スズメバチも益虫としての役割がある!生活を豊かにしてくれる蜂たち

2022.7.6

スズメバチも益虫としての役割がある!生活を豊かにしてくれる蜂たち

ふと自宅の軒下や庭木をみると、スズメバチの巣ができていたということがあるかもしれません。しかし、刺される恐怖からスズメバチの駆除を、ためらうかたもいるのではないでしょうか。そんなスズメバチですが、じつは益虫とも呼ばれているのです。

このコラムでは、スズメバチが益虫と呼ばれる理由や駆除すべき状況などを解説しています。スズメバチにはさまざまな種類がいるため、しっかりと種類や特性を見極めることで、安全に対応することができるでしょう。

スズメバチは、さまざまな場所で遭遇することも考えられます。そんな、もしものときのために、この記事を参考に今後のお役に立ててください。

スズメバチが益虫とされる理由とは

益虫とは、私たちが生活を送るなかで、恩恵を与えてくれる虫のことです。益虫は、私たち人間の生活を豊かにするために、さまざまな役割を担っているもののひとつなのです。そんな益虫には、さまざまな虫がいますが、そのなかのひとつにスズメバチが存在しています。

たとえば農家のかたにとっては、スズメバチは益虫としての役割もあるのです。農作物を育てていると、どうしても虫がついてしまうことがあります。そんなときスズメバチは、農作物についた虫をエサとして食べてくれるそうです。

また、キイロスズメバチは虫を食べるだけではなく、受粉行為を仲介してくれることで、花々に実をつける役目も果たしているのです。

しかし、スズメバチという言葉だけ聞くと、やはり恐怖心が先にでてくるのではないでしょうか。スズメバチは、ハチのなかでも危険度が高いと考えられている虫のため、注意が必要です。益虫でありながらも、害虫あつかいされやすいのがスズメバチです。

スズメバチが益虫とされる理由とは

スズメバチと共存するためには距離が大切

スズメバチは、蜂のなかでもっとも危険とされている種類です。益虫としての恩恵を受けることのない方々からすれば、害虫として嫌っていることがほとんどではないでしょうか。一方で、イモムシなどの害虫駆除に苦労している方々は、スズメバチが益虫であることに安心感も得ているでしょう。スズメバチと共存するためにはしっかりとした距離感が大切になってきます。

また、スズメバチは、なにかあればすぐに刺すというイメージを抱いている方もいると思います。しかし、スズメバチだからといって、なにかあればすぐに刺すということはあまりありません。スズメバチに限らず多くのハチが、刺す前には「今からいくぞ」というように警告をしてくれます。

スズメバチの警告方法は、自身のあごを使ってカチカチという音を出します。これをしているときは、臨戦態勢にはいっているときなので、その場から立ち去るといったことをしましょう。

そのまま、警告を無視すると体当たりしてきます。これが、警告の第2段階ですので、注意してください。スズメバチが本当に刺すときは、この次の最終段階にはいったときです。よって、スズメバチに警告されれば、おとなしく撤退することをおすすめします。

スズメバチと共存するためには距離が大切

スズメバチは害虫にもなりうる。駆除したほうがよい環境とは

スズメバチから益虫としての恩恵を受けることの多い環境は、畑などでしょう。しかし、環境によっては、害虫として捉えて駆除する必要性もでてきます。

住宅街

住宅街というのは、子供から大人までさまざまな人が生活している環境です。このような環境にスズメバチの巣ができていたら、安心はできないでしょう。また、小さな子供などは、ハチの威嚇行動を把握していることも少ないので、なにかあれば刺されるリスクが高まります。そのため、早めに駆除をおこなうようにしましょう。

スズメバチは害虫にもなりうる。駆除したほうがよい環境とは

気づかない場所

スズメバチというのは、閉鎖的な環境に巣をつくることがあります。たとえば、屋根裏や床下です。このように、気づかないけど生活環境に近いといった場所では、駆除する必要性が高いです。また、気づかないような場所で、人通りがない・生活環境から離れている、という場合は駆除する必要はないのかもしれません。

