ハツカネズミは意外と厄介！？その被害を予防し、対処する方法とは？

ハツカネズミは家の中にあらわれるネズミです。しかし、私たちがイメージするネズミとは違うかもしれません。
ハツカネズミが感染症や病気を引き起こす菌を家の中に持ち込んだり、家の中の家具や家電を壊したりすることがあるのです。

そんな厄介なハツカネズミの被害を未然に予防し、適切に対処する方法についてご紹介します。

ハツカネズミってどんな生きもの？

家庭にあらわれるネズミにはクマネズミ、ドブネズミなどがいますが、ハツカネズミもそれらの家ネズミの1種として知られています。ハツカネズミは家の中のほかに、草地、河原、荒れ地などさまざまな場所でも生息しており、もしかすると普段生活する中で遭遇する機会があるかもしれません。

ハツカネズミの身体的特徴

ハツカネズミは家ネズミの中では比較的小さく、成獣で頭胴長が57~91mm、尾長が42~80mm、体重10~25g程度になっています。ハムスターくらいのサイズをイメージしてもらえば近いかもしれません。

ハツカネズミと聞くと、赤い目に白い体のネズミをイメージするかもしれませんが、それは多くの場合実験などで使うために品種改良された「マウス」を指します。家の中や野生で発見されるハツカネズミは体色が黒色、褐色、灰色、ベージュなどさまざまなものが存在します。

また、ハツカネズミは独特なにおいをもっており、ハツカネズミやハツカネズミの通り道からはカビのようなにおいがすることもあります。

ハツカネズミの生態

ハツカネズミという名前の由来にもなったように、おおむね20日の期間、妊娠して1度に2~7匹の子供を産みます。そして、ハツカネズミが成獣になるには、3か月ほどの期間を要します。成獣になったハツカネズミの寿命は1~2年程度になっています。

雨風をしのぐことができる密閉空間を好みます。基本的には夜行性ですが、人がいなくなったときを見計らって活動する場合もあります。それに加えて、乾きに対する耐性が強く、水がない空間でも長期間生き延びることができます。そのため、家の中に住み着かれたら厄介かもしれません。

ハツカネズミが与える被害とは

ハツカネズミが人に与える害には大きく2つあります。ひとつは衛生面の害、もうひとつは財産面の害です。

衛生面での害

家の中に出るネズミの中ではハツカネズミはそれほど危険ではないとはいわれるものの、油断は禁物です。

ハツカネズミは生活するうえで、天井裏やごみ置き場など不衛生な場所を徘徊しています。そんなハツカネズミに触れたり、噛まれたりすれば、サルモネラ菌、レブトスピラ菌、ペスト菌などの病原菌に感染してしまうおそれがあります。

財産面での被害

ハツカネズミは生きている限り前歯が伸び続けるため、常に何か固いものをかじって歯を削らなければなりません。そのため、ハツカネズミが家の中にある家具や家電をかじる危険性は十分にあります。

家具や家電がハツカネズミによってかじられれば、それらの資産的価値が下がるのはもちろんのこと、家電のコードなどの場合は火災につながるおそれもあります。
また、ハツカネズミはあたりに糞尿をまき散らすので、それが原因で家具や家電が痛むこともあり得ます。それに加えて、ゴキブリやハエなどの害虫が発生する場合もあるでしょう。

ハツカネズミの被害にあわないためにできることは？

ハツカネズミはほんの1~2cmほどの隙間さえあれば、家の中に侵入してしまうことができます。そこで、ハツカネズミの対策に使えるものをご紹介します。

ネズミ捕獲用の罠

粘着シートや箱型の罠など、ネズミを捕獲するための罠は数多く市販されています。ハツカネズミは好奇心が強いので、こういった罠にむやみに近づき、簡単にとらえることができるといわれています。ハツカネズミの通り道にこれらの罠を仕掛ければ、被害に遭う前に駆除できるかもしれません。

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強力なバネで大きなネズミも捕獲できる罠。捕獲したネズミは触らないで処理することができ、洗って何度も再利用できる罠です。

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こちらも何度の再利用できるネズミの罠です。かご中に生きたまま捕えるため、ネズミを殺すことなく対処できます。

毒

ハツカネズミの駆除には毒も有効です。ネズミを駆除するための毒を餌に混ぜれば、餌を食べたネズミを駆除できるでしょう。

また、ハツカネズミの通り道に毒をまいておくだけでも、ハツカネズミの体に毒が付着します。ネズミは毛づくろいをするので、そのときに毒がネズミの体内に入れば、それだけでも駆除できるかもしれません。

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粉末状の殺鼠剤になります。ネズミが好む食べ物と混ぜて使うことで、毒餌として利用することができます。

電磁波・超音波

コウモリやカラスなどの害獣を駆除するときに電磁波や超音波を発生させる機器を使うことがありますが、それはネズミにも使うことができます。ハツカネズミを駆除できても、その死骸を掃除するのは精神的に辛いときがあります。そういうときは、ハツカネズミを追い出したり寄せ付けたりしないようにする方法がおすすめです。

ただし、電磁波や超音波を発生させ続けると、ハツカネズミも慣れてしまうことがあるので効果が薄くなります。そのため、定期的に発生のパターンを変えたり、複数の機器を使ったりして対応しましょう。

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5種類の超音波と強力な電磁波を使ってネズミを駆除するため、小さなお子様やペットがいる家でも安心して使うことができます。また、コンセントにさすだけで簡単に使うことができます。

もしハツカネズミの被害にあったら業者に駆除の依頼を

入念にハツカネズミを防止したり駆除したりする工夫をしたとしても、即効性があるとは限りません。それどころか、いつまでたってもハツカネズミの被害が収まらないこともあります。そういうときはハツカネズミがすでに大量繁殖してしまって、個人では手に負えないこともあります。

ハツカネズミを含むネズミは駆除するのに大変な作業が必要になり、数万円程度のコストがかかってしまいます。ですが、健康や財産への被害を考慮すると、ネズミ駆除の業者に依頼するのが安いかもしれません。

まとめ

野生のハツカネズミは私たちにさまざまな害をもたらす危険生物のひとつといえるでしょう。そのため、ハツカネズミに対して何か対策を講じるときは決して油断することなく、徹底的に行うことが必要不可欠です。

ハツカネズミの餌になるものを置かない、侵入経路を作らないということが一番の対策にはなるでしょう。しかし、私たちが生活する以上そうはいかないことあります。
そのような場合はネズミ駆除の業者にまずは相談からでもいいので、依頼することをおすすめします。

ねずみ駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ねずみ駆除」をご覧ください。