お洗濯が効率的に!スチームアイロンの選び方とお手入れ方法を解説!

2022.10.21

お洗濯が効率的に!スチームアイロンの選び方とお手入れ方法を解説!

洗濯もののシワを伸ばすアイロンは、日々のお洗濯に欠かせないアイテムですね。梅雨の時期など洗濯物がたまってしまったり、同居する家族が多い場合にはアイロンがけもなかなかの重労働になります。

たとえ一着は数秒で済むことでも、大量の衣類をまとめてアイロンがけするとなると、かなり時間がかかってしまうことになるでしょう。アイロンの性能があまりよくない場合には、腕や肩に負担がかかることにもなります。それが毎日ともなると、アイロンがけだけでくたくたになってしまいますよね。

毎日の家事を少しでも楽にするために、アイロンの性能は非常に重要です。家庭で毎日使われるアイロンを、メーカーは日々進化させています。作業効率や体への負担を研究し、新しい技術を搭載したアイロンを開発しているのです。より性能のいいアイロンに変えれば、家事の負担を減らすことができるでしょう。

アイロンの寿命は、約5年~10年が目安だといわれています。長く使っているとコードの接触が悪くなってかけ面がじゅうぶんに温まらなくなったり、かけ面に傷がついたりして使いにくくなるのです。スチームアイロンの場合はスチームを噴射する孔が目詰まりを起こしてスチームが出なくなることもあります。

アイロンがけは毎日のことですので、性能の落ちてしまったアイロンを使い続けるのは大変です。思い切って新しいものに買い替えてしまうのもいいかもしれません。

アイロンのなかで比較的新しく、広く普及しているのがスチームアイロンです。このコラムでは、スチームアイロンの特徴と選び方のポイント、さまざまな新しい機能をもったおすすめのスチームアイロンをご紹介します。買い替えを検討中の方はぜひ参考になさってください。スチームアイロンの使い方やメンテナンスの方法なども解説していきますので、実践してみてくださいね。

短時間で仕上げたいときは!

アイロンは大きく、ドライアイロンとスチームアイロンにわけられます。最近は、一台でドライアイロンとスチームアイロンの機能を切り替えできるものが主流になっているようです。このドライとスチームの機能を、上手に使いわけできているでしょうか?

衣類の素材によってドライとスチームを使いわけるのが、上手なアイロンの使い方なのです。まずは、ドライアイロンとスチームアイロンの違いを見てみましょう。

ドライアイロンとは

高温になる鉄の板にもち手がついているというシンプルな作りで、昔から使われているのがドライアイロンです。高温になったアイロンの底面を衣類に押しあてることで、シワを伸ばす仕組みになっています。力を入れてアイロンを衣類に押しあてなければいけないので、人によっては大変な作業に感じるかもしれません。

綿や麻でできている衣類のアイロンがけには、ドライアイロンが向いています。アイロン用の仕上げ材を使えば、ハンカチやワイシャツなどをパリッと仕上げることができるのです。

スチームアイロンとは

アイロンのなかに水のタンクがあり、その水を高温の蒸気にして噴射することでシワを伸ばすのがスチームアイロンです。ドライアイロンをかけるときに霧吹きで水をかけるのと、原理としては似ています。スチームアイロンの場合は高温で、より細かい蒸気を衣類にあて、水分を素早く染み込ませることができるのです。

ドライアイロンに比べて衣類にアイロンをあてている時間が短くて済みますので、高温に弱い素材の衣類に向いています。ウールのセーターや薄手の綿など、ふんわりと仕上げたい衣類にはスチームアイロンを使うといいでしょう。

スチームアイロンのメリット

衣類の素材などによって、ドライとスチームには向き不向きがあります。ここでは、とくにスチームアイロンを使うことにはどんなメリットがあるのか見てみしょう。

 

