入らないようにするためには、排水管の隙間を塞ぐことやゴキブリが好むにおいの食べものを置いておかないことが大切です。また、ゴキブリの対策方法として、排水管の交換なども効果が期待できます。ひとつひとつを確実におこなうことで、ゴキブリの侵入を防ぐことができるかもしれません。
しかし、どれだけ対策をおこなってもゴキブリが減らないということもあるでしょう。そのときは、業者に依頼することも視野に入れて考えてみてください。ゴキブリに詳しい業者なら、素人ではわからない問題点を探して、より確実に駆除してくれることでしょう。
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