【相性最悪】畳の上にカーペットを敷きたい時はダニ、カビ対策しよう

2022.6.16

【相性最悪】畳の上にカーペットを敷きたい時はダニ、カビ対策しよう

「畳が傷んできた……」
「そろそろ模様替えしようかな……」

そんなとき「畳の上にカーペットを敷けばいいのでは……」そう思われる人も中にはいらっしゃるでしょう。

しかし、少しお待ちください。畳の上にカーペットを敷く、というのは、思わぬデメリットを引き起こす引き金になりかねません。ここでは、その理由や対策、畳の模様替えのコツについて解説していきます。

畳の上にカーペットは基本NG!カビ・ダニの温床に?

「畳の見た目が悪くなってきた……」
そんなとき、模様替えも兼ねて畳の上にカーペットを敷こうとお考えではないでしょうか。もしくは、すでに敷いてはいないでしょうか?

この畳の上にカーペットを敷く、という工夫。見た目はオシャレになりますが、安易に敷いてしまうとかえって生活に悪影響が出るおそれもあります。

畳+カーペットの相性は悪い!湿気が溜まってしまうことも……

畳とカーペット、このふたつを併用すると、部屋中の湿気や湿度が高まってしまうおそれがあります。

その理由として、畳とカーペットがそれぞれ得意とするものが関係してきます。

畳のメリットは、その通気性のよさ。そのメリットから、部屋に溜まった湿気を吸収してくれたり、逆に吸収した湿気を放出して部屋の湿度を適度に守ってくれます。

反対にカーペットは床の上に敷くことで床の冷たさを抑え、部屋の保温性を上げることを得意としています。このことから寒い季節の敷物としてはぴったりです。

しかし、畳の上にカーペットを敷いてしまうと、畳の利点である調湿・通気性を逆に妨げてしまいます。すると、湿気がこもりやすく、湿度の高い部屋となってしまうのです。

カビやダニが繁殖するおそれも……

カーペットと畳の間に溜まってしまった湿気。これを放置すると、カビやダニの温床になってしまう可能性もあります。

畳もカーペットも、もともとがダニなどのすみつきやすい家具です。まして、そこに湿気が溜まっているとなると、ダニ被害の危険性はかなり高まってしまいます

カビやダニは健康被害にもつながるため、この点しっかり対策しておかなければなりません。どうしてもカーペットを敷きたい……という方は、次のポイントをしっかり把握しておきましょう。

畳にカーペットを敷くなら湿気の対策を!

どうしてもカーペットを敷きたい方へ:湿気を溜めないコツ

どうしても畳の上にカーペットを!という場合は、湿気やダニの予防に注意を払う必要があります。以下のポイントを中心に、定期的にメンテナンスしておきましょう。

ときどきカーペットをとり、畳を上げる

畳の上にカーペットを敷けば、普段より畳に湿気が溜まりやすくなります。放置していればカビやダニの発生原因になりますので、ときどきカーペットをとり、畳を上げて溜まった湿気を追い出しましょう。

カーペットを敷く前にはスチームアイロンでダニの駆除をおこなう

畳は目が細かいため、もうすでにダニなどが住み着いている可能性もあります。そんなときは、スチームアイロンを使って畳の中にすむダニの駆除・殺菌もおこなうこともできますよ。

この際、直接畳にスチームアイロンをかけると、その熱で畳が焦げたり、傷んだりしてしまうことも。そのため、スチームアイロンを使う際には必ずタオルなどの布を挟むようにしましょう。

定期的に換気をする

部屋に湿気をため込まないように、定期的に部屋の窓や扉を開けて、外の空気と中の空気を入れ替えましょう。こうすることで、部屋に溜まった湿気をある程度、外に追い出すことができます。

掃除機をかける

定期的に畳やカーペットに掃除機をかけます。こうすることで、ダニのえさになるゴミや、ダニの死骸をある程度取り除くことができるでしょう。

カーペットは天日干しをする

天気がいい日にカーペットを天日干しにして、たまった湿気を追い出しましょう。またその際、しっかりはたくことで、ダニの死骸を落とすことも可能です。

除湿器を使う

除湿器とは、部屋に溜まった湿気を吸い取ってくれる機械です。このような機械を使って、部屋の湿度をコントロールするのもいいでしょう。

とはいえ、使い過ぎで過度な乾燥状態になってしまうのも、健康衛生上あまりいいとはいえません。つけっぱなしではなく、適度な湿度を保つことを心がけましょう。


畳にカーペットを敷く場合は、上記のような湿気の調整・メンテナンスをすることが大切です。もちろん畳のみの場合も湿気対策は大切ですが、これを重ねて使う場合はより細心の注意を払っておきましょう。

ちょっと手間だな……という方は、次の方法もぜひ参考にしてみてください。

掃除をしっかりとおこなうことが重要

畳・カーペットのメンテナンスが手間なら:意外と安い&早い畳修繕・交換もオススメ!

