
家の中でもリビングやキッチン、トイレなど毎日使う場所に比べて押し入れの中は掃除が必要という印象はあまりないかもしれません。しかし押し入れには思っている以上にホコリが溜まっています。
押し入れは、布団の出し入れをするくらいであまり掃除しないという方も多いのではないでしょうか。しかし押し入れは定期的に掃除をしないとホコリも溜まり、カビが生えてきてしまう可能性もあります。
カビが生えた布団で眠らなくてはいけないなんてことは避けたいですよね。今回は、効果的な押し入れの掃除の方法を詳しく紹介していきます。

目次
押し入れは定期的なお掃除が必要です
押し入れはものを入れておく場所です。普段あまり中を見ることがないので、汚れていることに気が付きにくいかもしれません。また、押し入れを掃除するためには中のものを出し入れする必要があるため、頻繁に掃除することが難しい場所でもあるでしょう。
だからといって、掃除をしないというわけにはいけません。なぜなら、押し入れの中はほこりが溜まりやすかったり、カビが発生しやすかったりするからです。
押し入れは基本的に閉じているので、ほこりはあまり溜まらないと考えている方もいるでしょう。しかし、押し入れに入っていることの多い布団や衣服は出し入れした際にほこりが発生します。
ほこりはカビの好物なので、ほこりがあるとカビが発生しやすくなります。また、押し入れは閉めていることが多いので、湿気もたまりやすいです。それもカビが発生しやすい原因になります。
ほこりや湿気をため込んでカビを発生させることがないように、最低でも半年~1年に1回は掃除をおこなうようにしましょう。
押し入れ掃除をする前にものを全部出そう
押し入れの掃除をする前に、まずは押し入れの中に入れているものをすべて外へ出しましょう。ただし、掃除のためだけにすべてのものを出すというのは大変で難しいかと思います。衣替えなど、押し入れから荷物を出すタイミングで掃除をおこなうと、効率的に押し入れの中のものを出すことができるのではないでしょうか。押し入れの中の布団をついでに干しておくのもよいかもしれません。
また、中に入っているものを取り出す際にチェックしておくことも大切です。押し入れの中に入っているものの中には、不要なものもあるでしょう。押し入れの中に入っていたものが必要なものかどうかチェックして、不要だと思うものがあれば処分することをおすすめします。
不要なものがあったら先に処分しておくことで、押し入れ掃除にかかる手間を減らすことができるので、中に入っていたものを再度入れる手間が省けるのです。
必要なものと掃除手順
押し入れの掃除をするのには何が必要となるのでしょうか。事前にしっかりと準備しておくことで、効率的に掃除することができます。
必要な道具
・掃除機
押し入れの中のほこりを吸い取ります。大きなほこりがあればちり取りやホウキを使いましょう。
・アルコール除菌スプレー
カビの発生を予防するのに必要です。ただし、押し入れは塗装されて木材などを使用されていることもあるため、漂白剤タイプのものを使うと押し入れを痛めてしまうおそれがあります。カビを除去したいからといって漂白剤タイプのものを選ぶのは避けましょう。
・雑巾、タオル
アルコール除菌スプレーをしみ込ませてふき取るのに使います。いらなくなった布などでも代用することができますので、多めに用意しておきましょう。
ほかにもマスクや手袋など、ほこりによってアレルギー反応が出てしまう方は、しっかりと対策をする必要もあります。
掃除の手順
(1)掃除機をかける
荷物を取り出した押し入れに掃除機をかけます。ほこりは上から下に落ちるので天井から側面、床の順に掃除機をかけていきます。繊維くずやほこりは壁についていることもあるので、しっかりと掃除機をかけておきましょう。
(2)アルコール除菌スプレーでふき取る
ほこりをしっかり取り除くことができたら、アルコール除菌スプレーを雑巾にしみ込ませて拭いていきます。天井や隅のほうも、忘れず念入りに拭きましょう。
(3)乾燥させる
アルコール除菌スプレーで除菌することができたら、押し入れの中を乾燥させます。水分が残ったまま閉め切ってしまうと、せっかく除菌をしてもまたカビが生える原因になってしまうため、きちんと乾燥させましょう。
空気清浄機や扇風機などがあれば、押し入れに置いて乾かすのもおすすめです。目安としては、半日ほど開けっ放しにしておくとよいでしょう。
(4)荷物にカビがついていないか確認
もし、取り出した荷物にカビがついていたら、そのまま戻すことは避けましょう。そこからカビが繁殖して、きれいにした押し入れがカビだらけになってしまうおそれがあります。
そのため、カビのついているものはきちんと除去したうえで、天日干しなどをして湿気を取り除いてから押し入れの中に戻す必要があるのです。
(5)片付ける
押し入れ掃除やカビの除去が終わったら、取り出したものを元に戻します。このとき、次回掃除することを考えてちゃんと整理整頓しておくようにしましょう。
掃除のあとはカビ対策を!
