コンセントのほこりはトラッキング火災の原因に!対策方法は掃除です

2021.4.30

コンセントのほこりはトラッキング火災の原因に!対策方法は掃除です

冷蔵庫やテレビを繋いでいるコンセントにほこりがたまっていませんか?

ほこりがたまっていると火災が発生するおそれがあります。ほこりや湿気がたまったところへ電気が流れることで火災が発生してしまいます。日ごろから安全をチェックしないと非常に危険です。ほかにもコンセントや電源プラグの劣化で発生するグロー現象が火災を引き起こしてしまうといいます。

そこで今回は、コンセントにほこりがたまらないようにする対策方法を紹介していきます。

コンセントにたまるほこりの危険性

コンセントによる発火が原因で火災事故が起こることは少なくありません。普段使っているコンセントにほこりがたまっていると火災が起こる危険性があります。

これをトラッキング火災といいますが、電源がオフになっていても発火する危険があるので注意しなければなりません。コンセントから火災が起こる原因は、コンセントにたまったほこり湿気などの水分が加わることで電気が流れやすくなってしまうためです。

ほかに、たこ足配線もたくさんのプラグがつながれていると、電流の許容量を超えてしまい、コンセントが発熱し火災に至ることがあります。

とくに危険な場所や環境

火災がとくに起こりやすい場所は冷蔵庫やテレビの裏、お風呂場・台所などの湿気やほこりがたまりやすいところにあるコンセントです。家具の裏側などほこりがたまりやすいところにあるコンセントは湿気や水分を含みやすいので火災が起きやすい環境にあります。

また異常に熱くなって熱を持っているテーブルタップや電源プラグ、コードなども危険です。このような場所にコンセントのほこりをためないようにすれば火災を防ぐことができるので防止する簡単な方法を紹介します。

まず、使用していないコンセントは抜くようにしましょう。電源コードをしっかり差し込むことも大切です。コンセントを差したか差してないかという中途半端な状態は、コンセントをプラグの間にほこりやごみをためやすくしてしまうので注意しましょう。

ホームセンターや通信販売などでコンセントのほこり防止グッズを購入することもできるので、それを使用することもおすすめです。

コンセントにたまるほこりの危険性

コンセントのほこり掃除方法

火災を起こさないためにも、コンセントのほこりを取り除く必要があります。まずは、定期的にほこりをチェックし、掃除をすることが大切です。
掃除道具が届きにくいところは電源のオンオフ設定ができる延長コードを使うとより安全度が上がります。

そして、掃除をするときはまず電源プラグからコンセントを抜いて始めてください。
抜くときのポイントは電源プラグの根元を持つことです。根元でない部分を引っ張って抜いてしまうと、コンセントの中の線が傷んで電気が漏れてしまうので注意しましょう。

また、雑に扱っていると電気が漏れて感電したり火災が発生したりする原因になることがあります。そういった事故が起こらないよう、コンセントは丁寧に扱いましょう。

コンセントにほこりがたまったときの掃除方法

【1】コンセントのほこりや汚れを落としてキレイにします。電気プラグをコンセントから抜き、掃除機を用いてほこりを取り除きます。

【2】コンセントの穴もほこりが詰まっていないかチェックします。掃除機でほこりを吸い取ったあと、細かいほこりはエアダスターなどで吹き飛ばします。

【3】綿棒などを使って差込口のほこりを取り除きます。

【4】汚れがひどい場合は、濡らして固く絞った布で拭きます。

掃除し終えたら、電源プラグをしっかり、穴の奥まで差しておきます。電源プラグがコンセントの奥までしっかりはめ込まれていないと、ほこりがたまって火災の原因になるので注意が必要です。

冷蔵庫やテレビなどは、コンセントを差し込みっぱなしで抜くことは少ないのでほこりがたまりやすいです。そのため、ほこりがたまって火災が起きないように対策する必要があります。
次章でほこりがたまらないように予防する方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

コンセントのほこり掃除方法

電源タップにカバーを取り付けてほこり予防

ほこりが原因でコンセントに湿気を含むと、通電している電気によって発火を起こす危険性があります。電源タップにほこりや湿気がたまらないように、カバーなどを取り付けて火災を予防しましょう。

トラッキング火災を防ぐポイント

・プラグにほこりが溜まらないカバーやトラッキング防止加工がされているパーツを取り付けてほこりから守ります。
・電源タップは消耗品になので、プラグの変色や変形をしていたら取り替えるようにしましょう。
・普段使用しないコンセントの差込口やタップの差込口にふたをしてほこりや異物の侵入を防ぎます。
・絡まりやすいケーブルは、綿ぼこりがつきやすくなるので、使わないケーブルやコンセント周辺はきれいに収納しておきます。

コンセントに電源プラグを長い間差し込んだままのものやたこ足配線は火災が起こる危険性が高いので改めて配線を見直しましょう。

シャッターやスイッチ付きのコンセントも有効

ほこり・湿気を予防するために便利な商品も手軽に購入することができます。活用してトラッキング火災を防いでいきましょう。

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こちらの商品は電源プラグとコンセントの間にたまりやすいほこりや湿気を防ぎます。使用法は差しているコンセントに取り付けるだけです。

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こちらの商品は手が届きにくい場所にコンセントがあったときなどにおすすめです。ほこりが入らないように穴には安全シャッターや使わないときのためのスイッチがついています。

さらに電源プラグにタイトラキャップが取り付けていられるため、トラッキング火災を防ぐようにできているのでおすすめです。タイトラキャップとは、火災を防ぐために電源プラグの根元に取り付けられている黒い部分です。

延長コードを使うときの注意点があります。それはたこ足線です。
たこ足線とは、1つのコンセントや延長コードにたくさんの電源プラグをつけることです。延長コードは、指定された電力を超えてしまうと発火する恐れがあります。使用するときは指定された電力内でおさまるように確認しましょう。

劣化したコンセントにも要注意!

これまでコンセントのほこりがたまることで火災が起きることを紹介してきました。
しかし、コンセントそのものにも危険があります。

長期間使っているとコンセントは劣化していきます。すると発火する可能性が高くなり、火災の原因になるので注意が必要です。コンセントが劣化しやすい場所は、直射日光や湿度が高くてほこりがたまりやすいところとなります。
劣化がひどくなると発火しやすいので気をつけてください。
火災を防ぐためにもコンセントの交換や修理をおすすめします。

劣化したコンセントも危険ですが、使用している電源プラグの線にも危険があります。
線が劣化するとグロー現象が発生します。グロー現象とは、中の電線が電気抵抗を増してしまうことで発熱することです。

グロー現象を防ぐためには、長期間使っている電源プラグの劣化具合を確認することが大切です。線を触って熱かった場合はすぐに使用をやめましょう。

劣化したコンセントにも要注意!

まとめ

今回のコラムでは、コンセントのほこりについて紹介してきました。電源プラグとコンセントの間にほこりがたまることでトラッキング火災が発生します。防ぐためにはこまめにコンセント周りをチェックして掃除をしましょう。

あまり電源プラグを抜き差しできないときは、ほこり対策用の商品を活用して防ぐことをおすすめします。劣化したコンセントを修理、交換したいときは業者に相談することをおすすめします。

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