時短になる

ドライアイロンを使うには、アイロンのかけ面が高温になるのをまつ必要があります。スチームアイロンはドライアイロンに比べて温まるのがはやく、使いはじめるまでの時間が短くなります。蒸気の力でシワも素早く伸ばせますので、全体的に時間を節約することができるのです。

 

ハンガーにかけたままアイロンがけができる

スチームアイロンは、蒸気を衣類にあててシワを伸ばします。アイロン台などを用意しなくても、ハンガーに吊るした状態の衣類にスチームをあてるだけで、アイロンがけができるのです。アイロンを直接あてないことで、繊維が熱で傷んでしまうのを防ぐ効果もあります。

 

殺菌、消臭効果がある

高温のスチームをあてることで、衣類についている雑菌などを殺すことができるのです。また、蒸気には臭いの成分を吸着する働きがあり、衣類が乾くと同時に臭いも飛ばしてくれる効果が期待できます。

 

ドライアイロンとしても使える

多くのスチームアイロンは、スチームモードとドライモードの切り替えが可能です。ドライアイロンとしても、ほとんどそん色なく使うことができるのです。本体の先端に霧吹きの機能が付属しているものもあります。別に霧吹きを用意しなければならない通常のドライアイロンよりも、便利に使うことができるのです。

スチームアイロンの使い方

スチームアイロンを使うときには、まず給水タンクに水を注ぎ入れましょう。ほとんどの場合は給水タンクには「満水」などのラインが表示してあるので、そのラインまで水を入れます。アイロンがけする衣類が少量のときでも、満水まで水を入れたほうがスチームがしっかり出てくれるのです。

スチームアイロンの主な使い方には、プレスがけとスチームがけの2種類があります。アイロンをかける衣類によって使いわけましょう。それぞれの使い方を詳しく見ていきます。

 

プレスがけ

ドライアイロンと同じようにアイロン台などに衣類をのせ、直接アイロンをあててシワを伸ばす方法です。まずはアイロンから出るスチームを衣類によく染み込ませ、アイロンを軽く滑らせます。

ドライアイロンに比べて、それほど力を入れて押さえつけなくても大丈夫です。シワが頑固なところやしっかりと形をつけたい部分は、少し力を入れて押さえてあげるときれいになります。

衣類の種類によっては、直接アイロンをあてると繊維を傷めてしまうおそれもあるのです。傷みやすい衣類の場合は、あて布をした上からアイロンをかけるといいでしょう。アイロンがけをしたら、衣類に含まれている水分をしばらく乾かします。

 

スチームがけ

アイロンを衣類に直接あてず、スチームだけでアイロンがけをするのがスチームがけです。高温のスチームをあてることで繊維を膨らませてシワを伸ばします。

衣類にアイロンのスチームをたっぷりあて、手で少しシワを伸ばしてあげてからハンガーにかけておくか、平干ししておきましょう。ウールのセーターなど、とくに熱に弱い衣類はこの方法でシワを伸ばし、ふっくらと仕上げることができます。

注意点

スチームアイロンを上手に使いこなすために、いくつか注意点もありますので確認しておきましょう。

 

洗濯表示を確認

衣類についているタグには洗濯方法のほか、アイロンがけに関する表示もされています。アイロンのかけ方を確認するには、洗濯表示のアイロン型のマークを確認しましょう。アイロンのなかに「・」が並んでいるマークは、この「・」の数がアイロンがけするときの温度を表しています。

「・」が1個なら低温、2個なら中温、3個なら高温でアイロンをかけることができるということです。低温でアイロンがけをするには、アイロンの温度設定を一番低くして、あて布をしてください。

アイロンに「×」がついているマークの衣類は非常に熱に弱いので、直接アイロンがけをすることはできません。このマークがついている衣類には、スチームがけを使いましょう。

 

やけどに注意

アイロンは当然熱くなりますが、スチームアイロンの場合、出てくるスチームも非常に高温ですので注意が必要です。ハンガーにかけた衣類を手にもってスチームがけをすると、スチームが手にかかってしまうことがあります。

