ドブネズミは、湿った場所を好み、食品倉庫や床下、壁の中などにに巣をつくり暮らしています。
また寒さに非常に強いので、年中ずっと活動することが出来ます。さらに活動する時間帯も幅広いので、昼夜を問わず私たちを悩ませる厄介者です。
小さな隙間であっても頭さえ入れば簡単に侵入してしまうため、1度侵入を許せば家から追い出すことは難しいです。人が出したゴミなどを漁り、糞をするなどドブネズミは不衛生です。ドブネズミに悩まされている方のお役に少しでも立てるよう、そんな厄介なドブネズミの生態と対策を紹介します。
目次
大きいドブネズミの正体は?ドブネズミの生態
ドブネズミはイエネズミ呼ばれるネズミの一種です。イエネズミの詳細については、過去コラム「恐怖のイエネズミ!その種類は、生態は、見分け方は? 」にて詳しくご紹介しております。気になる方は合わせてご覧ください。
ドブネズミはこんな動物
ドブネズミはクマネズミに似ていますが、クマネズミに比べると尾が身体よりも短く、耳が小さいことが特徴です。ドブネズミは中央アジア、シベリアが原産とされていますが今や世界中で見かけます。
日本全土に住んでおり主にゴミ捨て場や建物の地下や外周の植え込み、下水道などに生息しています。湿った場所を好むため、市場でも見かけることがあります。泳ぎが得意でドブの中を移動していることが多いことからドブネズミと呼ばれるようです。平面的に行動することが多いため、高層ビルやマンションなどの上層階などには、出現することは少ないようです。
ドブネズミは人がこぼしたり、捨てた食べ物を漁ったりすることで栄養を付け、森にすむネズミよりも一段と大きくなっているようです。
ドブネズミは無敵?
このように人間や他の動物を悩ませるドブネズミには苦手なものがないかというと、そうではありません。
ドブネズミにも苦手な生物はおり、鷲などの大型の鳥類や猫、ヘビなどを苦手としています。ですが現在わたしたちが住んでいる環境にはこのような捕食者はいません。ドブネズミは他のネズミと比べて非常に体格が大きいため、捕食者も限られているのにもかかわらず、わたしたちの住んでいる環境がよりドブネズミの進化を促していると言えるでしょう。
ドブネズミがどんどん巨大化?
ドブネズミは、人間が捨てたものなどたくさんのものを食べるため非常に大きくなった個体が発見されることがあるそうです。その傾向は日本のみならず、イギリスなどの外国でも問題になっているドブネズミの巨大化は止まらず、体長が60cmを超えた個体が発見されているという情報もあります。レストランやファーストフード店に住み着いたネズミは家庭に住みドブネズミより一層大きくなってしまっているようです。
これだけ大きくなってしまうとネズミ用に販売している駆除スプレーなどではなかなか駆除できなくなってしまいとても厄介です。さらにネズミも殺鼠剤に対して耐性を持ち始めているため、小さいうちに駆除できなくなっていることも巨大化の原因になっているようです。
ドブネズミによる人への被害
ドブネズミによる人への被害として挙げられるのは、人間の食べ物を漁ることです。雑食性であるドブネズミですが、魚介類や肉も好んで食べます。
また、ドブネズミは共食いすることもあるほど気性の荒い生物です。自分より小さな生物を攻撃対象として、自ら狩りをすることもあります。そのためハムスターやインコなどドブネズミより小さなペットが食い殺されてしまう可能性があります。ペットへの被害にとどまらず、希少な生き物の卵や子供を襲うこともあります。
また、ドブネズミは際限なく前歯が伸び続けるため、常に固いものをかじって歯を削っています。建材に使われているプラスチックや木材、家具屋家電など家財にも被害が及びます。コードなどの配線をかじられてそれが原因で家事や停電に可能性もあります。
また日本では被害例はありませんが、海外ではお年寄りや赤子など動きが自由でない人間に噛み付く事例もあるようなので、この獰猛さには注意しなくてはいけません。
ドブネズミは不衛生な存在
ドブネズミはサルモネラ菌などの病原菌を媒介します。また、ドブネズミにはダニやノミが寄生しているため、ダニやノミがもった病原菌にも警戒が必要になります。
ネズミに寄生していたノミが、ネズミの死亡後に人間に寄生することもあり、そこから感染する可能性もあるようです。食中毒を引き起こすサルモネラ菌、E型肺炎ウイルスなど、非常に危険な病原菌を保持している可能性が高いのです。
病原菌は触ることがなくても、掃除中にネズミの尿や糞から感染することがあります。
ネズミは尿を垂れ流しながら行動することがあります。糞や糞らしきものを見つけたら、直接身体に触れることがないよう服装にも気をつけなくてはなりません。見た目をキレイにするだけでなく、病原菌を根から絶つ消毒を徹底する必要があります。
このように直接的に人間の身体に影響を与えることもあるため、非常に危険です。
ドブネズミの駆除方法
ドブネズミの駆除方法としては、これからご紹介する方法が一般的です。
・殺鼠剤を使用する
ドブネズミは通常の大きさであれば、一般的な殺鼠剤で駆除することが出来ます。
殺鼠剤にもいろいろな種類があるので、死骸を見たくないという希望があれば毒餌でないタイプを探してみるのもいいかもしれません。
・ネズミ用の忌避剤を使用する
侵入経路と思われる場所にネズミ用の忌避剤を使用し寄せ付けなくする方法を試してみましょう。スプレータイプにものでも効果が期待できます。
・ネズミ用の罠を設置する
粘着シートなどのネズミ用の罠も有効です。ドブネズミは、獰猛ですが警戒心は強くないため、他のネズミより罠にかかりやすい傾向にあるようです。しかし、ドブネズミは体が大きいため、トラップはしっかり固定しておかないと暴れて逃げられてしまうことがあります。
また、捕獲した後処分する際、噛まれる場合があるので十分注意が必要です。
ドブネズミは毒餌や撒毒に耐性ができてきているため、市販の殺鼠剤では駆除できないことがあるかもしれません。そのようなときはドブネズミ駆除のプロに相談されるのがいいでしょう。
まとめ
ドブネズミは非常に気性が荒く獰猛なため、人間に直接的な被害をもたらす害獣です。
さらに、人間の環境に適応することで巨大化しており、殺鼠剤への耐性もできてしまっています。このようにドブネズミは今も厄介な進化をし続けているのです。
非常に強力な病原菌を媒介するため危険なので、放置するのは得策ではないと言えます。ドブネズミの痕跡があれば早期、駆除を試みるのがいいでしょう。
なかなか駆除できない場合は、耐性ができてしまっていると考えてよいでしょう。専門業者は、さまざまな事例の中で豊富な駆除方法に精通しています。ドブネズミ駆除のプロに依頼してみてはいかがでしょうか。
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