
ミツバチは、野生のものももちろん存在しますが、「養蜂場で人の手によって管理されている蜂だ」という印象を持つ方も多いのではないでしょうか。それはミツバチがほかの蜂に比べて温厚であり、蜂蜜を供給してくれる益虫であるからです。しかし、ミツバチは決して攻撃力が低いわけではありません。
そのため、ミツバチやその巣を見つけたら安全に対応できるようにしておく必要があるでしょう。このコラムでは、そうした対応に役立つミツバチの生態や危険性についての情報をご提供します。ミツバチ駆除の方法についても紹介しているので、お困りの際に参考にしてみてはいかがでしょうか。

目次
「益虫」ミツバチの特徴と危険性
ミツバチは、養蜂場で育てられていることからわかるように、蜂蜜を私たちに供給してくれる益虫です。また、自然界では花粉の運搬という重要な役割を担っているため、ガーデニングにとっても有益であるといえます。しかし、ミツバチは人間にとって全く無害な生物だとはいえません。そのため、ミツバチの生態についてしっかり理解しておきましょう。
ミツバチの種類と生態
ミツバチという名称は、スズメバチやアシナガバチのように大きなカテゴリーとして使われており、実際には多くの種類が存在します。しかし、日本に生息しているミツバチとして挙げられるのは以下の2種類です。そのため、それぞれの生態について見ていきましょう。
セイヨウミツバチ
黄色い体が特徴的なセイヨウミツバチは、その名前からも想像ができるとおり外来種です。養蜂を目的として世界中で育てられています。様々な改良がおこなわれているため、越冬の際にも産卵が可能なうえに非常に温和であることが特徴です。ただし、養殖に特化した特徴をもつセイヨウミツバチは、日本では野生で生きることが難しい品種となっています。
ニホンミツバチ
セイヨウミツバチと比べて黒い色味が特徴のニホンミツバチは日本の在来種で、養蜂の目的で飼育されることもありますが、その多くは野生で生息しています。ニホンミツバチは、越冬の際に私たちの目に触れる機会が少なくなりますが、繁殖期をむかえる春から夏にかけては飛びまわる姿を見ることができるでしょう。
ミツバチの巣の特徴
ミツバチの巣の最大の特徴は、「ハニカム構造」であるということです。ハニカム構造とは六角形を並べた構造のことで、隙間なく効率的に配列できることが特徴だといえます。この構造をもつ巣はミツバチだけであるため、ミツバチの巣を見分けるのは比較的簡単であるといえるでしょう。
そして、ミツバチは巣を家屋の軒下や屋根裏、樹の内部などに作ることが多いようです。そのため、定期的にそうした場所に巣が作られていないか点検することをおすすめします。
なぜなら、ミツバチはほかの蜂と比べて温和であるとはいえ、場合によっては私たち人間に牙をむくこともあるからです。次の章では、ミツバチの危険性や巣を見つけたときの対処法について詳しくご紹介します。
ミツバチ駆除の必要性|蜂の巣への刺激で攻撃性が高まる
ミツバチはほかの蜂と比べて温和であるといえますが、場合によっては私たちに襲いかかることもあり、その攻撃力はとても高いものです。そのため、どのような条件で襲ってくるのか・どのような攻撃力をもつのかについて詳しく見ていきましょう。
ミツバチが人を刺す理由
ミツバチがほかの蜂と大きく異なる点として、「針を刺すと自分も死んでしまう」ということが挙げられます。なぜならミツバチの針は体内とつながっており、針が体から離れると体に穴が空いた状態になってしまうからです。
そのため、ミツバチがむやみに針を刺そうとすることはありません。しかし、「巣に危険が迫っている」と判断したときには、迷うことなく襲いかかります。なぜならミツバチは集団で生きており、役割分担が明確になされているからです。守るべき巣が危険にさらされれば、社会の一員として役割を全うするべく、どんな生物にも立ち向かっていきます。
しかし、ミツバチが何をもって巣に危険が迫っていると判断するかを私たちが知ることは難しいでしょう。なぜなら、ミツバチが警告を出していたとしても、私たちは気付かずに巣に近づいてしまう可能性があるからです。そのため、「巣に攻撃しなければ大丈夫」という認識はしないようにしましょう。
巣があるなら数万匹の集団攻撃を受ける可能性が!