スチームがけのときには、衣類をハンガーかけなどにかけた状態で、少し離れた位置からスチームをあてるようにしましょう。スチームがけをした衣類もしばらくは熱くなっていますので、不用意に手を触れないように気をつけましょう。

 

水は使い切る

タンクのなかに水を入れたまま放置すると、水垢がついたり、雑菌が繁殖したりする原因になります。水があまった場合にはそのままにしておかず、捨ててしまいましょう。アイロンが熱いうちにタンク内を空にしておけば、自然に乾燥して衛生的に保つことができます。

短時間で仕上げたいときはを!

コードの有無や持続時間が重要

スチームアイロンにはメーカーによっていろいろな種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまいますね。ここからはスチームアイロンを選ぶポイントをご紹介しますので、参考にしてみてください。

サイズ

スチームアイロンには、さまざまなサイズのものがあります。衣類に接するかけ面が大きいほど、アイロンがけの効率はよくなるでしょう。小さいものは小回りがきくので、細かな部分のアイロンがけがしやすくなるかもしれません。

重量

アイロンは、ある程度の重量があったほうがシワが伸ばしやすくなります。ただ、スチームアイロンの場合はハンガーにかけたまま手でもってかけるときのことも考えておくことも必要です。普段の使い方によって、ちょうどいいサイズや重さのものを選びましょう。

給水タンクの大きさ

水を入れるタンクが大きければ本体も大きく、水を入れたときの重量も重たくなります。一方タンクが小さすぎると、蒸気の持続時間が短くなってしまうのです。タンクの水が減ると、じゅうぶんにスチームが出なくなってしまいます。また、給水タンクを本体から取り外せるものもあり、給水のときやメンテナンスのときに便利です。

素材

かけ面の素材によって、アイロンがけの際の滑り具合など、使用感が変わってきます。耐久性も重要なポイントです。ほぼ毎日使うアイロンは時間とともに劣化して、かけ面のコーティングがはがれてくることがあるのです。

セラミック製のものは滑りがよく、長く使える傾向にありますが、その分価格が高い傾向にあります。シルバーチタンコートのものは滑り具合や耐久性に優れ、価格も手ごろなものが多いです。

スチームの量

スチームの噴射する量もアイロンによってさまざまです。価格の高いものほど量が多く、一度に広い範囲にスチームをあてることができるものもあります。スチームの量は店頭などで確かめることは難しいですが、「〇g/分」という形で表示されている場合がありますので参考にしてください。一般的には8~10g/分あれば不便なく使えるといわれています。

コード

アイロンにはコードタイプとコードレスタイプのものがあります。コードタイプのなかには、コードを本体に収納できるコードリールのものもありますが、そうでないものは、コードの収納に困りますよね。本体にぐるぐる巻いていると、コードの根元部分の接触が悪くなり、故障や不具合の原因になることがあるのです。

コードレスタイプなら、その心配は少なくなります。コードレスタイプはコンセントにつないだ台にアイロンを置いているときに加熱される仕組みです。ある程度場所を選ばずにアイロンがけができますし、コードが邪魔になって作業がしにくいということもありません。

ただ、台に置いている間しか加熱できませんので、アイロンがけをしているうちにかけ面の温度が下がってきます。大量のアイロンがけをするときには、そのつど台に戻すのが手間になってしまうかもしれません。

立ち上がり時間

ドライアイロンに比べて、スチームアイロンは電源を入れてからかけ面が温まるのがはやい傾向にあります。はやいものでは電源を入れて数十秒で使うことができるのです。立ち上がりにかかる時間はアイロンによって多少の差があります。

安全性

高温になるアイロンには、安全性も非常に重要ですね。消し忘れたときのために、数分経つと自動で加熱が止まるオートオフ機能がついているものが安心です。アイロンを使うときには熱いまま立てておくことが頻繁にありますので、立てておいたときの安定性も大切でしょう。

