お庭の砂利は踏む音で防犯対策になったり、雑草防止になったりなど、嬉しい効果が多くあります。しかし、汚れが目立ってきたり、子どもが怪我をしやすかったりということで、撤去してしまいたい場合もあるでしょう。
砂利を撤去する際には、いくつか知っておきたいポイントがあります。今回は砂利を撤去する際に便利な道具や、撤去した砂利の処分の仕方について解説いたします。ぜひ、よりよいお庭造りの参考にしてください。
目次
砂利の撤去をするときのポイント
砂利を撤去する場合、重労働となることが多くあります。そのため、狭い範囲であっても数十キロ分の砂利を動かすこともあるため、できるだけ効率よく作業できる道具を用意する必要があるでしょう。まずは撤去に使う道具をご紹介します。
撤去に使うおもな道具
砂利を撤去する際に用意しておくべきなのが、すくいの部分が四角い角スコップです。通常のスコップでも作業を進めていくことはできますが、とがった先端で土まで掘り返してしまうこともあります。
地面に刺しにくいという理由から穴掘りには向かない角スコップですが、土を掘り返すことなく表面の砂利だけをすくうことができるという利点があります。そのため、砂利の撤去をするには最適の道具なのです。
また、ジョレンというクワのような形状の農工具も、砂利の撤去に最適な道具です。こちらも角スコップのように先端が平らで、砂利だけを効率よく撤去していくことができます。また、引く方向に力を入れることになるので、スコップのように押し出して砂利をすくうよりも、楽に作業をすることができるでしょう。
大きな砂利を撤去したあとは、竹ぼうきを使って細かい砂利を払ってしまいましょう。竹ぼうきは造園業者でもよく使われる道具です。かたい毛によって砂利に負けることなく、地面を整えてくれることでしょう。
集めた砂利は、麻袋や厚手のビニール袋に入れてまとめましょう。いずれの道具も、ホームセンターや通販ですぐに取り揃えることができます。竹ぼうきなどは普段から持っていても便利な道具ですので、1本持っておくのもよいでしょう。
人工芝を張るなら撤去が不要な場合も
もし人工芝を新しく張りたいのであれば、わざわざ砂利を撤去する必要はありません。なぜなら、砂利の上からそのまま人工芝を張れてしまうからです。さらに、人工芝を張るときに敷く防草シートに加えて砂利があることで、雑草を生えにくくする効果がさらに高まります。
また、通常は人工芝を地面に固定しておくために、杭を刺す必要があります。しかしもともと下地が砂利なのであれば、人工芝の端を砂利で挟む形にしてしまえば、そのまま固定することができます。見た目も杭を打つより自然な仕上がりになり、一石二鳥です。
ただし、砂利の上から人工芝を張ることができるのは、石の粒がある程度小さい場合に限ります。粒が大きすぎると、人工芝が砂利のでこぼこでずれやすく、安定しなくなってしまいます。砂利の上に人工芝を張るなら、粒径がおおよそ30mm以下なのが好ましいでしょう。
撤去した砂利は法律を守って処分しよう
撤去した砂利は、しかるべき方法で処分をしなければなりません。もし河辺などに勝手に捨ててしまうと、不法投棄にあたり、法律に違反してしまうことになります。砂利の処分は、以下でご紹介する3つの場所のいずれかに依頼するようにしましょう。
自治体に処分を頼む
自治体によっては、砂利を処分するための施設で回収をおこなっていることがあります。しかし、多くの自治体では、砂利などを「処理困難ゴミ」として分類しており、回収の対象外としています。
ゴミセンターなどに問い合わせても、民間の業者へ依頼するよう指示されることがほとんどですが、一度は確認してみてもよいでしょう。
ホームセンターに処分を頼む
庭石の販売をおこなっているホームセンターでは、砂利を再利用する目的で回収してもらえることがあります。
ただし、新しく購入した砂利と交換など、条件付きになっていることがほとんどです。また、回収のサービス自体おこなっているホームセンターは少数という点にはご注意ください。
業者に処分を頼む
日常的に砂利を使う造園業者では、再利用のために積極的に回収をおこなっています。有料サービスになることがほとんどですが、中には買取をおこなっているような業者もあります。
処分できる施設やホームセンターを探すよりも手軽に処分できるので、困ったら近くの業者を頼ってみるのがよいでしょう。
砂利を処分する前に知っておきたい2つのこと
基本的にどこで回収してもらう場合でも、砂利の処分には多少の費用がかかるものです。そのため、砂利を処分する前には、以下の2つのことを知っておきましょう。
砂利の処分の相場価格
砂利を含めた庭石の処分にかかる費用の相場は、1kgあたり約40円となっています。ただし、回収に重機を使ったりなど、業者が用いる回収方法によって値段が変動することもあります。また、回収する量が増えればそのぶん人件費も必要になってくるため、合計の費用はさらに膨らむかもしれません。
処分費用を抑える方法
処分の費用を抑えるためには、まず具体的に作業の見積りを取ってもらうことが大切です。どれだけの砂利を処分するのか、サイズや量をできるだけはっきりと業者に伝えて、作業の内容についてより詳しく記載された見積りを取るようにしましょう。
また、自宅周辺の環境についてまとめた図面などを提出すれば、それをもとに業者と回収方法について相談していくこともできます。できれば複数の業者へ見積りを取って、費用を抑えて効率よく作業してくれる業者を探すようにするとよいでしょう。
まとめ
砂利は角スコップなど、ホームセンターなどで手軽に手に入る道具を用いて撤去することができます。ただし、撤去した砂利は勝手に捨てずに、自治体や業者に回収してもらう必要があります。
基本的には、造園業者などに回収してもらうのがもっとも手軽です。しかし、回収の方法によっては費用が膨らんでしまうこともあります。費用を抑えるために、見積りをはっきりと出して、回収について親身に相談に乗ってくれる業者を選ぶようにしましょう。
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