車のバッテリーが上がってしまって、困った経験がある人は多いでしょう。車のトラブルのなかでも、バッテリー上がりはよくおこりやすいものです。
では、バッテリー上がりを解決するにはどのような方法があるのでしょうか。身近で対応してくれそうなところといえばガソリンスタンドを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかしバッテリー上がりはガソリンスタンドでも対応してくれますが、利用するには注意が必要です。そこで今回は、ガソリンスタンドで充電をおこなうさいの注意点やそれ以外の解決方法もあわせてご紹介していきます。
目次
ガソリンスタンドでバッテリー充電する際の注意点
バッテリーの充電はガソリンスタンドでもできます。そう聞くと給油のついでにおこなうこともできて便利そうと思う人もいるかもしれません。しかし、できればバッテリー上がりのときガソリンスタンドで充電してもらうのは避けたほうがよいのです。
バッテリーに負荷がかかる
バッテリーは、通常ゆっくりと充電されていくのが理想です。しかしガソリンスタンドでおこなえるのは急速充電になります。
急速充電は短時間でたくさん充電しようとするので、バッテリーに負荷がかかってしまいます。1度急速充電をしたくらいではあまり違いは感じないかもしれませんが、何度もおこなっていると確実にバッテリーの寿命が短くなっていくでしょう。
寿命が短くなれば最大容量も減っていき、バッテリーが上がりやすくなってしまいます。なるべく急速充電をおこなうのは避けたいところです。
ガソリンスタンドまで持っていく必要がある
ガソリンスタンドで充電をおこなうには、車をガソリンスタンドまで移動させる必要があります。ガソリンスタンドでは出張対応などはしてくれません。もしエンジンもかからないような状態になっている場合、ガソリンスタンドまで移動することは困難です。そのためガソリンスタンドでの充電は、あくまで車が走れる状態のうちにしかおこなえないのです。
バッテリー上がりのおすすめ対処法① ~自分でなんとかする~
バッテリー上がりをガソリンスタンドで解決するのは難しい、もしくは避けたほうがよいことがわかりました。ではどうやって解決するのがよいのでしょうか。まずは自分でおこなえる方法をご紹介していきます。
ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターは小型の外付けバッテリーです。車の中に装備しておけば、出先でバッテリーが上がってしまっても、ジャンプスターターを使うことでエンジンを動かせるようになるのです。
ジャンプスターターには本体とは別にケーブルが付属しています。このケーブルは赤と黒にわかれており、赤はプラス端子、黒はマイナス端子用です。バッテリーにはそれぞれの端子がついているので、これらをケーブルとつなぎます。そのあと、ケーブルと本体をつないだら、充電を開始することができます。
ジャンプスターターの性能や形状はメーカーによってさまざまです。バッテリーによってもボルトやアンペア、電池容量など違います。購入する際には、車のバッテリーをよく確認して、合うジャンプスターターを選んでください。
ブースターケーブルで車と車をつなぐ
ブースターケーブルを使うのは、正常に動いている車からバッテリーの電力を分けてもらう方法です。こちらも赤と黒のケーブルがあり、赤がプラス端子、黒がマイナス端子用です。バッテリーが上がった車、救援車の順でプラス端子をつないだのちに、救援車、バッテリーが上がった車の順でマイナス端子をつなぎます。
ケーブルをつなぐことができたら、救援車のエンジンをかけて充電開始です。このようにブースターケーブルを使う方法には救援車が必要になります。ご家族やお友達の車など助けを呼べる場合には有効ですが、1人で直そうとするとこの方法は使えません。
また、ブースターケーブルと車をつなぐ際にミスがあると、ショートをおこしたり火花が発生したりすることもあります。使用には手順を守って十分注意しながらおこなうことが大切です。もし不安な人は使用を控えたほうがよいでしょう。
バッテリー上がりのおすすめ対処法② ~プロを頼ってみる~