このようにスチームアイロンを選ぶポイントはいろいろとあります。普段の洗濯物の量や、どんな衣類をたくさんもっているかといった基準を決めて、自分に合ったスチームアイロンを見極めましょう。

【コード付きで持続時間自由!】スチームアイロンのおすすめ3選

さて、おすすめのスチームアイロンをいくつか紹介していきましょう。スチームアイロンにはコードつきのものと、コードレスのものがあります。コードつきは常にアイロンを加熱しながら使うことができますので、一度にたくさんのアイロンがけをするならコードつきが便利でしょう。


パナソニック コード付きスチームアイロン シルバー NI-W550-S

 

こちらの商品の特徴は、Wヘッドベースと呼ばれるかけ面の形です。従来のアイロンはかけ面の後ろ側はまっすぐになっているものが多いですが、こちらは後ろ側も前と同じように山形になっています。これによって、前と後ろ両方向に向かってアイロンがけをすることができるので、効率がよくなるのです。

また、かけ面が軽く盛りあがっているラウンドベースになっていて、衣類の上でアイロンをスムーズに滑らせることができます。取っ手の位置が本体の重心にくる設計になっているので、動かすときに腕の負担が少なく、楽に使うことが可能です。

コードの付け根が回転するようになっていますので、コードが邪魔になることも少なくなるでしょう。そのほか、目詰まり防止機能や消し忘れ防止の機能もついていますので、安全性も高い安心して使えるアイロンです。非常に使い勝手のいいスチームアイロンだといえます。


東芝 コード式スチームアイロン ピンク TA-B70(P)

 

こちらもかけ面が軽く盛りあがっているので、衣類の上でスムーズに動かすことが可能です。もち手の端が本体につながっていないオープンハンドルで、もち替えの動作が楽におこなえます。

特徴的なのは、かけ面の先端が少し出っ張ったデザインになっている点です。この部分を利用してボタン周りなどの細かい部分を上手にアイロンがけすることができます。また、給水タンクを本体から取り外すことができますので、給水が楽ですし、お手入れもできて衛生的です。


ティファール パワフルスチーム 最大60g/分 コード付き スチームアイロン 「コンフォートグライド 2692」 エアーグライドかけ面 FV2692J0

 

アイロンのかけ面は温度があがると、摩擦が強くなって滑りづらくなることがあります。こちらのスチームアイロンは特殊セラミックでできていて、温度があがるとむしろ滑りがよくなるのです。

スチームアイロンのスチームを噴射するボタンはもち手の上についていることが多いですよね。親指でボタンを押さなければならないので、一度指を持ち替える必要があります。

こちらは内側に噴射ボタンがついているトリガータイプを採用しているのです。もち手をもっている人差し指でボタンを押せますので、持ち替えることなく、効率的にスチームを操作することができます。

【コードレス対応で使用場所さまざま!】スチームアイロンのおすすめ3選

コードレスタイプの場合、かけ面の温度やスチームの持続時間が気になるところでしょう。台に置いている間に熱をためる方式のものは使っているうちに温度が下がってしまって、効率が悪くなることもあります。

ただ、ハンガーにかけた状態でスチームがけをする場合には、コードレスのほうが格段に使いやすいでしょう。次に、使い勝手のいいおすすめのコードレススチームアイロンをご紹介します。


パナソニック コードレススチームWヘッドアイロン ピンク NI-WL404-P

 

こちらも、かけ面の前側と後ろ側が同じ形になっているWヘッドベースです。持ち替えることなくどの方向にもアイロンがけができます。かけ面はレモンのような形で先端が細くなっているので、細かい部分でも楽にアイロンをかけられるのです。

多くのスチームアイロンはスチームの噴射口がかけ面の先端部分に集中していますが、こちらは全体に均等についています。それによって広い範囲にスチームをあて、一気にアイロンをかけてしまうことができるのです。

