蜂の対処法は状況によってさまざま!蜂の被害にあわないためには

2022.7.6

蜂の対処法は状況によってさまざま!蜂の被害にあわないためには

いきなり部屋のなかに蜂が侵入してきたり、すぐそばに巣を作られたりするとどうするべきなのかが分からないものです。下手なことをして刺されるのはもちろん嫌ですが、そのまま放っておくわけにもいきません。

そこでこの記事では、さまざまな場面での蜂の対処法や予防策について紹介します。正しい蜂の対策方法を知っておけば、刺されることなく安全に対処できるでしょう。

蜂の対処法①蜂が家のなかに侵入した場合

もし蜂が家のなかに入ってきてたら、蜂の習性を利用して自然に追い出しましょう。家のなかで蜂を発見すると、びっくりして大きな声を出してしまうことがあるかもしれません。しかし、蜂はその大声に反応して、人を攻撃してくることがあります。また、飛んでいる蜂に向かって手で振り払うような行動は、蜂を刺激する原因ともなり危険です。

蜂の対処法①蜂が家のなかに侵入した場合

まず、部屋の電気を消し、全体を暗くします。蜂は、電気や日が差す窓辺などの明るい場所に向かって飛んで行く習性があります。その習性を利用し、明るい部分は窓が開いているところだけに限定してあげ、窓やカーテンを静かに開け、そのまま待ってみてください。

それでもなかなか出て行ってくれない場合は、殺虫剤を使用するのも1つの手です。しかし、殺虫剤を吹きかけることで蜂が反撃してくる可能性は高くなってしまいます。

殺虫剤による蜂の対処法をとる場合は、安全面を考え、蜂に刺される心配のない厚手の長そで、長ズボンなどでしっかりと身体を保護をしてからおこないましょう。できるかぎり肌の露出がないよう、頭や足元、手先もきちんとカバーすることをおすすめします。

殺虫剤を使用する際は、蜂からしっかり距離を取り、蜂が動かなくなるまで噴射し続けます。蜂が死んだことが確認できたら、素手では触らず、ちりとりやほうきを使って片付けるようにしましょう。蜂のなかには、死んでいても反射的に毒針を刺すことができるものもいるので注意が必要です。

蜂が家のなかに侵入するのを予防する方法

蜂が家のなかに侵入してくるということは、3つの要因が考えられます。蜂の対処法を知るまえに、その要因を把握したうえで、予防策をおこないましょう。

窓や小さな隙間から侵入する

蜂には多くの種類が存在し、大きさもさまざまですが、大体の蜂が2~4㎝ほどしかありません。そのため、エアコンの室外機の排水パイプや換気口などを通って家のなかに侵入してしまいます。こういったときは、細かな目の防虫ネットを取り付けるのが有効です。防虫ネットを取り付けることで、蜂の体が隙間を通らなくなるため侵入を未然に防ぐことができます。

洗濯物についてくる

蜂が家のなかに侵入するのを予防する方法
外に干された洗濯物からは、洗剤や柔軟剤のにおいがします。蜂はにおいに敏感なため、洗濯物についてしまうこともあるのです。また、白いものにめがけて飛んでくる習性もあります。そのため、洗濯物のなかに白い洋服などがあったら蜂がついてないか確認することも大切です。

ほかにもベランダで家庭菜園など植物を育ててると、蜂がよってきてしまう原因になります。餌を求めて働きバチが飛んでいることも多いので、注意が必要です。

家の近くに蜂の巣がある

蜂の巣が家の近くにあるだけで、家に侵入してくるリスクもあがります。蜂の巣のなかには、種類によっては数万匹という数の個体が生活しています。

蜂の種類によっては、個体の数が増えると巣を2つにわけることもあります。巣を新しく作るときには、なるべく近くの場所を選びます。そうなると家の近くにあった場合、ベランダなどに作ることもあるのです。

家のベランダは、雨風がしのげるため蜂にとっては巣を作りやすい環境ともいえます。このように、蜂が巣を作る場所を探して飛んでいると家のなかに入ってくる可能性もあるのです。

蜂の対処法②蜂に巣を作られた場合

蜂の巣は15㎝以上の大きさになると、巣にいる働き蜂の数が急増し、駆除作業はとても難しく危険なものになります。すでに蜂の巣が大きくなっている場合は、無理せず業者に依頼するのが正しい蜂の対処法といえるのかもしれません。

身近な場所に蜂の巣が作られてしまった場合、巣の大きさ以外にも、蜂の種類などを確認しておくことが重要です。家の周りに巣を作る蜂として知られているのは、主に、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類です。

スズメバチ

蜂の対処法②蜂に巣を作られた場合
スズメバチの巣は、軒下や床下、土のなかなど種類によって巣を作る場所はさまざまです。「蜂の姿はよくみかけるけど巣は発見できない」といった場合、目でみるだけでは気付かないようなところに巣が作られているのかもしれません。

スズメバチは、発生初期では半円の外壁のなかに傘のような巣を作ります。そして、外壁部分は徐々に丸みをおび、球体の下には出入り口として筒状のものができあがっていきます。まるでフラスコを逆さにしたような特徴的な形をしているので、わかりやすいかもしれません。ここまでが、スズメバチの巣の初期段階といわれる形です。この段階であれば、凶暴なスズメバチでも比較的安全に駆除できるでしょう。

しかし、その巣は次第に形を変えて、大きく丸い巣に成長していきます。大きくなった巣の駆除は、スズメバチの攻撃性もあがり非常に危険な作業になるため、自分でおこなうのは危険です。