養蜂場

養蜂場とは、ミツバチを飼育して蜂蜜を採取している場所です。養蜂場の近くにスズメバチがいるとミツバチに危険が迫ります。スズメバチは、養蜂場で飼育されているミツバチをエサとして捕獲しようとしているのです。そのため、養蜂場ではスズメバチ対策をおこなっているところもありますが、もし頻繁にみかけるようであれば早急に駆除を検討するとよいでしょう。

スズメバチは、環境次第で人間の生活を脅かす害虫という存在にもなります。そのため、状況にあわせて、駆除するかどうか考えることをおすすめします。

スズメバチの種類とその個性

スズメバチと一言でいっても、種類はさまざまです。スズメバチの種類によって、特徴に違いがあるので、順番にみていきましょう。種類や特徴を把握することで、実際に出会ったときに慌てず対処することができるはずです。

オオスズメバチ

大きさは蜂のなかで最大になり、女王バチになると約5cmもあるそうです。働きバチでも約4cmとかなり迫力があります。オオスズメバチは、もっている毒もかなり強く複数ヶ所刺された場合は、死の危険も考えられるというほどです。

ただ、オオスズメバチは肉食でイモムシやミツバチなど、さまざまな昆虫を捕食します。そのため、生活圏から離れた場所に巣がある場合、益虫として害虫を食べてくれるということもあるのです。しかし、自宅や養蜂場の近くに巣があるようなら、危険なため駆除した方がいいでしょう。

キイロスズメバチ

名前のとおり見た目が黄色になっているのが、キイロスズメバチです。女王バチと働きバチの大きさは、オオスズメバチの半分程度となっています。攻撃性も強く、巣に近寄るだけで機嫌を損ねて襲ってくることもあるのです。

生息場所が山間部より都市部に寄っているため、生活していて出会う確率はオオスズメバチより高いといわれています。さらに、キイロスズメバチは巣のなかに数千という働きバチがいる大所帯のため、攻撃されるととても危険です。

また、キイロスズメバチは飛翔系の虫を捕獲する食性があるため、ハエやミツバチなどがターゲットになることが多いです。そのため、農家や養蜂家にとっては、キイロスズメバチも昆虫を食べる益虫としての役割を果たしています。

しかし、オオスズメバチと同じように巣のある場所によっては危険なため、駆除する必要がることも覚えておきましょう。

コガタスズメバチ

外見は、ハチの絵を描いてくださいといわれたとき、書いてしまうような黄色と黒のボーダー柄をしています。大きさは、女王バチ・働きバチともにキイロスズメバチとさほどかわりません。

ハチに刺されたという事案でもっとも多いのが、このコガタスズメバチといわれています。原因として、都市部や山間部など人がいるような場所に生息しているからでしょう。このことから、攻撃性が強いと思うかもしれませんが、こちらが刺激しない限りほとんど攻撃はしてこないようです。

コガタスズメバチは益虫として、農作物に影響を与える害虫を捕食する役割をもっています。また、花などにもあつまるため、花弁などにつく虫なども捕食してくれるのです。しかし、自宅などに巣ができたときは、刺される前に駆除することを検討してみてはいかがでしょう。

スズメバチの種類とその個性

まとめ

スズメバチは益虫として、農作物をあつかう農家のかたたちにとって、害虫を捕食してくれるため、とても役に立っています。しかし、環境が違えばスズメバチは、害虫としてあつかわれてしまうのです。

益虫というのはさまざまですが、人間が生活していくなかで、生態を把握し適度な距離感をとることが共存するうえでは大切になるでしょう。もしも、環境的にスズメバチの脅威がある場合は、駆除することをおすすめします。

まとめ

しかし、スズメバチにはさまざまな種類があり、個体によっても攻撃性など違いがあります。そのため、スズメバチの巣の駆除を考えているかたは、無理せず業者に依頼してみてはいかがでしょうか。


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