押し入れの掃除をきちんとおこなっても、何も対策をしないままではカビが生えてきてしまうおそれがあります。押し入れの状態をきれいに保っておくためには、しっかりとしたカビ対策をしなければなりません。湿気対策として有効な方法は、以下のようなものがあります。
すのこを敷いておく
湿気をためないようにするためには、通気性をよくしなければいけません。すのこ床を敷いたり、壁に立てかけたりしておくと空気の通り道ができるため、通気性がよくなります。
また、押し入れの奥はすのこを立てかけなくても、5cmほど隙間を開けておくようにしてスペースを作れば問題ありません。
押し入れにものを詰め込みすぎない
押し入れの中に布団や荷物をパンパンに詰め込んではいませんか?荷物が詰まっていると風通しが悪くなり、カビが発生する原因になります。
とくに布団は人の汗や皮脂を吸っているためカビになりやすいもののひとつです。押し入れに入れる荷物は、少し余裕がある程度にしておきましょう。
除湿剤や乾燥材、新聞紙を入れておく
除湿剤や乾燥材、新聞紙は湿気を吸い取ってくれます。押し入れの中に置いておくだけで効果を発揮します。ただし、吸湿力には限界がありますので、こまめに確認して交換する必要があります。
押し入れの掃除をする
ほこりはカビのエサになります。そのため押し入れを掃除してほこりを取りぞくことは、カビ予防にもつながります。
ただし、どうしても押し入れの掃除を頻繁におこなうのは難しいという方は、扉を開けて換気をおこなうのがおすすめです。換気だけでもカビの対策になるので、普段の掃除などのときに扉を開けて換気することを習慣化しましょう。
布団を入れる前に乾燥させる
布団を使用すると、布団に汗が染み込んでいきます。そのため使用後すぐに押し入れにしまうと、湿気の原因になってしまいます。布団を使用したらしばらく乾燥させて、押し入れにしまうようにしましょう。
おすすめのカビ対策グッズ3選
カビ対策は掃除や換気などだけでなく、グッズを使っておこなうのもよいでしょう。たくさんの種類が販売されているので、おすすめのものをいくつかご紹介します。
【バイオ 押入れのカビきれい カビ予防】
押し入れ専用の防カビ剤です。バイオを使用しているため、カビ菌の原因になるものを二酸化炭素と無機物に分解してくれます。バイオは生き物のため、取り扱いには注意が必要ですが、押し入れの天井に貼るだけで、カビを予防してくれる便利なグッズです。
【最選炭 備長炭シート 押入れ用】
炭の効能を利用した押し入れ専用のシートです。自然由来の炭を利用していて、薬剤などを使っていないので安心して利用することができます。抗菌や防カビ効果に加えて消臭効果も期待できます。
【強力 除湿・消臭 シート押入れ用】
こちらも押し入れ用のシートです。敷いておくだけで除湿効果に加え、嫌なニオイも吸い取ってくれます。お知らせセンサーがついているため、シートに湿気が溜まり交換時期になるとセンサーの色が変わって知らせてくれます。薄いので収納スペースをあまり取らず、天日干しをすれば繰り返し使えるので経済的です。
まとめ
押し入れは普段扉が閉まっているので、ホコリがたまるイメージはないかもしれません。しかし、意外にほこりは溜まりやすく、定期的な掃除が必要な場所です。
常に扉が閉まっているということは、湿気がこもりやすくほこりを餌にしてカビやダニが発生することもあるということになります。そのため、押し入れの掃除は半年から1年に1回はおこなうようにしましょう。
また、掃除が終わったらしっかりとカビの対策をしなければ、再びカビが発生してしまうこともあります。日頃から扉を開けて換気することを心がけて、カビの再発防止対策をしましょう。
もし押し入れのカビが自分で除去しきれない場合は、業者に頼むのもひとつの方法です。そのままにしておくとさらにカビが繁殖してしまう場合もあります。カビによる健康被害が出る前に、早めに業者に相談して解決しておきましょう。
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