自分で解決するのは難しそうと感じたら、プロにお願いしましょう。バッテリー上がりはガソリンスタンド以外にも解決してくれるプロがいるのです。
JAFを呼ぶ
車のことでトラブルがあったらJAFを思い浮かべる人も多いでしょう。JAFならバッテリー上がりも解決してくれます。
JAF会員ならバッテリー上がりは基本的に無料です。新しいバッテリーや部品の交換が必要になった場合は、その分の料金がかかってきます。
非会員の場合12,000~15,000円程の料金がかかってしまいます。また、夜間など追加料金がかかってしまうこともあるそうです。しかし、もし車が動かない原因がバッテリー上がり以外に見つかっても、JAFなら対処してくれるという安心もあります。
任意保険のロードサービスを呼ぶ
ご加入の自動車保険によってはロードサービスを受けることができるものもあります。ロードサービスが受けることができるのであれば、たいていバッテリー上がりの対応もしてくれるところが多いそうです。一度、ご加入の自動車保険のサービス内容をご確認ください。
バッテリー上がりの対応業者を呼ぶ
JAFや自動車保険のロードサービス以外にも、バッテリー上がりに対応してくれる業者があります。生活110番では年中無休で出張費もかからない業者を見つけることができます。ぜひ一度利用してみてください。
なぜバッテリー上がりが起こるのか
バッテリー上がりをガソリンスタンド以外で解決する方法がわかりましたが、そもそもバッテリー上がりの原因はなんでしょう。原因を知っておかなければ、解決しても再びバッテリーが上がりかねません。次のことに注意してバッテリー上がりを防ぎましょう。
○○しっぱなし
車を使用すると電気を使うシーンがとても多いです。そしてバッテリー内に充電されている量を超える電力を使用してしまうことで、バッテリー上がりがおきてしまいます。
とくに多いのがライトのつけっぱなしやエアコンのつけっぱなしです。消すのを忘れてつけっぱなしで車を降りてしまうと、充電されないまま電力が消費されていく一方です。また、ドアの開けっぱなしもルームライトが点灯したままになってしまうためよくありません。車を降りる際には十分に注意してください。
バッテリーの寿命が近い
バッテリーの寿命は車の使い方によって大きく左右されますが、だいたい2~3年といわれています。車には走行することによって発電できる機械が取り付けられており、その電気によってバッテリーが充電されていきます。そのため、とくに短距離移動にしか使われていない車やそもそも使用頻度が低い車は十分に充電ができず寿命が短くなりやすいです。寿命が短くなる理由は、自然放電といって、停車中にも電力は消費されていっているからです。また、夜間の走行が多い車も、ライトの使用が増えるため電力を多く消費します。
バッテリーの寿命が近くなると次のような症状があらわれます。このような症状がないか確認してみましょう。
〇ライトの明るさが弱くなっている
〇窓の開閉が遅くなった
〇セルモーターの回転が悪くなった
〇バッテリー液の減りが早いまたは漏れている
〇バッテリーが膨張している
バッテリーの寿命がいつまでかという判断は難しく、ある日突然バッテリー上がりをおこしてしまうこともあります。だいたいの寿命といわれている2~3年になったら、トラブルが起きる前に新しいものと交換することをおすすめします。
まとめ
車のバッテリー上がりは、ガソリンスタンドで充電してもらうことは可能です。しかし、出張対応はしていないので車をガソリンスタンドまで移動させなければなりません。また、ガソリンスタンドでできる充電は急速充電にあたるため、バッテリーに負荷がかかり、寿命を短くすることになります。
バッテリーはジャンプスターターやブースターケーブルを使って自分で充電することもできます。もし自分でおこなうことに不安があるようならば、業者に依頼してみましょう。出張費無料などのサービスをおこなっている業者もあります。
バッテリー上がりが解決しても、車の使い方に気をつけなければまたすぐおこってしまいます。電力の消費とバッテリーの寿命に気をつけて、快適なカーライフを送りましょう。
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