一般的なコードレスのスチームアイロンは、アイロンを加熱する台に置いて使います。この台にアイロンを置いたとき、かけ面の先端部分が台から突き出すような形になるものがよくあるのです。対してこちらの商品はかけ面全体をカバーする設計になっていて、高温のかけ面に誤って触れてしまうことを防げます。

また、こちらはコードを台のなかに収納できるコードリール式になっていますが、コードはアイロンの後ろ側についているのです。そうすることで、コードを収納する際にかけ面に手があたらないようになっています。機能性だけでなく、安全面にもじゅうぶんに配慮されたおすすめのスチームアイロンです。


ティファール パワフルスチーム 最大80g/分 軽量 コンパクト コードレス スチームアイロン 「フリームーブ ミニ 5020」

 

スチームアイロンでスチームがけをするときには、アイロンを手でもったまま衣類にスチームをあてなければなりません。あまり重いアイロンを使うのは大変です。こちらは本体の重量が880gと軽量になっていますので、スチームがけも楽々とすすめることができるでしょう。コンパクトながら、スチームの量は最大80g/分とパワフルです。

かけ面はセラミックコートになっていて、使い心地も耐久性も期待できます。さらにもち替えのしやすいオープンハンドルを採用し、取り回しが楽なスチームアイロンです。

ハンドルと給水タンク部分には抗菌素材を使用していて、雑菌の繁殖を抑えることができます。給水タンクは取り外してお手入れができるので、清潔に保ちながら使うことができるのです。


シュアー 男前アイロンPlatinum コードレススチームアイロン プラチナゴールド SI-310LM

 

立ち上がりのはやさという点では、こちらの商品がおすすめできます。電源を入れてから、わずか90秒でアイロンがけをはじめることができます。こちらは先端にスチームの噴射口が集まっていて、頑固なシワを狙って集中的にスチームをあてることが可能です。コードレスながら200mlの大きな給水タンクで、スチームの持続時間はじゅうぶんでしょう。さらにオートオフ機能もついているので安心です。

スチームアイロンの水は使い切ろう!

スチームアイロンをある程度長く使っていると、調子が悪くなってくることがあります。なんでも使っていればいずれは劣化していくものですが、普段の使い方によって劣化をはやめているというおそれもあるのです。

スチームアイロンを劣化させる原因のひとつに、タンクに残った水をそのまま放置していることが考えられます。大抵、アイロンに入れる水は水道水を使うでしょう。水道水にはカルキやカルシウムなどの成分が含まれています。

水道水に含まれるこれらの成分が固まると、水垢となってアイロンのタンクのなかやスチームの噴射口にこびりつくのです。お風呂の鏡などにこびりついている白い汚れと同じ原理ですね。

この水垢がスチームの噴射口をふさぎ、目詰まりを起こしてしまうことがあります。また、アイロンの内部に水垢がたまって熱伝導を悪くして、アイロンが温まりにくくなることもあるのです。

また、タンク内に残っている水のなかには雑菌やカビが発生するおそれもあります。水垢や雑菌などが付着している状態でスチームアイロンを使用すると、蒸気と一緒に水垢や雑菌も噴射してしまうことになるのです。

水垢などの発生を防ぐには、タンク内に水を残しておかないようにしてください。ただ、水道水を蒸発させればカルシウムなどの成分が残りますので、どうしても水垢は多少たまっていきます。ミネラル分を除去した精製水を使えば防ぐことができますが、この方法はランニングコストを考えるとあまり現実的ではないかもしれません。

スチームアイロンを長く安心して使うには、こまめにメンテナンスをすることが得策です。アイロンのかけ面を布でふき取ったり、噴射口のなかを綿棒や爪ようじなどで掃除してあげましょう。これでアイロンの表面についた水垢は取り除けます。