「畳が傷んでいる・見栄えが悪くなってきたからカーペットを……」
このような場合、上からカーペットを敷けばたしかに見栄えはよくなります。とはいえ、ダニやカビなどのリスクが急増してしまうことを考えると、メリットばかりとはいえません。

種類別・畳の修繕&新調にかかる費用や時間

カビ・ダニへのこまめな対策が面倒、という方は、畳自体を修復・新調する、という手もあります。

ここでは、そんな畳をきれいな状態にする作業として代表的な“裏返し”“表替え”“新調”について、それぞれ解説していきます。

方法 費用相場/1畳 時間相場/6畳1間
裏返し 約3,500円~5,000円 当日~翌日
表替え 約5,000円~15,000円 当日~翌日
新調 約10,000円~30,000円 3日~

※この費用はあくまで目安です。畳の品質や作業内容によってはこの金額以上になることもありますので、ご注意ください。

裏返し

畳には、表と裏の2面があります。まだ畳を使いはじめて2~5年程度であれば裏面はきれいなままなことも。こちらの面を利用すれば、低コストでまだまだきれいな畳として、再利用していけます。

裏返し、と聞くとそのまま全部ひっくり返すようなイメージかと思いますが、これは少々異なります。畳の裏返し、というのは“畳部分のみはがしてひっくり返す”ことです。畳の交換方法の中では難易度低めですが、とはいえカンタンではありません。

裏返しはまず『畳の縁部分をはがして』→『い草部分をはがしてひっくり返し』→『また縁部分をくっつけて』……なんて作業があります。これは道具や技術、経験がなければ結構難しく、かつ数時間かかる重労働です。

裏返しであれば約3,500円~/1畳からやってくれる業者も多いので、一度点検してもらいましょう。

表替え

“表替え”とは、カンタンにいえば畳のい草や縁の部分(=畳表)のみを完全に交換する作業です。使いはじめから5年以上たっていても、これをするだけで見栄えは大きく変わりますよ。

リーズナブルない草なら約5,000円~10,000円/1畳、並~それなりのい草であれば約10,000円~15,000円/1畳ほど。もちろんグレードの高いい草であればもっと高額になることもありますが、安めの種類を選べば1畳10,000円以下でできることもあります。

時間としても、6畳間すべてでも依頼翌日には完了しているケースが多く、最短依頼当日に終了、なんてことも。畳やカーペットの手入れなどが手間であれば、これを機に依頼してみるのもお得ですね。

新調

畳がへこむ・きしむレベルであれば、表替えだけではどうにもなりません。そんなときは、畳の新調も検討してみましょう。

新調の場合は安くても約10,000円~、高いものは30,000円を超えるなど少々高額。時間も3日以上かかることも多く、少々コストは高めです。

ですが、新調をすれば畳は新品同然、キズひとつないきれいな状態に戻ります。これからも長く畳を使っていきたい、と思うのであれば、一度検討してみてはいかがでしょうか。


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畳の上にカーペットを敷いても大丈夫?

これもNG!カーペット以外の畳に敷いてはいけないもの

畳とカーペットは相性が悪く、湿気やダニ、カビなどのトラブルを引き起こしてしまいがち。また同様の理由で、カーペット以外にも畳と相性が悪い敷物があります。その敷物の種類をピックアップしてご説明します。

畳と相性が悪い敷物①:じゅうたん
畳との相性が悪い敷物のその①は、じゅうたんです。

じゅうたんはクッション性も高く、保温性が高い敷物ですが、畳の上に敷いてしまうと、畳の通気性と調湿を妨げてしまいます。結果、畳に湿気が溜まり、カビやダニが発生してしまう原因になってしまうことも。

またじゅうたん自体ダニがすみやすい環境なので、畳との相性が悪いといえます。

畳と相性が悪い敷物②:裏地にゴムや滑り止めが付いている敷物
また、裏にゴムや滑り止めが付いている敷物も、極力畳の上に敷くのは止めましょう。これもまた、畳の通気性を落としてしまいます。

畳と相性が悪い敷物③:毛糸やウールなどの敷物で接着剤を使っているもの
これらの敷物は敷物の裏に毛足が抜けないように接着剤などで固められているため、通気性がすこぶる悪いです。畳の上に敷いてしまえば、畳の機能性を邪魔してしまうことでしょう。

これらの敷物を使う場合も、前述の対策をとって湿気を予防することが大切です。

まとめ

畳の上にカーペットを敷く、という方法は、『劣化・痛みを隠す』メリットや、『畳を傷めない・汚さない』メリットがあります。しかし、この方法には“カビやダニ”の発生リスクを高めてしまうという、大きなデメリットもあるのです。

畳の上に敷物を敷く場合は、定期的な湿気管理、ダニ対策を怠らないようにしましょう。畳とカーペットの間に湿気が溜まり、ダニなどのすみかとなりやすくなってしまいます。

畳がボロボロで見栄えが悪い……ささくれが刺さる……。
それでも畳は使いたいという場合は、カーペットではなく畳そのものを直したり、新調したりする手もあります。新調、と聞くとコストが高そうですが、場合によっては裏返しのような1畳数千円で対処できるような方法も。

まずはプロの目で畳の状態を見てもらい、最適な方法を相談してみましょう。

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