ひとつの巣のなかには、数万匹にも及ぶミツバチがいることがあります。そのため、巣の脅威だと認識されれば数万匹から一斉に攻撃されるおそれがあるでしょう。また、巣から離れた場所でミツバチに刺された場合も同様の危険性があります。
なぜなら、ミツバチの針は仲間を引き寄せるにおいを発するからです。においを感じ取った仲間は、巣から大群を引き連れて襲ってくる可能性があります。そのため、巣があることを確認したら早急に対処することが理想的です。
スズメバチをも倒すミツバチの攻撃力
野生で生息するニホンミツバチは、天敵であるスズメバチに対抗する「熱殺蜂球(ねっさつほうきゅう)」という手段をもっています。熱殺蜂球とは、襲ってきたスズメバチを大量のミツバチで取り囲んで蒸し殺すという手段です。
ミツバチの耐えられる温度がスズメバチより若干高いため、このような手段をとることが可能になります。スズメバチを殺すと同時にミツバチも弱ってしまう手段ですが、巣を守るために迷うことなく攻撃をしかけるのです。
ミツバチ駆除3つの選択肢
ミツバチは、私たちに襲いかかってくるおそれのある生物です。攻撃に転じる条件となる巣を放っておくと、非常に危険であるといえるでしょう。そのためこの章では、ミツバチの巣を見つけたときにどのような駆除の方法を選べるかを提示します。
養蜂所に連絡して蜂の巣を回収してもらう
養蜂場では主にセイヨウミツバチが飼育されていますが、ニホンミツバチであっても巣を回収してくれる場合があります。そのため野生のミツバチの減少に配慮したいという方は、養蜂所に連絡してみるとよいかもしれません。ただし、駆除業者に依頼するよりも手間や時間がかかると予想されるため、迅速に撤去したいという方にはおすすめできない方法です。
ミツバチを自分で駆除するのは可能か
ミツバチの駆除を自分でおこなうことは当然危険を伴いますが、条件を整えることができれば可能です。まず駆除をするのであれば、防護服が必要になります。なぜなら、ミツバチは数万匹単位で襲いかかってくるため、攻撃する隙のない服装が求められるからです。また、駆除は日没後におこないましょう。
なぜなら、その時間帯にミツバチが巣へ戻ってくるからです。もしミツバチが少ない状態で巣を撤去すれば、戻ってきた際に報復される危険性があります。また、駆除に使用する道具は、必ず取扱説明書の内容に沿って使用してください。そして、作業中に少しでも身の危険を感じたら、中断して業者に任せるようにしましょう。
危険を感じているなら駆除業者へ相談を
家の近くでミツバチを見かけたり、ミツバチの巣を発見したりした場合は、何が引き金となって襲われるのか判断することは困難であるといえます。そのため、少しでも危険を感じたら巣の撤去などの対処をすることがおすすめです。
そして、もし安全面に不安があったり早急に対応したいと考えていたりするならば、プロの業者へ依頼することを提案します。プロであればここで紹介した蜂の生態や危険性を理解した上で、適切な対処方法を導くことができるでしょう。
また、業者を決めかねているのならば、ぜひ弊社のサービスをご利用ください。無料で相見積もりが取れるため、依頼主にとってよりよい業者を見つけることができるでしょう。
まとめ
ミツバチは、養蜂場で飼育されていることからも分かるとおり、人間にとって益虫といえる生物です。温和であるという特徴もあるため、脅威だと感じている方は少ないでしょう。しかし、ミツバチは巣に危険を感じると迷うことなく攻撃をしかけてきます。数万匹に一斉に襲われるおそれもあるため、その危険性をあなどることはできないでしょう。
そのためもしミツバチの巣を見つけたら、早急に対処することをおすすめします。ミツバチの駆除には様々な方法がありますが、安全に・早急に巣を撤去したいのであれば業者に依頼するようにしてください。確かな知識と経験によって培われた技術を駆使し、依頼主を危険にさらすことなく作業を進めることができるでしょう。
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