アイロンの内部をきれいにするには、お酢やレモン汁などの酸を使うのが効果的です。水垢は酸に反応して溶ける性質があります。

お酢やレモン汁を混ぜた水をタンクに入れ、スチームを全開にして水がなくなるまで出し切りましょう。蒸気でやけどをしないよう注意してください。出てくる蒸気を布で受け止めるようにすれば安全ですし、周りが汚れません。その後、普通の水を入れてもう一度スチームを噴射して、アイロンの内部をすすぎます。かけ面を布で拭きあげて掃除は完了です。

こまめにメンテナンスをして大切に使うことで、スチームアイロンの寿命は延びます。日頃の感謝を込めて、ときには手をかけてお手入れをしてあげることも必要ですね。

まとめ

ドライアイロンが高温に熱したかけ面を衣類に押しつけてシワを伸ばすのに対して、スチームアイロンは衣類に高温の蒸気をあてることでシワを伸ばします。ドライアイロンに比べてスチームアイロンは衣類に直接かけ面をあてている時間が少ないので、ウールなどアイロンの熱に弱い衣類にも使うことが可能です。

スチームアイロンはプレスがけ、スチームがけの2種類の使い方があります。アイロン台に置いた衣類にスチームをなじませ、かけ面を滑らせることでシワを伸ばすのがプレスがけです。蒸気の力を使うスチームアイロンは、それほど力を入れなくてもじゅうぶんにシワが取れるでしょう。

衣類をハンガーにかけたまま、スチームをあてるだけでアイロンがけができるのがスチームがけです。蒸気を含ませて繊維を膨らませることで、衣類をふっくらと仕上げることができます。手軽に短時間でシワを伸ばせるだけでなく、高温の蒸気をあてることで消臭効果も期待できるのです。

アイロンを使う前に、衣類についているタグの洗濯表示を確認しましょう。適切なアイロン温度が低温の場合は、あて布をしてアイロンがけをします。×マークがついている場合は、直接アイロンがけはできません。スチームがけを活用しましょう。

スチームがけをするときには、噴射される高温のスチームでやけどをしないように注意してください。衣類を手にもってスチームがけをするのは危険です。ハンガーかけなどを利用しましょう。

アイロンを選ぶときのポイントはいろいろあります。重量やサイズが大きければアイロンがけの効率はよくなりますが、手にもってスチームがけをするのは大変かもしれません。給水タンクが大きければ水をたくさん入れられ、スチームの持続時間が長くなります。しかしその分本体は大きく、重量も重くなります。

コードの有無も使い勝手を左右する要素です。コードがついているアイロンは使う場所やもつ角度によって使いづらいときがあります。コードをぐるぐる巻きにして収納していると、接触が悪くなって故障の原因にもなるのです。コードレスはコードが邪魔にならないので使いやすいですが、かけ面の温度が下がりやすいという難点もあります。

せっかくスチームアイロンを選ぶなら、スチームの量はとても大事ですね。スチームの量は商品説明のところに表示してあることもあるので、購入前に確認しましょう。アイロンは高温になる危険なものですので、安全面も気になりますね。オートオフなどの機能があるかなども判断の基準として考えておきましょう。

スチームアイロンを使うときの注意点として、タンクに残った水は必ず捨てることが大切です。タンクのなかに水を入れたままにすると、水垢がたまり、雑菌が繁殖してしまいます。水垢がスチームの噴射口につまってスチームが出なくなってしまうのです。古い水をそのまま使えば、水垢や雑菌を衣類に振りかけてしまうことにもなります。

タンクのなかを空にして乾燥させておくことで、清潔な状態で使うことができるのです。ときにはお手入れをしてあげることも必要です。かけ面や噴射口をこまめに掃除して、スチームアイロンを長く安全に使いましょう。お酢やレモン汁を水に混ぜてスチームを噴射させれば、アイロンの内部もきれいにすることができます。

さまざまな機能と特色をもったスチームアイロンが数多くありますので、自分がどんな機能を重要と考えるかを明確にして、自分に合ったアイロンを見極めましょう。

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