アシナガバチ

アシナガバチは、ベランダや軒下などに巣を作ることが多いとされています。巣はスズメバチと違い、巣穴が露出していて、シャワーヘッドのような形になっているのが特徴です。大きさも15㎝ほどと小さく、初期段階と完成した巣を比べても形に大差はありません。

アシナガバチの性格は比較的おとなしく、こちらから危害を加えないかぎりは攻撃してこないともいわれています。アシナガバチに刺される主な原因は「気付かないうちに巣を刺激していた」といったもので、巣の場所さえ確認できるのであれば放っておいてもよいのかもしれません。また、アシナガバチは作物につく害虫を食べてくれる益虫でもあるため、とくに被害がなければ駆除しないことも考えてみましょう。

ミツバチ

ミツバチは、天井裏や生け垣などの狭い空間に巣を作ります。巣は平たい板のようなものが何層にも重なっており、垂れ下がった独特な形です。その両面には、きれいな六角形の巣穴が並んでいるのも特徴といえるでしょう。

このミツバチの性格も温厚で、刺すことはあまりないといわれています。それどころか、花粉を運ばせたりハチミツを作らせたりするのを目的とし、人に飼われている蜂でもあるのです。とくに被害がなければ、駆除しないという選択をしてもよいでしょう。

蜂に巣を作られるのを予防する方法

蜂の対処法としては、第一に巣を作らせないための対策をとるのがおすすめです。そのため、定期的に蜂が巣を作りそうなところをチェックしておくことが大切です。蜂は種類にもよりますが、軒下や庭木などの比較的みつけやすい場所、床下や天井裏などの狭く人の目につきづらいところ、土のなかなどに巣を作ります。

日常的にそれらの場所を点検しておくことで、早い段階で巣をみつけることができるでしょう。さらに、巣ができそうなところに殺虫剤を吹きかけておくと蜂がその場所を避けるため、巣の予防にもなります。ただし、殺虫剤の効果は2週間ほどのもが多いので、定期的な処置は必要です。

また、殺虫剤のかわりに、木酢液などを利用するのも効果的とされています。木酢液は、炭を燃やしたときに抽出される液体のことで、こげたようなにおいがするのが特徴です。蜂はこのこげたにおいを嫌がるため、効果が期待できます。しかし、木酢液のにおいは、人によっては不快に感じることもあるので注意しましょう。

蜂が巣作りをはじめる春先の時期であれば、蜂のトラップも効果を発揮します。蜂のトラップとは、容器のなかに蜂が好むにおいの液体を入れて誘い出し、容器のなかに入った蜂を閉じ込めてしまうといったものです。

蜂に巣を作られるのを予防する方法

家にあるペットボトルなどを利用して手作りすることもできますが、ホームセンターなどで簡単に手に入れることもできます。春先の時期に仕掛けることで女王蜂を捕獲することができるため、巣作りを妨げることができます。

蜂のトラップは1週間ほどしたら回収しますが、蜂が好む液体が入っているため、近くに蜂がいる可能性もあります。回収するときは、蜂が近くにいないか確認してからおこなうようにしましょう。

家にペットや小さい子どもがいて、あまり薬剤を使いたくないという方は、巣ができそうなところにビニールテープを貼るだけでも対策ができます。蜂はでこぼこのないツルツルとした素材にはうまく止まることができないため、巣作りを防止することができるのです。

蜂の対処法③蜂がいるかもしれない場所へ行く場合

山登りやキャンプなど、自然豊かな場所にアウトドアに出かける際、蜂や巣をみかけることがあります。外へ出かけるときも、蜂から守る対策をしっかりおこなうとよいでしょう。

なるべく肌の露出は少なくして、長そで長ズボンを着用しましょう。帽子などをかぶって、頭を保護しておくとより安全です。さらに、蜂は黒色に反応を示しやすいので、黒い服より白い服を着るように心がけましょう。着る服の色に気をつけるだけで、蜂から刺されるリスクは少なくなります。

蜂の対処法③蜂がいるかもしれない場所へ行く場合

また、においに気をつけることも重要です。蜂は、においの強い柔軟剤や香水、甘い飲み物のにおいなどは、エサのにおいと勘違いして近づいてきます。蜂が近づいてくると刺される危険性が高まるため、なるべくにおいのするものは使わないようにしましょう。

もし、蜂に遭遇してしまった場合や巣がある場所に思いがけず近づいてしまった場合は、冷静に対処しなくてはなりません。蜂は、攻撃するまえに警戒、威嚇といった行動をとることが多いです。巣に近づきすぎると、蜂はここに近づくなといわんばかりに人の周りを飛んで警告します。

それでも離れずにいると、種類によっては羽根や顎を使い音を出して威嚇してくることがあります。この時点で離れないと攻撃されてしまうため、この警戒と威嚇の行動にいち早く気付かなくてはなりません。また、怖いからといって大きな声を出したり手で振り払ったり、駆け足で逃げたりすれば蜂も驚いて攻撃をしてくることがあります。蜂から離れる際は、声を出さずゆっくりと離れるようにしてください。

このように、アウトドアでも蜂の対処法をしっかりおこなうことで自分の身を守ることにつながるのです。

まとめ

家のなかやアウトドアなどで蜂に遭遇しても、正しい蜂の対処法をおこなえば、蜂の危険から安全に逃れられるかもしれません。家のなかに入ってきてしまったときは、窓を開けて部屋を暗くし、蜂に明るい場所を教えてあげることで自然に外に出て行ってくれることも多です。

まとめ

しかし、何度も侵入してしまう場合は、家の近くに巣が作られていることが考えられます。巣を取り除かなければ被害は繰り返されてしまうので、蜂の巣の駆除をするのがおすすめです。巣の大きさや場所によっては個人での駆除が難しい場合があるので、そういったときは業者に依頼してみるとよいかもしれません。

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