畳の寿命はどれくらい?畳を長持ちさせるにはどうすればいい?

2021.4.30

畳の寿命はどれくらい?畳を長持ちさせるにはどうすればいい?

和室を作るにあたって一番重要になってくるのは、やはり畳ですよね?日本人にとって畳は馴染みのあるものですが、その構造や寿命、手入れの方法などはご存知でしょうか?

ここでは、その畳の構造や寿命、少しでも長く使用するにはどうしたらいいかなど、畳に関する知識をご紹介していきます。

畳の寿命はどれくらい?

畳の寿命には、その構造が大きく関わっています。そのためまずは畳の各部について見ていきましょう。

・畳表(ゴザ)
実際に見えている表面の、い草によって織られている部分のことです。い草にはいろいろ産地があり、産地によって見た目や耐久性が変わってきます。最近は、安価な中国産のい草が使われることが多いようです。

・畳床
畳表の下に入っている畳の芯のようなものです。昔はワラでつくられていましたが、現在はいろいろな材質のボードとなっていることが多いようです。この材質によって畳の踏み心地が変わってきます。

畳はこの畳表と畳床によって構成されています。

畳の寿命

畳を交換する=畳床を交換するということになります。畳床の寿命は20年~25年となっており、これがそのまま畳の寿命となります。また畳表の寿命は10年~15年です。畳床が傷んだりしていなければ畳表のみの張替をします。
          畳の寿命はどれくらい?

畳を長持ちさせるにはどうすればいいのか

畳は、普段からのお手入れ次第で寿命が大きく変わっていきます。ここでは畳を長く使用していくためのお手入れ方法についてご紹介していきます。

裏返し

畳表を反対に裏返すことです。畳表は両面使用することができます。表面が傷んだり日に焼けたりしたら、畳表を反対に裏返すことによって表面をきれいな状態にリフレッシュすることができます。

裏返しをする時期の目安としては、3年~5年となっています。畳表の裏面は5年以上経過すると、状態が悪くなることがあるそうなので、適切な時期に行うようにしましょう。

天日干し

晴れた日に畳の裏側を日光に向けて干します。4時間~5時間くらい干します。畳の表面(畳表)は日光に弱く、すぐに日焼けしてしまうため注意して行う必要があります。

日光に当たらないようにする

上記に記したように、畳は日光に弱くすぐ日焼けしてしまいます。畳のある部屋にはなるべく日光が当たらないようにカーテンや障子を閉めて日光を遮断するなどしましょう。

以上のような点が畳の寿命を延ばす方法です。とくに裏返しをするとしないではかなり寿命が変わってきますので、忘れずするようにしましょう。ただし裏返しは基本的に業者に依頼するので、その費用が必要になります。
      畳を長持ちさせるにはどうすればいいのか

畳の修理・交換にかかる費用

畳を修理・交換する場合の費用はどのようになっているのでしょうか?ここではそのについてご説明していきます。

畳の交換

畳を新しいものに交換する場合の費用は、い草の産地、畳床の材質、縁の柄や素材などで大きく変動します。その値段は安いものだと一枚で10,000円くらいから、高いものだと30,000円以上になるようです。

畳の修理

畳の主な修理とその値段は、以下のようになっています。

・裏返し
地域にもよりますが、1枚3,500円程度のようです。

・表替え(畳表のみ交換)
こちらもい草の産地や、縁によって値段が変わります。その値段は交換時の6割くらいの値段になることが多いようです。

裏返しは畳の寿命を延ばすことができますが、上記のような費用も掛かります。費用と寿命のバランスを考えて効果的に行いましょう。

畳は自分でも補修できる?簡単な補修方法

「ちょっとした問題を自分で費用をかけずに解決する方法はないのかな?」と思う人もいると思います。ちょっとしたことであれば、自分自身で補修できますので、補修できる部分とその方法をご紹介していきます。

畳のへこみを補修

畳のへこみはアイロンを使って補修することができます。その手順は以下の通りです。

・へこんでいる部分に霧吹きで水を2~3回吹きかけます
・へこんでいる部分に固く絞った雑巾をあてます
・雑巾の上からアイロンをかけます

畳は湿気に弱いため、しっかりと畳を乾かしてください。また、アイロンをかける代わりに、ドライヤーをかけても補修できます。
      畳は自分でも補修できる?簡単な補修方法

畳の焼き焦げた部分を補修

線香などで焼き焦げてしまった部分は以下のような手順で補修できます。

・キッチン用漂白剤か消毒用のアルコールを5倍に薄めたものを準備します
・準備したものを焦げた部分に付けます
・ロウソクのロウを焦げた部分にたらし、穴を埋めます。

畳のささくれを補修

畳のささくれは完全に修復することはできません。しかし、ささくれがあったら拡大することを防ぐために、補修をしましょう。手順は以下の通りです。

・米ぬかを準備します
・畳の目に沿って掃除機をかけて、乾拭きをします
・米ぬかを包んだ布で、畳の目にそって優しく拭きます

ちょっとしたことでも放置しておくと畳の寿命が縮んでしまうので、気になったらこまめに補修しましょう。どの部分の補修でもうまくいかない場合は、無理をしないようにしてください。

まとめ

畳の補修は簡単なことなら自分で行うことが可能です。放置しておくと畳の寿命に影響するのでこまめに行うようにしましょう。そういった補修がうまくいかない、大幅な修理をしたいという場合は迷わずに業者に依頼するようにしましょう。間違って自分自身で無理な補修や修理をすると反対に畳の寿命が短くなってしまいます。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「畳・襖・障子張り替え」をご覧ください。

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